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慟哭
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慟哭の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全148件 1~20 1/8ページ
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私は今までネタバレが大丈夫でした。 しかしこの「慟哭」を経て、ネタバレとはいかに無粋なものかと思い知った。 明かされた真実に「え?は?…あ、あぁ!そういうことか!」と、謎が瓦解していく衝撃はとてもすごかった。点と点、線と線が交差する快感を初めて感じた気がする。 読み返して「あ~なるほどね、ふんふん」と知った顔で読むのも面白いが、やはりこの本の醍醐味は初見でこそ発揮される。もし結末及び真実を知らない人がいたら、どうかそのままのあなたで読んで欲しい。 あと、世の中の宗教がなぜ廃れないのか、あんなにも多いのか、ということに関しても細かく執筆されており、終始ダレることなく読破できました。黒魔術の描写は結構ゾクっとしました。 | ||||
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20年ほど前に読んだのですが、息子が大学生となり、書籍や映画、音楽の話をしている中で、最も面白いサスペンスは何かという話から思い出し、kindleで購入して読ませました。 久しぶりに読み返しましたが、まはに、慟哭。 決して映像化はできない作品ですが、今の時代ならNetflixがやってのけるかも(笑) | ||||
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「犯人」の正体と、仕掛けられたトリックに関しては途中で予想がつきましたが、他の部分も含め最後まで面白く読む事が出来ました。 タイトルの回収も素晴らしかったです。 | ||||
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こういうトリックは毎回騙されてしまう。先が気になる展開で一気読みしました。 悲しくてやりきれないストーリーですが、骨太で読みごたえがありました。 | ||||
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作者の力量だと思うが、人物も事件の描写も非常にリアリティーがあり良かったが、最後その終わり方で良いのか?が疑問に感じた。これだと最初からの話とちょっとつながらないように思う。本の最後95%くらいまでは良かっただけに、最後5%の部分が自分には少し残念で星を一つ減らしました。 | ||||
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終わり方に、ちょっとびっくりです! 初作家です。作家名は存じ上げていましたが、作品を読了したのは初めてです。男女ともに心理描写&表現力が上手く、久々に小説を読んでドキドキ、ワクワク♪、ゾワゾワ(良い意味での)しました。中だるみも無く、最後まで楽しめました。他の作品も期待大です。 | ||||
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ラストについては中盤を過ぎた辺りから あれ?もしかしてこれって…となんとなく思い始め、その予想がほとんど当たってしまった。 しかし、それを抜きにしても引き込まれる内容で端的に言えば小説として面白かった。 | ||||
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社会派推理小説の第一人者松本清張の後継作家と評される貫井徳郎は、デビュー作品「慟哭」でその才能を遺憾なく発揮したと思う。貫井の作風は松本清張の持ち味である情緒性や感傷的な趣向をあえて抑制し、犯罪者を巡る残酷な真実を容赦なく読者に突き付けてくる。謎解きというより、人間の深淵に潜む闇の追求といえるようだ。 本作「慟哭」では、連続幼女誘拐事件に取り組む警察捜査の膠着状況と内部人事の混沌さが描きだされる一方で、社会から脱落して人生に絶望した孤独な落伍者のストーリーが同時進行的に展開される。絶望の縁に立たさている哀れな人間に優しく救いの手を差し伸べる振りをしながら、都合よく洗脳して利用、搾取していくカルト教団との絡みもあり、この辺はまさに現在の社会問題そのものである。 一見無関係な警察側とカルト宗教洗脳者の行動を平行して進行させる手法は、作者が頭脳的に仕組んだ巧妙なトリックであり、結末はまさしく作者の思い通りに読者に痛烈な衝撃を与える。筆力、構成力、創造力において卓越した秀作である。 ただひとつ残念な点は、日常的に使用しない難解な漢字表現にこだわりがありすぎること。そのために読みながら所々でリズムが崩れるというか、つまづいてしまう。振り仮名はついているが、現代国語辞典にも載っていないような漢字が目立つ。読み応え十分な長編作品だけに少々残念である。 ちなみに後期の作品では、読解不能な漢字表現は減少しています。 | ||||
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ひたすらに暗く重たい話ですが、「警察もの」としてもおもしろかったです。メイントリックは伏線やヒントがわかりやすく散りばめらているので真相を見抜く難易度は高くありませんが、最初から最後までだれることなく一気に読ませます。どんよりとした暗い空をイメージしながら読みました。題名にもなっている慟哭のシーンが読み手の胸に刺さります。 | ||||
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二重の意味で「警察」小説ですが、これ以上はネタバレなので。 それにしても、人間は何でもできるし、そこがやるせない。最後の大ガッカリを味わうべく、じっくり読みましょうっ! | ||||
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叙述トリック自体はそこまで難しくなかったですが、むしろその推理の通りにならないでくれ、と願いながら読み進めましたが推理通りの結末に。ラストも救いがなく「イヤミス」といった感じです。 作中の「人は信じたいものを信じる」という言葉は今の様相を表しているようで考えさせられました。 | ||||
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少し汚れはありましたが、値段を考えると十分満足です。 | ||||
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登場人物の呼び方に特徴があって、引っかかるなと読み進んで行くと、やはり!という展開に。 でも、最後まで飽きさせないストーリーでした。 | ||||
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早い段階で作者の仕掛けるトリックには気付いていたものの、それでも引き込まれる作品だった。 叙述トリックに慣れていない状態で読んでいれば、もっと深く突き刺さる作品だったのだろうと思うと、少し残念。 | ||||
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初めてのことかもしれません。 読んでる途中で犯人かなぁと思ったら当たってました。 貫井さんの作品は「愚行録」に続き二作目でした。 章ごとに主体が変わっていく構成が物語に広がりを持たせています。 僕が貫井さんの文章好きだなと思うのは、物語全体に独特の陰鬱な感じというか暗い雰囲気があるからです。 もっとどっぷり、どんどん救いのない物語を生み出してほしい。 | ||||
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最初の方で、結末が分かりました。 彼の正体について、伏線が張っていたので、分かりました。 他の方も言ってましが、その結末では無いといいな…と思いながら読んでましたが。 覆りませんでした。 ここから、【ネタバレ】になりますが… 最初の4人の真犯人は誰? 彼の正体は、30代で無職なのに金回りがいい →30代男性の虚無感 →そのお金は、警視時代の使い切れなかったお給料や退職金なのかと思いました。 →婿養子だったのに、1人暮らし。離婚して名字が変わった。 そこで、彼(松本)=佐伯と判明しました。 丘本警部補の執念や元警察官への敬意は素晴らしいと思いました。 | ||||
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すごい面白かった。2つのお話が重なって最後は驚愕のラスト!ありえない事でも当事者になるとこのように変貌するのか? | ||||
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映画の愚行録を見て作者を知りました。原作を読もうとしたところ、慟哭の方が評判が良かったのでこちらから読みました。最後の10ページくらいからの展開に「えっ?えっ?どういうこと?」と軽くパニックになり、頭の中で整理しながら読み進めました(笑)読了後は悲しいとか切ないとかの感想になりますが、読み応えがあり、とても面白かったです。 | ||||
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これは私の好きな警察もの。 捜査一課長の佐伯さんは能力の高いキレ者。事件をバンバン解決していくのかと思ったが、そういう話ではなかった。 人間誰しも、心の奥には辛いものを抱えているんだな…。 ラストは、驚きと同時に切なくなった。 | ||||
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「愚行録」に続いて貫井さん作品2冊目。 難航する連続女児殺人事件の捜査の指揮をとる捜査一課長・佐伯と、新興宗教にのめりこむ「彼」の物語が章ごとに交互に語られてゆく。 人物の描写や背景が丁寧に描かれている。佐伯や伊津子を好ましく思いながら読んでいった。 メインストーリーとサブストーリーが交わった時、頭が真っ白になった。 あまりの衝撃に、ページをめくれなかった。 大きな哀しみに打ち据えられた佐伯の「慟哭」。この場面のために用意されたタイトルなのだろう。 感情を表出できればよかったのか。 誰から見てもわかるように。誰から見ても理解できるように。 でも佐伯はそうしなかった。そうできなかった。 ただただ、自分が瓦解する音を聞いていることしかできなかった。 こんなに哀しい「慟哭」を私は知らない。 胸が詰まり、ワンテンポ遅れて涙が溢れた。 なかなか再読できず、再読しても佐伯や伊津子に感情移入してしまって本を閉じてしまうことの繰り返しだった。 私はこの作品がミステリー・推理小説だと知らずに読んでいたが、ミステリー・推理小説を読みなれた方なら驚きはもっと小さいだろうし、もっと早い段階で犯人がわかるのかもしれない。 | ||||
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