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グラーグ57
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グラーグ57の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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レオに突きつけられた要求は苛酷をきわめた。愛する家族を救うべく、彼は極寒の収容所に潜入して、自ら投獄した元司祭を奪還する。だが、彼を待っていたのは裏切りでしかなかった。絶望の淵に立たされ、敵に翻弄されながらも、レオは愛妻ライーサを伴って、ハンガリー動乱の危機が迫るブダペストへ――。国家の威信と個人の尊厳が火花を散らした末にもたらされる復讐の真実とは? | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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週刊誌での評価が星4つであったが、翻訳物は臨場感などいまひとつであった。 言葉、習慣の違いは大きい。 | ||||
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週刊誌での評価が星4つであったが、翻訳物は臨場感などいまひとつであった。 言葉、習慣の違いは大きい。 | ||||
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前作「チャイルド44」の続編ですが、前作で明かりが見えたと思えた状況が、実は次なる闇の序奏であった、というカンジでしょうか。ラストまで明かりの見えない、ぎこちない贖罪と再生の物語です。 下敷きにあるのは、フルシチョフによるスターリン独裁批判から、ハンガリー動乱まで。 確固とした基盤を持たない現政権が、強力な旧政権を個人の狂乱とそれに引っ張られる形で進行した独裁と否定し、すべての責任を個人に塗りこめて体制の維持を図ろうとした結果、旧体制に与した人間は、その弾劾に怯え、旧体制で虐げられた人間は、これを機として復権・復讐をはかるというまさしく社会がひっくりかえる事件において、主人公の穏やかな贖罪は否定され、激烈な復讐の対象となり、そこからの脱出が筋です。 前作同様、時代の状況を存分に使っています。特に自国内にもかかわらず、二重スパイのような状態の監獄の脱出劇などは緊迫の度が高いです。しかし、ここまで書いてしまうと、後半部のハンガリー動乱をベースとした救出劇が冗長のように思えます。 が、ハンガリー動乱が旧政権側の人間が、急速な変化を拒みそのために画策したものというロジックはなかなかの大仕掛けではあります。 なんにしてもこのシリーズは読んでいて重いですね。 | ||||
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前作もそうでしたが、正直、ミステリとしての出来はいまひとつ。 ただ、読ませる力は凄い。 途中でやめることは出来ないだろう。 そのことは認めましょう。 前作にはあったような明白な欠点もないようだし。 ミステリから冒険ものまで、ジャンルを横断しながら展開するのは圧巻。 でも、そのために、ひとつひとつのエピソードが「軽く」見えてしまう。 収容所での物語、ハンガリーでの物語。 それぞれだけでも、このくらいの本は出来てしまうだろう。 そのことの是非を問われたとすれば 私の答えは「非」ということですね。 ほんとにもったいないエピソードが埋まってしまっていますよ、この本には。 | ||||
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前作でもそうでしたが、この翻訳者は、レオとライーサの夫婦間の会話でも、男女の言葉の違いというものをまったく考慮していません。だから女性の造形に深みがでない。 他には、smooth を「すべらかな」。これは文語ですね。凍った川のすべらかな表面。 間違いじゃないけど、普通はこんな風には言いませんよね。 crowded を「ぎゅう詰め」。間違いじゃないけど、普通は「ぎゅうぎゅう詰め」ですよね。 下巻201ページの「技術大学に大勢が集まった」 原書では、the Technological University と、わざわざ大文字で書いています。 これはブダペスト工科大学のことでしょう。 202ページの「ジョルトは技術系の学生だった」 engineering student は、普通は「工学部の学生」と訳すんじゃないでしょうか。 内容は、前作よりも編集者の影響というものを感じました。 余程優秀な編集者が担当しているのでしょう。 ただ、前作よりはすこし落ちます。それに、翻訳で減点1になるから、星3つとしました。 | ||||
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前作が抜群におもしろく、楽しみにしていただけに、やや期待外れの感があります。地力のある作家なのでしょう、歴史背景や人物描写の緻密さは素晴らしいのですが、次回作を含めた3部作の構想の中でプロットを組み立てているため、大きく展開できなかったのかもしれません。刑務所所長のレオに対する態度や脱出のきっかとなった対応が、強引すぎるかも? レオがあまりにも理想主義的に描かれすぎている気もします。KGBでなくても、組織の中では孤立するのでは? その矛盾を解決するため、有能な庇護者を設定するのもどうでしょうか。とは言え、全体には楽しめないこともありません。前作で本作家のファンになった人は必ず読むべきでしょう。次作でどのように完結するのでしょうか。1作目の興奮をもう1回味わいたいものです。タイトルを前作に合わせたくなる気持もわかりますが、直訳の方が意味深でおもしろいと思います。 | ||||
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前作のほうが面白かったなあというのが正直な感想。 前作のほうが、複雑で、独特のカラーがあり、奥行きがあったように思う。今回は、家族の問題、復讐劇、東欧の革命などが絡むが、前回よりも大味な印象。筋書き、特に家族問題については、悪い意味でハリウッドの典型という気がした。逆に言えば、やはり映画化したら、アクションあり、恋愛ありでそこそこ面白いものになるのだろうなとも。 訳文については、前回同様 いかにもなハードボイルド調。 前作ほどの興奮はなかったが、それでも一気に読ませる。 随所に、まるで映画を見ているように映像が鮮明に浮かぶ描写もある。 途中、ある計画が狂っていく部分は非常にうまい。ハラハラする。 ラスト付近で少し泣かされた。 3部作になるらしいです。次回に期待。 | ||||
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