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(短編集)
よもつひらさか
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よもつひらさかの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 21~33 2/2ページ
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世にも奇妙な物語をよく見ている人は分かると思いますが、映像化された脚本がありました。 どれもとても面白かったです。 この小説のタイトルにもなっている、最後のお話の『よもつひらさか』が一番印象に残っています。 私は満足できる一冊でした。 | ||||
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本当の意味でのケンカは強いつもりだが、驚いた。 本当に出会えてよかった作家・作品でした。 【ささやく鏡】【ハーフ・アンド・ハーフ】【夢の中へ・・・・・・】【穴二つ】【遠い窓】 そしてタイトル・チューンでもある【よもつひらさか】 不思議に連れ去られる麻酔のような、 泥酔の国境で、シエスタと呼ぶには綺麗すぎる眩暈。 小説、しかも短編の世界で、こんなにも不安定で確かに残像の影を笑えない作品だらけだと、 たまらない。 ものすごい美女に翻弄され、操られ、それを重ねることに何の抵抗もなく 俗世をあざ笑う感覚。 そういう時こそ、出会えてよかったと思うんだよね。 「うそ!?」 って言いたくなる世界。小説や短編の中に、そんなに多くはないと思う。 | ||||
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実によく出来た短編集。 どれもとても面白かったです。 表題作である「よもつひらさか」には、思わず「う〜ん・・・やるなぁ」とため息が出るほど。 必見の作品集だと思います。お勧めです! | ||||
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やっぱり面白いです!今邑さんの作品! 世界観、二転三転する展開の面白さ、予測不可能な結末。 私の好きな要素全開で、読んでいて飽きることがありません。 常に文章に惹きつけられ、早くページを捲りたくてしょうがない。 本好きの身としては、言うことなしの作品でした。 それぞれが20〜30ページほどの短編が12収録されています。 戦慄のホラーとあるように、ほとんどがホラーものです。 水の恐怖のように、じわじわと染み込んでくる怖さを感じます。 だんだんと逃げ場を奪われ、知らない内に閉じ込められる― そんな恐怖も覚えました。本当に背筋がぞっとします。 そして、やりきれない思いでいっぱいになる「切なさ」が 描かれている作品もあり、ホラー以外の要素も楽しめました。 | ||||
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この作家のものは、ありきたりな読者の想像を簡単に打ち砕いて思わぬ視点から、考えだにしなかった結末にもっていくのが特徴的であり痛快だ。その作法が分かってからはいかに先回りして読者が読みながらこの作家ならこういう筋立てでいくだろうと勝手に作品を構築していく面白さがあっていい。もちろん自分の構築と作者のそれが違っていても全く落胆はしないし大抵は「う〜んそうきたか」となるからである!作者の発想の自由奔放さが楽しい。異界・冥界・ミステリー・伝奇・ファンタジー・ホラー・空想・SFなどその幅の広い知識に裏打ちされた自由な展開。後味がじつに爽快である。奇妙で残酷であってものどごしさわやかな読後感である。 | ||||
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最後の作品の「よもつひらさか」は、絶品である。構成も見事なら、文章も見事である。途中に出てくる母親と子供の話もいい。青年の話もいい。兎に角、うまいのである。まさに、現代の芥川龍之介である。しかし、他の作品は、もう少し工夫があるとよい。最後の作品だけでも、本書を買う価値がある。 | ||||
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どのお話も粒揃い!よく出来ていて、ゾワゾワ〜と怖くなって、 全く退屈せずに一気に読んでしまった。 結末は大体こんな感じになるのだろう・・・と予想はつくのに、 それでも全く集中力を途切れさせることなく引き込まれてしまう筆の力は 本当にすごいと思う。 | ||||
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初めて今邑さんの作品に出合ったのがこの「よもつひらさか」。 どこかで聞いたことがあると思ったら…イザナミとイザナギの話だったんですね。 「見知らぬあなた」、「ささやく鏡」などは背筋がゾクッとするような不気味さ。「ハーフ・アンド・ハーフ」にいたってはかなりブラックな結末となっています。 ダントツなのはやっぱり「よもつひらさか」。一人でこの坂を歩いていると死者に会うという不気味な坂。もし自分が、亡くなった大好きな人に声をかけられたらどうするだろう…と考えてしまいました。 一度読むと忘れることのできない結末。短編集ならではの緊張感に満ちたホラーファンタジーです。 | ||||
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疲れた時に友人から「気分転換に」と言って薦められたのがこの本。 ホラーはほとんど読まないけれど、これは短編集ということもあり読みやすかった。 物語の展開の仕方が理に適っているというか、王道というか・・・こうなるんじゃないかなぁ〜と 思っているとそうなっていく。(しかも悪い方向に。) しかし、展開が予測できても面白く読めるのが凄い!! 各話の終わり方も余韻があって、その分怖さ倍増。 是非、深夜に読んでみて下さい。 | ||||
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魅力あふれる長編のホラーミステリー作品を発表し続ける著者の12編の短編集だ。著者の短編作品には独特の魅力が凝縮されている。それはホラーでありながら暖かみすら感じる繊細な心理描写とともに、予想を大きく裏切られる展開と戦慄を覚える結末が用意されているという点だ。時には猟奇的であったり、時にはファンタジックであったりするが、結末には驚愕させられる。 作品はテーマ別に配列されている。 謎解きの楽しみのある「見知らぬあなた」「ささやく鑑」「茉莉花」「時を重ねて」 猟奇的な「ハーフ・アンド・ハーフ」「双頭の影」 社会問題化しているテーマの「家に着くまで」「夢の中へ」「穴二つ」 ファンタジックな「遠い窓」「生まれ変わり」「よもつひらさか」 これらの中で特にファンタジックな描写が光る。「遠い窓」では壁にかけられた絵のアパートの窓の状態が日々変化するが、その様子が日記風に空想されていて夢がある。無論その現象の説明と取り返しのつかない結末が用意されているが、情緒的に深いところまで描かれる。表題作「よもつひらさか」は一瞬もページから目が離せない緊張感に満ちており、主人公の恐怖を覚える心理状態がリアルに描かれるが、古事記に題材を求めた幻想的雰囲気にひたる事が出来る。 著者渾身のきわめて密度の濃い短編集だ。 結末を知っていても、何度でも読みたくなる。 | ||||
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「よもつひらさか」は悪夢を見ているような薄暗い情景が眼に焼き付くような作品。軽く読んで軽く忘れてしまうホラー作品が多い中、これはまずこの先忘れられないんじゃないかと言うような一遍です。 | ||||
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ホラー好きだけど自分好みがなかなか無く、ホラー小説流行りモノを片っ端から読んだ中、この作家さんに出会いました。私にとって、初めての文句ナシのホラー作家さんです。人間関係、二転三転する結末、ある程度分かっていながらもぞっとさせてくれます。この本の中では、『ハーフ・アンド・ハーフ』が一番!もちろんタイトルの『よもつひらさか』もオススメ。 | ||||
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不思議な表紙絵と題名にひかれて、はじめてみる作家でしたが読みました。ミステリーはさんざん読んで、ちょっとやそっとの内容ではおもしろいと感じることができなくなっていましたが、これはひとつひとつ精度の高い、短編ミステリーでした。冥界の不思議な雰囲気がすきでひたりたいかたにおすすめです。 | ||||
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