■スポンサードリンク
妖奇切断譜
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
妖奇切断譜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
出だしから異様な雰囲気を全開に醸し出している。グロく、ねっとりと肌にまとわりつくような描写の連続だ。ここで拒絶反応を示した方は、すみやかに本棚に戻そう。反対に、ここでそそられた人はレジへ直行しよう。竜頭ではない、妖頭。続じて蛇尾とくる。妖頭蛇尾だ。最後のカルタシスの乱発は見事なものだが、やはりしっくりとこない。えっ、そんだけ? と呆気すら取られる。また伏線回収がなされていない部分も多い。これらには不満だ。数多くの貫井作品を読んでからだと、程度が引くく感じられる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
トリックというか犯人事態は何となく解るので推理小説としての完成度は並だが、作品全体が醸し出し感覚というか文体から滲み出す味みたいなものに何となく惹き付けられてしまった。時代劇物が読まず嫌いな書評子にとっては、新鮮な言い回しの文章だったからなのかもしれない。 内容は、東京中の美人を描いた錦絵「今様美女三十六歌仙」。これに描かれた美人が次々と殺され、バラバラにされて身体のある一部を除いて稲荷神社に捨てられるという事件が起こった。元公家で幼馴染みの藤下家の珠子がこれに描かれていたということで、次は珠子が殺されるのではないかと、事件の解明を依頼される九条。しかし、珠子が第3の被害者となってしまう・・・。 「今様美女三十六歌仙」と稲荷神社とのつながりとは? 残虐な殺人を繰り返す犯人とは果たして誰なのか!? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
残念である。本の1/4の段階で結末の半分が見え、1/2の段階で8割方見えてしまった。そういった目で読んでいくと、随所に物語をわざと複雑にするためだけの工夫が見えてくる。そして共感を覚えない登場人物たち。久しぶりに失敗作に出会った。まあ、そういうこともあるでしょう。貫井徳郎はエンターテイメント作家なのだから、この1冊で彼に失望するなんてことは、もちろん無い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
貫井徳郎を知り久々に「当たり」の作家に出会ったと感動しました。やはり、私もデビュー作の「慟哭」から入った口です。そのため、時代感の強く出ているこの作品を買う際には、一片のためらいがあったことはたしかです。しかし、読んだあとにはまたも「やられた!」と深いため息と心地よい倦怠感。そしてそれに反する気持ちの高揚を強く感じざるをえませんでした。 事件の背景にはその時代の価値観が強く表されており、そんな理由でこの事件が起きたのか・・・犯人って・・・と正直ビックリ!(どんな風にビックリしたかは、語りません・・・いえ、語れません) 軽めのオカルト好きの私的には好きな展開でした。でも、好みは分かれるかもしれませんが・・・。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!