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彼女が死んだ夜
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彼女が死んだ夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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西澤氏といえば「七回死んだ男」や「人格転移の殺人」のようにSFを絡めた特殊設定ミステリーが有名だが、根からのパズラーなんだと確認できる一作、それも特殊な状況に対して「この場合はこうする、こう考えるはずだ」といった仮説を予想外のところから引っ張り出しロジックを展開するやり方に非常に長けてる人だと思う 今作は上記の作品のような特殊設定は存在しないが、不可解な状況から仮説を展開する面白さを存分に味わえる 軽い読み心地の割に後味の悪さもあるがキャラクターも気に入ったので暫くこのシリーズを追おうと思う | ||||
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最初にこの本を読んで面白かったので、巻末に紹介されていたシリーズを時系列に沿って読みました。 どの本もタック、タカチ、ボアン先輩、ウサコの仲間の掛け合いなど安定した面白さがありましたが、ミステリー小説としては本作が一番好みだった。 多少無理があるところも見受けられますが、これくらい展開にひねりがある方が読んでて面白いかな。 メインのトリックが秀逸だと、他の部分が辻褄合わせになろうと多少の無理があろうと面白いという印象が勝ってしまうのかな。 | ||||
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内容に触れてるから気になる人は見ないでね。 同志を加えて活動再開しているのがヤバかった。再読してゾッとしたわ。 お前らの淫蕩が生んだ歪みで人が死んでんやぞ。 内容は素晴らしいの一言。探偵役が仲間内でスイッチする議論ミステリ。毒チョコみたいな。二転三転、多重解決ものが好きな人にはおすすめ。 タック&タカチシリーズはどれもこれもテーマ(動機?)は陰惨なものが多いけど、探偵役のキャラクターたちが清涼剤になっているから読後感は悪くないよね。 | ||||
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脚フェチ成分は少々。 アナザーカバーverが出ていたので購入。 LAM氏版。 これは...誰かな? そして、久しぶりに再読。 意外に覚えていないものだと。 二転三転する推理、最後には... 救い様のない結末だったなと。 タックとタカチがまだよそよそしかった頃のストーリー。 ようやくタカチと呼び始めた初々しい?タックと徐々に仮面を取り始めたかな?位のタカチが懐かしい。 ボアン先輩は昔からボアン先輩だった... 留守宅に出現した他殺死体?から始まるストーリー。 最後まで何が真実か油断できない展開。 他のシリーズ作品も読み返そうかと思う。 欲を言えば、新刊を読みたい。 | ||||
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四国の架空の地方都市を舞台に、大学生 匠千暁(タック)と仲間たちが様々な事件を解決していくというシリーズものの第一作。 女性の死体の後始末を頼まれたタックらが、そこから端を発した連続殺人事件の解決に乗り出す。推理ゲームを繰り広げながら、真相に迫っていくのが本シリーズの特徴だろうか。軽妙なやり取りとは裏腹に、全てが明らかになるにつれドロドロとした人の汚い部分が浮き彫りになっていく。 難易度の高い本格ものだが、いくつかの疑問はパズルを解く鍵ではないので、大目に見るべきだろう。 本作品は、青春小説の趣を持っており、今後のタックらがどのように成長していくのか楽しみだ。 | ||||
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SF的奇想ミステリーを連発した初期西澤作品の中で、初の講談社ノベルズ以外からリリースされた作品であり、奇抜なSF的設定は皆無のいわゆる普通のミステリーを西澤氏が書いてみた作品である。 家に置かれていた見知らぬ死体という発端から最後は西澤氏らしい凝りまくったツイストがきまる落ちまで一気に読ませる。最初はドタバタっぽい雰囲気だが、読後はけっこうシリアスである。 | ||||
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読みやすいし、謎も分かりやすいですね。酒を飲んで解決するってところが面白いです。著者の作品は、SFミステリーばかり読んでいたんですけれど、こちらも読もうと思います。ちなみに、この作品は青春ミステリーって感じです。 | ||||
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職場の同僚に薦められて読みました。仕事で疲れていたのに一気に読みました。 同じ作家の「七回死んだ男」も良かったですが、この作品はさらに面白かったです。 これまで読んだミステリーの中の上位と言ってもいいくらいです。 正直、冒頭は「ああ、よくある大学生モノなのね」くらいに思っていましたが・・・ 結末が衝撃的でした。ほかの作品も読んでみたいです。 | ||||
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男と女のドロドロが多いですね 匠チアキ、タカチ、その他が活躍するシリーズの最初の話 このシリーズ話の軸が刊行順ではないのでややこしくなっていますが はじめてこのシリーズを読む人はこの本から、あとがきに載ってる順番で読んでみてはどうでしょうか 読んだ感想 なんか、後味悪いですね | ||||
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男と女のドロドロが多いですね 匠チアキ、タカチ、その他が活躍するシリーズの最初の話 このシリーズ話の軸が刊行順ではないのでややこしくなっていますが はじめてこのシリーズを読む人はこの本から、あとがきに載ってる順番で読んでみてはどうでしょうか 読んだ感想 なんか、後味悪いですね | ||||
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厳格な両親を持つ女子大生の浜口美緒は、両親を 説得し、やっとのことでアメリカ旅行の許可を得る。 出発前夜、大学の仲間が開いてくれた壮行会から深夜帰ると、 部屋に髪の毛を詰めたストッキングと見知らぬ女性の死体が! 待望していた渡米がふいになることを恐れた美緒は、 自分に気がある同級生に、死体の遺棄を強要する。 翌日、死体は発見されるが、それから数日経っても身元不明 のまま。さらに、事件の夜を境に、別の同級生も失踪し……。 作中で、ある人が〈被害者の身元が判らない、ということは、容疑者が誰なのかも まったく見当がつかない〉という、常識的な見解を提示するのですが、これが本作 のトリックを読み解く上でのカギになります。 要するに本作には、警察の科学捜査が介入しても被害者を身元不明の ままにとどめておける、巧妙な状況設定が施されているというわけです。 また、現場にあったストッキングに詰められた髪にも、その見た目通り、随分と生臭い 意図が込められているのですが、その意図を超え、事件の様相を複雑化させる役割 を果たしているというのが秀逸です。 ところで、本作の中盤には、本筋の事件とは別に、美緒の父親と仕事上の付き合いの ある青年の財布が消失するエピソードが挿入されており、そこだけを安楽椅子探偵もの として楽しむこともできます。 ただ、そこで導き出される真相は、本筋の事件と直接的な繋がりこそないものの、 一つの遠因であったとは言うことができ、なんとも苦くやるせない余韻を残します。 | ||||
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厳格な両親を持つ女子大生の浜口美緒は、両親を 説得し、やっとのことでアメリカ旅行の許可を得る。 出発前夜、大学の仲間が開いてくれた壮行会から深夜帰ると、 部屋に髪の毛を詰めたストッキングと見知らぬ女性の死体が! 待望していた渡米がふいになることを恐れた美緒は、 自分に気がある同級生に、死体の遺棄を強要する。 翌日、死体は発見されるが、それから数日経っても身元不明 のまま。さらに、事件の夜を境に、別の同級生も失踪し……。 作中で、ある人が〈被害者の身元が判らない、ということは、容疑者が誰なのかも まったく見当がつかない〉という、常識的な見解を提示するのですが、これが本作 のトリックを読み解く上でのカギになります。 要するに本作には、警察の科学捜査が介入しても被害者を身元不明の ままにとどめておける、巧妙な状況設定が施されているというわけです。 また、現場にあったストッキングに詰められた髪にも、その見た目通り、随分と生臭い 意図が込められているのですが、その意図を超え、事件の様相を複雑化させる役割 を果たしているというのが秀逸です。 ところで、本作の中盤には、本筋の事件とは別に、美緒の父親と仕事上の付き合いの ある青年の財布が消失するエピソードが挿入されており、そこだけを安楽椅子探偵もの として楽しむこともできます。 ただ、そこで導き出される真相は、本筋の事件と直接的な繋がりこそないものの、 一つの遠因であったとは言うことができ、なんとも苦くやるせない余韻を残します。 | ||||
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厳格な両親を持つ女子大生の浜口美緒は、両親を 説得し、やっとのことでアメリカ旅行の許可を得る。 出発前夜、大学の仲間が開いてくれた壮行会から深夜帰ると、 部屋に髪の毛を詰めたストッキングと見知らぬ女性の死体が! 待望していた渡米がふいになることを恐れた美緒は、 自分に気がある同級生に、死体の遺棄を強要する。 翌日、死体は発見されるが、それから数日経っても身元不明 のまま。さらに、事件の夜を境に、別の同級生も失踪し……。 作中で、ある人が〈被害者の身元が判らない、ということは、容疑者が誰なのかも まったく見当がつかない〉という、常識的な見解を提示するのですが、これが本作 のトリックを読み解く上でのカギになります。 要するに本作には、警察の科学捜査が介入しても被害者を身元不明の ままにとどめておける、巧妙な状況設定が施されているというわけです。 また、現場にあったストッキングに詰められた髪にも、その見た目通り、随分と生臭い 意図が込められているのですが、その意図を超え、事件の様相を複雑化させる役割 を果たしているというのが秀逸です。 ところで、本作の中盤には、本筋の事件とは別に、美緒の父親と仕事上の付き合いの ある青年の財布が消失するエピソードが挿入されており、そこだけを安楽椅子探偵もの として楽しむこともできます。 ただ、そこで導き出される真相は、本筋の事件と直接的な繋がりこそないものの、 一つの遠因であったとは言うことができ、なんとも苦くやるせない余韻を残します。 | ||||
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最近読み始めた作家さんなのですが、なぜもっと早く知らなかったんだろうと 後悔しました。タック・タカチシリーズの中で一番ラストにびっくりした話です。 時系列で読んだ方がよりおもしろいと思いますが、私の読んだ順番はかなりバラバラ。 しかし!面白いです。久しぶりにハマりました。読む前の準備としては、 アマゾンでのレビューで充分でした。 今年の秋頃にまたこのシリーズの新作が出るらしいので楽しみです。 | ||||
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1996年にカドカワノベルズとして出たものの文庫化。 匠千暁シリーズの一冊。『解体諸因』につづく作品だが、大学生の匠が名探偵として目覚める、実質的な第一作となっている。西澤氏のシリーズものは時系列順に読み進めるべき。特に匠シリーズにおいては、まず本書を読むことを強く推奨する。 錯綜したプロットと、驚きの結末。さらにどんでん返し。なかなか良く出来たミステリだと思う。西澤氏に特有の絶望的な人間観も色濃くあらわれている。 | ||||
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1996年にカドカワノベルズとして出たものの文庫化。 匠千暁シリーズの一冊。『解体諸因』につづく作品だが、大学生の匠が名探偵として目覚める、実質的な第一作となっている。西澤氏のシリーズものは時系列順に読み進めるべき。特に匠シリーズにおいては、まず本書を読むことを強く推奨する。 錯綜したプロットと、驚きの結末。さらにどんでん返し。なかなか良く出来たミステリだと思う。西澤氏に特有の絶望的な人間観も色濃くあらわれている。 | ||||
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最近ありがちな安っぽい感動ではない。誰もが心の奥底に秘めた不安。現実との精一杯の葛藤。あまりの悲しさに、悔しさに、涙は自然と出てきます。ミステリとしても秀作ですが、それ以上に、人間ドラマを読んで欲しいと思います。 | ||||
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最近ありがちな安っぽい感動ではない。 誰もが心の奥底に秘めた不安。現実との精一杯の葛藤。 あまりの悲しさに、悔しさに、涙は自然と出てきます。ミステリとしても秀作ですが、 それ以上に、人間ドラマを読んで欲しいと思います。 | ||||
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