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黒猫館の殺人
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黒猫館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全107件 21~40 2/6ページ
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「黒猫館」という一見中身の見えない地味な作品名で、だからこそトリックに期待が持てそう、けれど大きくはずすかもしれない、 と思う人はいそうだが、大トリックながら評価の難しい文庫本四冊にもわたった「暗黒館」の次にあたる本作は、一転スッキリとまとまった長さだが、巨匠綾辻の面目躍如のアクロバティックなサプライズが決まっている。 綾辻行人には珍しい物理トリックも登場するのだが…。 しかしこういう形でサプライズを仕掛けてくるというのが本当に楽しませてくれる。 頭の中に描いていたものが溶けて、理解したあと一瞬で形を変えて立ち現れてくる。 長さ的にも本気で考えればこのトリックは解けるかもしれない、という姿勢で挑戦して玉砕するのが面白い快作。 | ||||
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館シリーズは本作『十角館の殺人』~『黒猫館の殺人』まで読みました。 本作の良い所は伏線の張り方が丁寧で終盤明かされるメインの仕掛けにそうだったのかと思わせる所です。 しかし残念なのは『十角館の殺人』『時計館の殺人』と違いその仕掛けが事件の本筋とはあまり関係がない所です。 賛否両論の『人形館の殺人』は大シリーズということを考えるとこういう話もいいかなと割と好きなのですが…。 楽しみつつも最大瞬間風速では不満の残った1冊です。 | ||||
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内容忘れてしまった。 | ||||
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記憶喪失の男。過去の殺人事件が記載された手記。いかにもミステリーにありがちな設定で、鹿谷と江南が男の依頼に基づき、手記に記載されていた黒猫館を調べ、男の身許を確認する話。 手記には2つの密室殺人が記載されているが、どちらの真相も目新しさはなく、2つ目の殺人のトリックは想定していたものと同じであった。ただし、それを行いうる人物が限定されていて、それで犯人がわかるとまでは考えていなかったが。 2つの事件の真相よりも、手記に隠されている大きなミスディレクション、からくりの方がこの作品の主眼であろう。最後に、鹿谷が手記に書かれている内容に対して感じた違和感を1つひとつ挙げながら、こと細かく真相を説明していくのだが、正直、細かすぎる内容であり、あまり面白いとは感じなかった。とりわけ、鹿谷が『鏡の世界の住人』の真相に気づいた理由は、普通の人でもそうすることがあるのではと感じ、説得力に乏しいと思った。 衝撃とか驚きはなくて、良くも悪くもなく、まあまあの出来の作品。 | ||||
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今回は過去に起きたらしい事件を、ある老人の手記を基に真相を紐解いていくという新しい展開。 手記による過去回想と現実での謎解きを交互に読ませるスタイル。 自分はミステリーを読む際は純粋に驚きを楽しみたいのであまり謎解きせずにさらっと読むのですが、ところどころ引っかかっていた部分の伏線が回収されていくのが楽しかったです。最後の謎(これが謎だとは考えもしなかった!)は良い意味でぶっ飛んでいてお見事でした! *****ここからネタバレ含みます!! ーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーー 女性の死に関する記述で、身元が分かる書類に本名と本籍地と身長が分かった。=この書類とはパスポートだ。ということは館がある場所は!? とういう流れがありますが、パスポートって身長記載ありましたっけ?自分のにはないと思うのですが。 その時代はあったけど今はなくなったのでしょうか?この伏線だけいまいちピンとこず残念! | ||||
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精緻なプロットに沿って緻密に配置されたヒントをきちんと拾っていけば、自ずと回答にたどり着くようにできている。 今作はヒントが多かったため、そのほかの館シリーズと比較すると、トリックの回答を導き出せる読者も多かったのでは。 手記という小道具を利用する手前、どうしても「叙述トリック」を警戒してしまうため、ネタバレしやすかったといえば、しやすかった。 | ||||
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時計館に比べたらずっと短いにもかかわらずスケールがでかい!!ネタ明かしも驚きの連発でした。メインの殺人事件の真相はそっちのけで隠されていた真実があれやこれや出てくる出てくる!一時も退屈することなく・・・いや、最後の解説は退屈だったな・・・一気に読んでしまいました。この作者はどうしてこんな複雑なトリックが思いつくのだろうかと毎回感心してしまいます。そして毎回期待を裏切らない。この作品も楽しめること間違いなしです! | ||||
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テンポよく読めました。小説としては面白かったと思います。ただ、これ推理小説なんでねえ…。 他の方の記載にもありますが、バレバレの伏線と普通の知識の範囲ではどう考えても推理できないことが混在。 調べながら読めばまあ解ける謎ですが、そこまでする読者がいるかどうか…。推理小説に精通してる方なら半分読むまでに ネタバレがわかって読むのが苦痛になるかもしれません。 人物が書けてないのは慣れたからいいとして、せめて謎解きは最後まで鹿谷さんにさせて欲しかったかなと。 作者が島田壮司さんのファン(?)読者(?)のようですが、共通項は多いかと…。 ほんとにどちらも人物が書けないんですよねえ…。だからこそトリックに説得力が必要なわけですが、本作はちょっと いつもと違って残念かもしれません。 トリックは簡単だし、殺害動機なども希薄な感が否めないです。 まあ、黒猫館の所在地の意外性だけが勝負だったのかな…????? 島田さんもこの方もそうですが、トリック以外に魅力が薄いのは何故だろう?のめりこまない分推理に集中は出来ますが…。 | ||||
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ここ3ヶ月程で十角館から順番に読み、今日、黒猫館を読み終えました。 結論としては、面白い。 ただし「本格」ミステリか?と言われると、そうではないと答えますが、物語の構成、世界観が良いですね。 自分は殺人事件の犯人やトリックも考えるのですが、それ以上に物語を楽しむ傾向があるので 面白いと感じたのだと思います。 よって、自分が探偵になった気分で事件を推理することに重きを置く方にはお薦めできないかな。 伏線も散りばめられていて、謎解きの楽しみも味わえますね。 ただ、本作のテーマとなっている物語を知っていたらもっと楽しめると思いますが、こればっかりはね。 それにしても、綾辻氏の物語の構成力とそれを文章に落とし込む力はすごいと思いますね。 読者を楽しませるサービス精神がテンコ盛り!! | ||||
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「驚天動地の大技炸裂!」 「シリーズ最大級の綾辻流・大仕掛け!」 読後、この本の帯を書いたアホを一発殴らないと気が済まない、 と真っ先に思ってしまいました。 煽るにもほどがある。 綾辻ミステリは10冊ぐらいしか読んで無いが、本書はその中でもワーストNo1に入る。 いや、今まで数多く読んできたミステリ小説の中でも、ワーストベスト10に確実に入る。 並外れた記憶力を持った読者じゃないと謎解きが出来ない上に、 真相を知ったところで「フーン、まあそうなんだろう」ぐらいにしか思えない。 館系の密室トリックを彷彿させるような館の図面もページの最初に載ってますが、 そっちを期待すると非常にガッカリします。 出版当時の1992年に読めば、まだ感動出来たかも知れませんね。 だけど、2017年の今、このレベルの小説は読むに値しない。 本書を読むなら、もっと他に読むべきミステリ小説が一杯あります。 本書を後回しにした方が、確実に時間の節約になります。 読み終わってすぐレビュー書いてますが、「やっぱあっちを買って置けば良かった」と、 本書を買ったことを後悔してます・・・。 | ||||
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記憶をなくした老人の手記を手掛かりに事件や深層に迫るというインパクト大なミステリー! 私的には館シリーズを沢山読んできましたが、綾辻さんらしいどんでんがえしがこの作品ではそこまで感じなかった、、、 というのもほかの作品が驚くのもが多いだけであってこちらの作品も面白いです! でも、ちょっと犯人とか予想できてしまいました。 | ||||
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最後のどんでん返しのスケールの大きさと驚きでは、<館シリーズ>最強かもしれない! 『十角館の殺人』の衝撃や『時計館の殺人』の仕掛けより、この作品のスケール感が好きかもしれません。 | ||||
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前作までのが面白かったのにこれはなんだか… あとがきで書かれてますけど「体調悪い中無理して書いた」って感じで…言い方悪いけど出来が悪いというか。 ある作家の本名について同じ説明文二回出てきたときはさすがにこれはないわ…とがっかり。 女二人が死んだ理由にもイラッとしたし。心臓麻痺って…。はっきり書かないって…。なんだかなぁ。つまらない。 犯人の最後も、いくら島田が警察じゃないし正義感振りかざすキャラじゃないとはいえ、いくらなんでも身勝手な理由で人殺して今まで逃げおおせてたんだから警察行けよって感じでした。胸糞悪いなと思いました。 体調悪くてもがんばって書いたアピール(そんなつもりなくても)は、同人誌のあとがきとか同人作家のtwitterみたい。 間に合わせて書いた話よりじっくり書かれた話かのほうが好きです。 | ||||
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館シリーズの中でも好きな作品です。 途中で「ん?!」と思う描写はあったものの、ラストは「あ、そういうことだったのか!」と驚きました。 かなり楽しめたストーリー展開でした。 | ||||
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読者のモリです。 館シリーズは全て読みました。 永遠保存で宝物です。綾辻先生に感謝! | ||||
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確かに、言われてみればヒントが書いてあった…悔しい。しかも2段階驚かされるとはさらに驚き。 | ||||
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老人の手記の様なものから、ある事件の真相に近づいていくという物語。 「占星術殺人事件」において、事件解決への糸口となった元警官だかの手記(うろ覚え)を思い浮かべながら 私は読み進めることになったのですが・・・・・。 最初の人死の真相を連中に明かしてりゃ、次の犠牲者は出なかったのに・・・と思うと なんか釈然としません。理由らしきものはあるっちゃあるのですが・・・。 本当の黒猫館の場所にはちと驚きましたが、バンドの解散旅行で行く場所かなぁ? みながみな金持ちじゃないでしょうに(笑)。 冒頭の深い霧という”舞台演出”が、「次」に繋がってる点は興味深い。 | ||||
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館シリーズが好きで順番に読んでいますが、ポリューム的にも読みやすかったです。 「自分が何者なのか」っていう部分は読み始めてすぐに誰なのかは分かったけど、最後の部分に至ってはヘェー、ホゥーそうだったんだと すっかり騙されたというのか何と言うか。 犯人は誰なんだ?どんなトリックなの?と思いながら読んでいた今までとはちょっと違った展開で、まだ手元にあって未読の館シリーズを読む 楽しみが増えました。 | ||||
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ただ単に黒猫好きというだけで購入。 よって綾辻先生の作品はこれが最初の一冊となりました。 館シリーズと銘打っているだけあって、これは他の館シリーズを読了していた方が楽しめる一冊なのだろうと思います。 言うなれば他作品の結果が少なからず記述されている為注意が必要というだけで、私自身は本書単体でも中々楽しめました。 小粒の伏線を随所に鏤めさせ、それこそ漢字一文字が重要なものだったりとそのさりげない登場に感嘆の声を上げてしまいました。 少し考えればわかる事、少し冷静になれば気付ける事。そのほんの少しが、やがて雪玉のように大きくなり、気付けば先入観に翻弄された結果なのだと突き付けられます。 それこそ丁寧に答え合わせをしてくれるので、思い付く限りの疑問は全て解消されていると思います。 この点においては綾辻先生のプロット能力の高さに気付かされるかと。 劇的な作品ではないまでも、やはり綾辻先生の示してくれた伏線の貼り方と叙述的な部分、更には語彙力の高さは作家を目指す人には一読して欲しいと思える一作です。 こういう作品を読んで、後進が学び、会心の一作を生み出してくれたら、読み手の私としては非常に嬉しく思います。 私はこの作品を読み終えて、なんとなく、飼っている黒猫と白猫と共に安らかな昼寝をしました。 | ||||
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館シリーズ第6弾の今作は前5作と比べると少し地味な印象です。 館自体の平面図もほかの「館」と比べると特徴も薄く、大きな仕掛けも無いのが理由でしょう。 しかしそれで終わらないのがこの館シリーズ。きっちりほかの部分で楽しませてくれています。 手記と現在軸の2場面で物語が進んでいくのですがとても読みやすく、謎が同時並行で進行していく感じがたまりません。 ほかのものと比べると謎への疑問点がわかりやすく多数提示されており、また物語自体が「登場人物が手記を読み、それを手がかりに謎を解く」形をとっています。 手記の部分は原文そのまま読者に提示されているため探偵と同じ視点で謎を見つけることができ、探偵島田が投げる「きになるところ」の多数が「ああ私もそこ疑問に思った!」と、読みながら楽しめる構造になっています。 そういう構成な反面、ただ流し読みするがままに作者にどんでん返しを期待する気構えのタイプの方は少し物足りなく感じてしまうかもしれません。 それは館シリーズでさんざん作者にだまされてきた、だまされることを期待しているファンならではの悩みかも。 ですので、これから読まれる方はきっちりご自分で推理しながら「手記の部分」を読み進めていくのをお勧めします。 それこそ島田が言っていた「飽きるほどに」読んでみてください。 推理小説が好きな方ならきっと80%の事柄は自分自身で導きだせます。 そして20%の部分にご期待ください。きっと楽しめると思います。 | ||||
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