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チェイシング・リリー
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チェイシング・リリーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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ある化学者の引っ越し先で間違い電話が多発し・・・というお話。 上記だけだと何だか判らないと思いますが、間違い電話を追求していく内に様々な人の欲望の渦巻く事件に主人公が巻き込まれ・・・という巻き込まれ型サスペンスの典型を行くサスペンスでした。 書いているコナリー氏が、ボッシュ・シリーズで名手である事は良く知られていると思うので、最後まで飽きずに読める事は保証できます。最後のひねりも流石。 ボッシュ・シリーズのある事件が主人公の過去に反映されていて、ファンにははっとさせられその辺もキング先生みたいでやはり余裕のある作家だと思いました。 個人的な事ですが、私も自宅の家電の番号が似た感じの番号の人がいて、その人宛ての電話がよくかかってきましたが、間違い電話に関わると怖い事になる、というこの小説の発端を読んで、なるべく関わらない様にしようとか思いました。 名手がいつも通りの手腕を発揮したサスペンス。機会があったら是非。 | ||||
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マイケル・コナリーのシリーズものは全作読み終えたがノン・シリーズだけは『わが心臓の痛み』他の二作は未読だったのでまず『チェイシング・リリー』(2002年)を入手して読むことにした。 原題は「Chasing The Dime」であり直訳すると「10セント硬貨(ダイム)を追う」である。 これは本書の主人公ヘンリー・ピアスが「コンピューターを10セント硬貨の大きさにするぞ!」という意気込みで仕事を始めたときオフィスの壁に掛けられたシンボルマークなのである。 コナリーが本書を、2002年に物語構想して書くときには分子コンピューターなどは最先端の研究であり、コナリーのこの分野での知識の豊富さに驚いてしまった。 名門スタンフォード大学を卒業して立ち上げたベンチャー企業で成功したヘンリー・ピアスは恋人ニコールと別れて新居に引っ越した。 引っ越し先の家に引いた新しい電話にかかってくるのが男ばかりで「リリーは居るか?」と言う。 どうもリリーという女はエスコート嬢であるようだ。 興味をもったピアスはリリーの行方を探し始める。 この執拗なリリー探しを読みながらたいていの読者は苛立ちを覚えてしまうだろう。 電話番号を変えれば面倒なことは回避できるからである。 なぜピアスがここまでリリー探しに拘るのか著者のコナリーは小出しに明らかにしてくる。 とにかくコナリーの完全主義的偏執狂とでも(解説の典廐五郎氏のコナリー評)いえるような細部への拘りで構築されたストーリーだから、読者はどんどんストーリーの中へ引き込まれてゆく。 絶対絶命に瀕したピアスはどうなっていくのか? ノンシリーズ一作目『わが心臓の痛み』も傑作だったが、本書『チェイシング・リリー』もコナリーならではの傑作だから、ついつい夜更かしして楽しみながら読み終えました。 | ||||
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賭けてもいい。コナリーの作品を読んだ多くの読者は、「この作者の作品には、外れはない」と思うはずだ。私は、彼の作品をほぼすべて 読んでいるが、何時も同じ感想、「はずれなし」ということをAmazon Reviewに載せている。「はずれなし」とは、コナリーに些か失礼な言い方 であり、要はすべて傑作ぞろいということである。巻末の書評で典厩五郎が全く同じ言い方をしている。典厩は、これだけの名作を常に 世に出しながら、世の中のコナリーに対する評価は低すぎないかという意味のことを述べているが、これも同感。コナリーの作品のコアとなる シリーズは、刑事ボッシュシリーズだが、この作品「チェイシング・リリー」では、ピアスという名前の化学者でベンチャー企業の若き社長が主人公である。 彼が転居した部屋に間違い電話が相次ぐ。全て、この電話番号を以前使っていた売春婦リリーを尋ねての電話だ。ピアスは、興味本位で このリリーを探ることになる。この後、彼はとんでもないトラブルに巻き込まれていく。このストーリー展開はさすがと言うしかない。どんどん、 読者は作品に引き込まれるはずだ。そして、意外な事件の結果が彼を待つことになる。とにかく面白い。ボッシュも登場はしないが、 以前の作品「ナイト・ホ^クス」の殺人事件と絡んで、犯人を射殺した刑事という表現で出てくることも興趣をそそられる。決して寡作な 作家ではないコナリーがいつもこれほどのレベルの作品を世に出し続けることにまたも、驚嘆させられた作品である。 | ||||
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過去の作品から読んでいるので色々なつながりがあって面白く読めました。 | ||||
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2002年発表の本作品は、「ハリー・ボッシュシリーズ」の第8作目と第9作目の間に書かれた単発作品で、2003年の邦訳後、2007年に文庫化されています。 コナリー作品の中心は、やはり「ハリー・ボッシュシリーズ」ですが、単発作品も高水準であることが分かるのが、本作品です。 主人公のヘンリー・ピアスは分子コンピュータ開発を行う<アメデオ・テクノロジー>の30歳代の社長。 彼は研究熱心なあまり、つきあいをないがしろにしていると、恋人ニコールから別れ話を持ち出されていたが、転居先のアパートメントで奇妙な事態に遭遇する。 新しく引いた電話番号あてに「リリー」あての通話が頻繁にかかってくるのだ。 ネットを調べてみると、彼女はエスコート嬢で、以前使っていたと思われるこの番号が、連絡窓口になっていた。 ピアスはリリーの存在が気になり、詳しく探っていく。 すると、リリーが行方不明になっていることが判明し…。 −−と、いう物語展開で、普通ならば、ネット会社にその番号を削除してもらうか、電話会社に申し出て電話番号を変えてもらえば、それでおしまい、となるはず。 でも、そこはきちんと、ピアスの人物設定に工夫があり、なぜリリーを追いかけて(チェイシング・リリー)いくのか、納得できるようになっています。 しかも、ハリー・ボッシュシリーズと密接に関係のあるところは、シリーズを読んでいる人間にとっては、うれしい設定です。 なお、本書の原題は、CHASING THE DIMEで、ダイムとは、10セント硬貨の意味。 開発を目指しているシリコン・チップよりも小さな集積回路で作られる分子コンピュータの大きさを指しています。 邦題も決して間違いではないが、二転三転の果てに浮かび上がる真相を知ると、原題に著者の込めた本当の意味がじっくりと味わえ、忘れがたき作品となります。 | ||||
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コナリーにしては珍しい、理系の研究者を主人公にしたサスペンス。中盤まではめっぽう面白いですが、黒幕が明らかになる終盤はすこし息切れ気味。時間が足りなかったのかページが足りなかったのか、悪役がぞろぞろ出てきてやや強引な幕切れとなった感があり、いささか消化不良。細かいことは考えずのんびりと読むサスペンスとしては十分な面白さだが、ハリー・ボッシュもののような濃厚な作品を期待しているとガッカリするかも? | ||||
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ハリー・ボッシュシリーズではないが、相変わらず暗い過去を持つ男の話。 主人公をナノテク科学者に据え、最新の技術動向やハッキングなどをまじえたサスペンスを装っているが、むしろ、妄執にとらわれた一人の男が娼婦を追いかけるという単純な話。 マイクル・コナリーはよくエルロイと比較されるが、今回の作品はエルロイの『ブラック・ダリア』とよく似ている。エルロイほど暗くはないが。 とにかく、最後まで一気に読ませるストーリー・テラーぶりは健在。でもボッシュシリーズの方が好きかな。 | ||||
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