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スコッチ・ゲーム
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スコッチ・ゲームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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タックシリーズ四作目。今までは主要キャラ四人が集まってワイワイ推理合戦するのがお約束の流れでしたが本作はガラリと趣向が変わり完全にタカチが主人公。お馴染みのメンバーが出てくるのは終盤も終盤です。それまではタカチの過去がメインで語られるので彼女が好きな方には外せない一冊となるでしょう。 既刊で何度か匂わせていたタカチの過去が本作で本格的に解剖されるわけですが、不可解な連続殺人事件よりも登場人物の心情描写に力が入っている印象でした。タカチという人物の人となりを知るには充分すぎる内容ですがミステリー小説としては正直どうかなという感じ。もともと力業のトリックが多い作者ですが本作も例に漏れずかなり強引なタネ明かしでした。パズルが嵌まる感覚というよりは無理やり辻褄を合わせたという方が近いです。動機も納得できるものじゃないかなぁ…殺人という一線を気軽に越える人の多いこと多いこと。 しかしシリーズも四冊目となると登場人物に多少の愛着は湧くものでタカチが精神的に一皮剥けるラストは胸にグッときました。たとえ結婚していてもどんな立場に立たされていてもその人が困っていたら絶対に駆けつけると誓えるほど大切な人間がいるというのは素直に羨ましい。ミステリー小説としてではなく一人の少女の成長物語として楽しんでください。☆3。 | ||||
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1998年にカドカワ・エンタテインメントとして刊行されたものの文庫化。 匠千暁シリーズの第5作。順番に読んだ方が良い。 謎解きに関しては期待すべきではない。もうちょっとプロットを整理できなかったのだろうか? 犯人やトリックは悪くないのだが、本書のストーリー構成のなかでは納得できない。 キャラクター小説、青春小説としては楽しめると思う。決して明るくも爽快でもない青春だが。 | ||||
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1998年にカドカワ・エンタテインメントとして刊行されたものの文庫化。 匠千暁シリーズの第5作。順番に読んだ方が良い。 謎解きに関しては期待すべきではない。もうちょっとプロットを整理できなかったのだろうか? 犯人やトリックは悪くないのだが、本書のストーリー構成のなかでは納得できない。 キャラクター小説、青春小説としては楽しめると思う。決して明るくも爽快でもない青春だが。 | ||||
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作者はSF的設定の中である縛りを設け、その縛りの中で謎を論理的に解くロジカル・ミステリの大家。そのSFタイプの本とは別に匠千暁を主人公とする青春ミステリのシリーズも持っている。本作はその匠千暁シリーズ中の一作で千暁の仲間、高瀬千帆をメイン・キャラクタに据えている。 メインの謎はウィスキーのビンが洗った上で川原に捨てられていたというもので、題名にふさわしい。だが、謎解きは話がクドイだけで平凡かつ非現実的。犯人像も西澤氏とは思えない程イイ加減。本シリーズは「解体諸因」(傑作)を除くと、ミステリと言うよりは青春小説なので、登場人物に感情移入できないと賞味できない。本作も青春時代の心の揺れや憧憬といった点を味わうべき作品なのだろう。 タカチこと高瀬千帆の過去も分かる仕掛けになっているので、匠千暁シリーズのファンの方はどうぞ。 | ||||
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