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黒猫館の殺人
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黒猫館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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まず天羽博士=鮎田老人、これは大半の読者が気付くであろう。だが、彼は犯人ではない。 そうなると、お頭の出来や度胸から考えて一人しか犯人は考えられないのである。 問題は鮎田老人が犯人ではないという情報が謎解きパートに入る前に開示されていないため、これでは読者が真相に到達できない。アンフェアである。 また、肝心の黒猫館が登場せず、犯行に秘密の通路やからくり仕掛けが使用されていない事も減点要素。 舞台となる館が実は〇数あったというアイディアは、クイーンの「二つの館」で有名であり仮に本歌取りに挑んだと捉えるなら今作は余りにお粗末である。 単なるサスペンス物と見るなら今作は非常にスリリングであり、面白いと言える。 だが、厳しいようだが本格物として捉えた場合今作は人によってはアンフェアを超えてバカミスの類に分類され得る。よって☆2の評価とした。 | ||||
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途中まではめっちゃ面白かった。 第8章?らへんの種明かしが始まってからなんだか小難しくて面白く無くなってしまった。 もうちょっと分かり易い方がよかったな。 | ||||
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事件そのものがしょぼくトリックもありがちなのは つまらないと感じた。 また、館の特徴が薄く犯人も意外性がなく 盛り上がりがないと思った。 | ||||
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内容忘れてしまった。 | ||||
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「驚天動地の大技炸裂!」 「シリーズ最大級の綾辻流・大仕掛け!」 読後、この本の帯を書いたアホを一発殴らないと気が済まない、 と真っ先に思ってしまいました。 煽るにもほどがある。 綾辻ミステリは10冊ぐらいしか読んで無いが、本書はその中でもワーストNo1に入る。 いや、今まで数多く読んできたミステリ小説の中でも、ワーストベスト10に確実に入る。 並外れた記憶力を持った読者じゃないと謎解きが出来ない上に、 真相を知ったところで「フーン、まあそうなんだろう」ぐらいにしか思えない。 館系の密室トリックを彷彿させるような館の図面もページの最初に載ってますが、 そっちを期待すると非常にガッカリします。 出版当時の1992年に読めば、まだ感動出来たかも知れませんね。 だけど、2017年の今、このレベルの小説は読むに値しない。 本書を読むなら、もっと他に読むべきミステリ小説が一杯あります。 本書を後回しにした方が、確実に時間の節約になります。 読み終わってすぐレビュー書いてますが、「やっぱあっちを買って置けば良かった」と、 本書を買ったことを後悔してます・・・。 | ||||
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前作までのが面白かったのにこれはなんだか… あとがきで書かれてますけど「体調悪い中無理して書いた」って感じで…言い方悪いけど出来が悪いというか。 ある作家の本名について同じ説明文二回出てきたときはさすがにこれはないわ…とがっかり。 女二人が死んだ理由にもイラッとしたし。心臓麻痺って…。はっきり書かないって…。なんだかなぁ。つまらない。 犯人の最後も、いくら島田が警察じゃないし正義感振りかざすキャラじゃないとはいえ、いくらなんでも身勝手な理由で人殺して今まで逃げおおせてたんだから警察行けよって感じでした。胸糞悪いなと思いました。 体調悪くてもがんばって書いたアピール(そんなつもりなくても)は、同人誌のあとがきとか同人作家のtwitterみたい。 間に合わせて書いた話よりじっくり書かれた話かのほうが好きです。 | ||||
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十角館から読んでいるが、一番ダメな作品だと思う。 ○ 話の芯が希薄だと感じる。提示される謎のメインは、黒猫館は何処か、老人は本当に手記の主か、レナを殺したのは誰か、密室トリックは何か、であるのだが、それらの関連性が今ひとつ弱い。 ○ 老人の正体は、冒頭の登場人物紹介の欄で既にわかるレベル。もう少し工夫が欲しい。いくらなんでも違うだろうと思っていたら、そうだったので、ある意味意外だった。 ○ 老人に関してであるが「老人は手記を書いた主なのか、手記はフィクションなのかノンフィクションなのか」という疑問から始まっているのに、最終的には「老人は誰か」にすり替わってしまい、ストレートな謎解き爽快感が薄れてしまっている。 ○ 密室トリックは、基本的には大した事ないのだが「その場所で、その状況だと無理」という前提がある。しかしそのこと自体に直接触れていないので、わかりにくい。 つまり作者に騙されている時点で「あの方法は、どうして使えないの?」という謎を読者が自らの力で思いついて、初めて、タネがわかる一要素になる仕組みになっている。 要するに、読者に明確に謎を提示すればタネがばれるし、そうしなければ謎自体に気づきにくいというジレンマに陥っており、私としてはその時点で失敗だと感じる。 ○ 黒猫館がどこにあるかという謎であるが、この部分はアイデア倒れというか、最初にこのアイデアがあったので、あとで無理無理ストーリーにしたという感じだ。黒猫館が何処かだけでは一冊かけないので、仕方なく色々付け足したツギハギ感が否めない。 作者側が黒猫館が何処にあるかの謎を書きたいが為に、手記形式にしたようなものだし、極端に言えば根本的には殺人が"黒猫館"で起きる必然性がない。 「黒猫館だから、こういう事件が起こった」というのではなく、「こういう事件が起こり、それを手記形式にする為には、(一定条件の元で)黒猫館でなくてはならなかった」となっているわけである。 これでは本末転倒に近いのではないか。 ○ 伏線の中には、確信に直接つながるにも拘らず、ある程度の予備知識がなくてはわからないものが複数ある。 その事について少し知っている読者でも、謎解き前に真相にたどり着きたければ、この本以外に調べなくてはならず、ほとんど知らない読者は、全く気づかない代物だ。また一般の日本人として、それを知っていて当然かと言えば、私は疑問に思う。 そういうものを複数伏線として使うのはアンフェアだと感じる。 ○ これまでの館シリーズを通じて探偵役の姿勢には若干の疑問を感じる。犯人を推理し、それが当たっていた場合でも、基本的に放置する態度をとってきたからだ。 館シリーズの被害者の中には、殺されても仕方ないかも、と思わせる人物もいるが、どう考えても単なる巻き添えで殺された人も多い。 その人や遺族の無念を考えると、どうなのよと、思ってしまう。まぁ、色々と理屈は並べたてているけどね。 探偵役の家族が巻き添えで殺された時も同じ事を言えるのか、是非しりたいところである。 ○ あとどうしても個人的に納得がいかないのだが、伏線として、あの人が「〜で〜を〜る」というのがある。私は普通だけれども、そっちは使わないんだよなぁ……。 | ||||
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物語の構成は悪くないし、舘の設定も良いですが… 複雑な人間模様で中盤まではなかなか面白いです。 が、オチが駄目ですね。なんか投げやりな感じです…。ミステリーとしてはトリックや動機が薄い。小説としては浅く淡白なまとめ。 良く練られているし、綾辻さんらしい作品ですがつまらない…そう思います。 わたしは館シリーズの中では一番評価が低いですね。この方ならもっと面白くできるはずですよ。 | ||||
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記憶喪失の男・鮎田の依頼で、鹿谷と江南のコンビが彼の正体と彼の手記に記された「惨劇」の真相に迫る。「迷路館」を彷彿とさせる斬新な趣向の奇作である。 叙述は歴代シリーズ上でも三指に数えてよい、堂に入った見事なものだ。このオチは「人形館」に比肩できる予測不能さで、大いに舌を巻かざるを得ない。 トリッキーな魅力を醸し出す館と、マニアックなキャラクター、そして、爽快な敗北感を与えてくれる叙述。これらこそが、館シリーズが読者に垂れる好餌だ。この「黒猫館」はだけど、叙述の面白さはともかく、本格としての組み立ては如何にも詰めが甘過ぎた感を拭いきれない。 最大の問題は、本格に必須の筈の論理が希薄で、館がミスリードの為の辻褄合わせの産物にしか見えなかったということである。中村青司の一言からあのとんでもない結末へ到達するというのは、作者の独り善がりとしか思えないのだ。 他にも不可解さは残る。まず鮎田の正体だが、館シリーズの常連読者なら造作無く看破できるのではないか。それが、全く私の想像通りだったのに拍子抜け。更に、本名を伏せたレナの正体への言及が、とうとう最後まで鹿谷の推理にも鮎田の手記にも出てこなかったのはどういうことなのか。私は、レナ=理沙子と想像を逞しくしていた為、これには興醒めしてしまった。 「十角館」のエラリイや「時計館」の瓜生を彷彿とさせる氷川以外、館シリーズらしいキャラクターが少ないのも物寂しい限り。特に、若者達の判を押した様な不良という捻りのない造形が物足りない。 綾辻作品には、「時計館」や「霧越邸」など、奇を衒った趣向のものが多いが、それらが抜群の完成度を誇るのは、その論理の有機的な整合に尽きる。本作もその大仕掛けには驚倒させられたが、惜しくも企画倒れに終わってしまった感が否めない。 | ||||
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正直今まで読んできた館シリーズ6作の中で一番つまらなかったです。僕は。 トリックのアイディアはいいと思うんですけど、真相がわかったときも「だから何?」って感じでした(笑) 前作の時計館の殺人がスケールがでかかっただけに、今ひとつ印象に残らないというのが正直な感想です。 ちなみに、僕が館シリーズで面白かった順は 「人形館」→「十角館」→「時計館」→「迷路館」→「水車館」→「黒猫館」といった順ですかね。人形館はあまり評判よくないようですが僕は好きですね。トリック云々というより、物語の雰囲気が好きです。 スカッと騙されて気分がよかったのは十角館ですね。もし未読の方は参考にどうぞ。 あと、やっぱり一作目の十角館から順に読んでいった方がいいですね。 ランダムに読んでも支障はありませんが、ところどころで前作の事件の話題が出てきたりもするのでね。 ですからこの黒猫館に興味があるかたでも、まずは十角館から順に読んでいくことをお勧めします。 | ||||
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正直今まで読んできた館シリーズ6作の中で一番つまらなかったです。僕は。 トリックのアイディアはいいと思うんですけど、真相がわかったときも「だから何?」って感じでした(笑) 前作の時計館の殺人がスケールがでかかっただけに、今ひとつ印象に残らないというのが正直な感想です。 ちなみに、僕が館シリーズで面白かった順は 「人形館」→「十角館」→「時計館」→「迷路館」→「水車館」→「黒猫館」といった順ですかね。人形館はあまり評判よくないようですが僕は好きですね。トリック云々というより、物語の雰囲気が好きです。 スカッと騙されて気分がよかったのは十角館ですね。もし未読の方は参考にどうぞ。 あと、やっぱり一作目の十角館から順に読んでいった方がいいですね。 ランダムに読んでも支障はありませんが、ところどころで前作の事件の話題が出てきたりもするのでね。 ですからこの黒猫館に興味があるかたでも、まずは十角館から順に読んでいくことをお勧めします。 | ||||
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手記を解明していくのだけど、その手記の中にある露骨なまでの引っ掛けが、あまりにも幼稚で白けました。あとも、なんか冴えないねぇ・・・。名前のトリックとかも、なにを今更って感じました | ||||
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手記を解明していくのだけど、その手記の中にある露骨なまでの引っ掛けが、あまりにも幼稚で白けました。あとも、なんか冴えないねぇ・・・。名前のトリックとかも、なにを今更って感じました | ||||
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館シリーズの6作目。本作の最大の欠点は「読者にとって何が謎なのか分からない」ことである。作者は自分が思いついた謎に夢中になっているのかもしれないが、どういう点が謎なのか書けない類のアイデアなので、読者は何を看破すれば良いのか不明なのである。最後に「***」は「***」だったと言われても、そんなこと気にもしていなかったのだから、感心しろと言われても無理である。 島田氏の「眩暈」との関連性を指摘されたレビュアーの方がいたが、両方とも作者の一人よがりなのである。ある人物がある場所にいたとすれば辻褄が合う、ある館がある場所にあったとすれば辻褄が合うといった作者の身勝手な辻褄合わせが優先され、読者が蚊帳の外では困る。館シリーズは初作の「十角館」以外は全て失敗しているのに、シリーズを続けている見識も疑われる。 | ||||
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館シリーズの6作目。本作の最大の欠点は「読者にとって何が謎なのか分からない」ことである。作者は自分が思いついた謎に夢中になっているのかもしれないが、どういう点が謎なのか書けない類のアイデアなので、読者は何を看破すれば良いのか不明なのである。最後に「***」は「***」だったと言われても、そんなこと気にもしていなかったのだから、感心しろと言われても無理である。 島田氏の「眩暈」との関連性を指摘されたレビュアーの方がいたが、両方とも作者の一人よがりなのである。ある人物がある場所にいたとすれば辻褄が合う、ある館がある場所にあったとすれば辻褄が合うといった作者の身勝手な辻褄合わせが優先され、読者が蚊帳の外では困る。館シリーズは初作の「十角館」以外は全て失敗しているのに、シリーズを続けている見識も疑われる。 | ||||
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記憶喪失の老人の手記をヒントに事件を解決していく流れ。正直、トリックが見たことあるようなものの寄せ集め。さらに手記叙述トリックに関しては、どうにも読者をおちょくっているようにしか思えなく不快。 | ||||
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記憶喪失の老人の手記をヒントに事件を解決していく流れ。正直、トリックが見たことあるようなものの寄せ集め。さらに手記叙述トリックに関しては、どうにも読者をおちょくっているようにしか思えなく不快。 | ||||
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記憶喪失の老人の手記をヒントに事件を解決していく流れ。正直、トリックが見たことあるようなものの寄せ集め。さらに手記叙述トリックに関しては、どうにも読者をおちょくっているようにしか思えなく不快。 | ||||
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こだわりの一品といったところでしょうか メインのトリックは某大家の同じ時期に出た作品と全く同じという エラリイ・クイーンの「インディアン倶楽部の謎」と アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」が競合したときと同じ状態 (エラリイは同じトリックを使うわけにはいかないと原稿を破棄したはずだが)しかし、綾辻版はこのトリックに本作品すべてを捧げているので 伏線から本当のトリックまで いろいろとこだわりを見せています | ||||
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