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ダイナー
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ダイナーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全111件 61~80 4/6ページ
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最初のほうの拷問のシーンを夕食を作りながら読んでいたら吐きそうになりました。 それでもそのまま読み続けて、作った夕食を食べるのを忘れるぐらいのめりこんで一気によんでしまいました。 気持ち悪いシーン満載の序盤から、徐々に気持ち悪さがなりを潜めていく。 普通と逆なような気がしますが、まんまとのせられました。 面白いです。 映画のLEONのような終わりはちょっと疑問でしたが、 やくざに捕まって埋められかけたり、人殺しの集まる定食屋に売られたりと絶望にまみれていたオオバカナコが、 最後では希望を持って生きていくようになるのはなかなか感慨深いものがありました。 | ||||
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大好きな一冊です^ ^ でも読解力がないのかクライマックス近くの戦闘シーンがよくわかりませんでした; でも戦闘シーンなくても大好きになったくらい個人的には好きです^ ^ | ||||
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グロとグルメの画期的融合、B級テイスト全開の無国籍ジェットコースターノベル。 一応舞台は日本で登場人物(の大半)は日本人のはずだが、そう思わせない虚構を組み上げる非日常感がある。 主人公オオバカナコは安い命と引き換えに殺し屋専門のダイナー(定食屋)でこき使われる事になったウェイトレス。店を取り仕切るボンベロは元殺し屋の天才料理人。ダイナーを訪れるのは一癖も二癖もある強烈な殺し屋たち。 縫い痕と傷だらけの皮膚をもつフェミニストな爆破屋スキン、愛犬のドーベルマンに自分と同じ名前をつけて可愛がるブロウ、見た目は十歳前後の無邪気な子供だが実は……なキッド、ボンベロの元恋人にして超美人な炎眉。 いずれも負けず劣らず強烈にキャラが立った殺し屋たちが次々登場してはあっさり退場していくのがもったいない。人物造形や道具立てはラノベっぽいが、カナコのコミカルでライトな一人称や憎まれっ子世に憚る軽口が、ともすると陰惨に傾きがちな物語に救いをもたらす。 グリルで肉汁滴らせ焼き上がるパテの横、涎沸く料理の横で容赦なく行われる殺人拷問解体の酸鼻を極めた一連の描写。でもページをめくる手がとまらない。 ダイナーに訪れる殺し屋は世間に疎まれ普通の人間に忌み嫌われる。 だがダイナーではボンベロのルールに従う限りにおいて、どんな異常者でも客として遇される。ルールの外で産み落とされ、殺す事と生きる事を同義としてきた彼らが、ダイナーのルールに守られて皆どこかリラックスした様子で客として振る舞う。 生きる事は食べる事、生きる事は殺す事。 その大前提にのっとって救われない過去と罪を背負った、救われない者たちのチープで壮絶な生き様と死に様。 実在の猟奇殺人犯をモデルにした殺し屋たちの生い立ちはとんでもなく過酷で極めつけに悲惨だが、そこから極めつけの晩餐が生まれる。 ボンベロの寡黙で不器用な優しさと一般人上がりの甘さがぬけないカナコのおばかさ、そんな二人が次第に息の合った師弟としてコンビとして店を切り回していくのが痛快。コントのようなコミカルでテンポよい掛け合いと映画のようにオシャレな台詞回しも秀逸。 個人的には三池監督に実写映画化してほしいと思いました。 | ||||
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正直、18禁かと言いたくなるほど残酷で不条理。 これほどに欲望や憎しみ、狂気が詰まった一冊は珍しいとも言えるのだけど、 でも、でも面白いのです! 読者を選ぶことは否定できないし、残酷な描写も多いのだけど、 最後まで読めば、この物語がむき出しの感情の向こうにある人間性や「生きる」ということの讚歌であることが分かるはず。 (ただ念のため繰り返しますが、決して万人受けはしません) それにしてもおいしいハンバーガーが食べたくなりすぎて困りました。 | ||||
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最初から最後まで引き込まれました。 最後の数ページは終わってしまう寂しさもありました。 テンポよく、読みやすかったです。 他の平山作品も読むきっかけになりました。 | ||||
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読んだ記憶を毎回全て忘れて、何度もこの感動をひたすら味わいたい作品でした! 兎に角迷っている人には迷わず読むべき!と言いたいです! グロ物も私はある程度平気ですが、平山さんの作品なのにホント気にならないぐらいささやかなものでしたよ(笑) 人によるかな 気にならないぐらいのエンターテイメントが待ち受けていますから☆☆ ボンベロの優しさに惚れて、カナコの逞しさに惚れて、怖いけどこの世界に少しだけ踏み込んでみたい!かなって感じました(あ、すぐ逝くかな…) 最後のページは切なさと爽やかな感動でいっぱいでした! ぜひ、視感も味覚も味わってほしい作品です! | ||||
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私は日頃スプラッター系は好まないのですが, ぐいぐいぐいと引き込まれてしまいました。 なんかもう,最初から最後まで血やら何やら飛び散る のですが,リアルすぎるためか,かえって興味深い。 三十路女子,カナコの命冥加なところに驚きつつ, ボンとの再会を祈りたいと思います。 私は犬の菊千代ラブです。会いたくはありませんけど。 | ||||
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対応も早く梱包も綺麗、現品も綺麗でした。 非常に満足した買い物ができました。 | ||||
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人間の汚い部分、見たくない部分。そういうものが沢山詰まっている作品です。裏切りや嫉妬、ただ狂っている者…沢山の個性あふれるキャラ達が私に色々なことを考えさせてくれます。ある意味勉強になりました。こういう考えもあるのか…と。また、残虐的なシーンの後に美味しそうな料理の数々が出てきます。それを読んでいるだけで自分の口の中に唾液が沢山溢れ出してくるのがわかりました。こんな体験をしたのは初めてです。とても残虐的なのにお腹が空く。そんな不思議な作品です。一度読むと魅力に取りつかれますよ。 | ||||
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近年読んだ小説で、これは本当に面白かったと思えた作品でした! 殺し屋達との鬼気迫る展開も、じわっと滲みてくる切ない恋も、舌を唸らせる究極の料理も、全てがジェットコースターの様なスピードで作中を駆け巡っています。 最後まで、ページをめくる指は止められないかもしれません…グロ描写に耐性がある方に是非オススメです! 私は最後まで夢中になって読んで、読後は無性にハンバーガーが食べたくなりました。 | ||||
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導入部のスピード感、日常から非日常への変貌ぶりは見事の一言です。 主人公たちはどれほど哀願しようが許される事もなく、より苦しんで死ぬことだけを期待されているのが分かり、 その絶望感は否応なく読者とシンクロします。 死の瀬戸際で買い手がつき、間一髪命が助かったと思ったのも束の間。 主人公が連れていかれたのは殺し屋専門の定食屋(ダイナー)であり、今日の命の保証もない世界…という シチュエーションもまた秀逸で、その定食屋を訪れる実にユニークな殺し屋の面々の異常さも含めた多彩な魅力と共に とにかくあっという間に世界に引き込まれました。 日本が舞台のはずなのに登場人物たちの名前を始め、その言動、組織の規律や横のつながりなどは 海外のマフィア・ファミリーのようであり、どこまでも無国籍な空気が漂っています。 その為か、かなり凄惨なシーンも多いのにあまり気になる事もなく その非現実感漂う、全く想像がつかない世界をとことん楽しませてもらえました。 「現実には無いだろう」と頭で思っていても、それでいて「いや、もしかしたら…」と思わせる エンターテイメントとしてのリアリティのバランスが絶妙で、まるでその場でこっそり覗き見をしているような 不思議なドキドキワクワクでいっぱいでした。 人生に倦んだ一人の女性が、死と隣り合わせの毎日の中で本当に生きる意味を自覚し、 生まれて初めて自分の力で生きていくようになる成長の物語と、非日常の塊のような世界に生きる男たちの 恐ろしくて哀しく、そして激しく鮮烈な生き様。 そして何よりボンベロの作る料理の美味しそうな描写の数々。 他の方のコメントにもありましたが、正にこの小説そのものが「究極の六倍」でした。 非常に読後感もよく、何度読んでも楽しめる作品です。 | ||||
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携帯サイトのバイト募集につられ、危ない金の強奪に加担したオオバカナコ。カナコは、すぐにとっ捕まって埋められることになってしまった。料理が得意と必死のアピールで命乞い。殺される寸前買い手がついて、連れて行かれた先は、料理人ボンベロが取り仕切るダイナー「キャンティーン」だ。 ここは、殺し屋専用の会員制ダイナー。カナコは「キャンティーン」でウェイトレスとして働きはじめる。殺し屋たちの気分次第で、いつ命を奪われてもおかしくない立場のカナコ。 胃袋がなってしまう素敵な料理と酒。胃袋から酸っぱいものが上がってくる暴力。美と醜が渾然一体となった悪党どもの宴がもようされる。 非情の料理人ボンベロと、この世の地獄に叩き落されたカナコの絡みが面白い。ぎりぎりのところでボンベロの殺意をかわし、生き抜く術を身につけていくカナコ。殺し殺されの緊張感を保ちながら、ボンベロとカナコは、微かに心を通わせていく。 ワケありの殺し屋たちのキレキレぶりも楽しい。まるでマカロニウエスタン。「キャンティーンの扉が開たびに、異形異才の殺し屋がどーんと現れる。殺し屋たちは、突然、沸騰しカナコの命を脅かしていくのだが、そのぶっとび方が尋常じゃない。辛くも命をつなぐカナコ。しかし、殺し屋たちは次から次へと「キャンティーン」を訪れる。 クライマックスは、まさにマカロニウエスタンさながらの、手に汗握る展開だ。カナコとボンベロの最大のピンチ。どうなるカナコ、どうするボンベロ ・・・ とつづく。 毎度のことだが、平山夢明さんの残酷描写は、読んでいて怖気をふるってしまうぐらい痛みを感じてしまうなぁ。 | ||||
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秀逸です。 スプラッターを想像していましたが、これはハードボイルドですね。 店の主人ではなく、カナコが…です。 最後の一行まで楽しめました♪ | ||||
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平山先生の本は、「他人事」の最初の作品のようなわかりやすい作品が好みです。 「独白するユニバーサル横メルカトル」「ミサイルマン」は私にはファンタジー過ぎて難しかった。 「他人事」も読み進めていくとわかりにくくなっていった。 しかし、この「ダイナー」は最初から最後まで圧倒的にわかりやすく、爽快。 著者の「異常快楽殺人」を読んでいたので変わった殺人者たちのモデルがわかりよりおもしろく読めました。 主人公「オオバカナコ」は馬鹿ではなく非常に強い女性です。 これまでの著者の本では女性はひたすらなぶられ無残に殺されるだけの役割でしたがこの本では痛快でした! 年に何度か読み返してしまう作品です。 でも、やはり平山作品だけあってグロ描写は避けられないので安易に人には薦められません。 またこのようなエンターテイメント系の作品を書いてほしいです。 | ||||
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面白かったです。平山夢明の作品だから、いつ主人公の女性が生きた子ども調理させられるのか、人肉を 食わされるのかとヒヤヒヤしましたが、さすがにそこまでの描写は無く、個人的には(平山作品としては) リリカルだとすら感じました。だいぶ感覚が麻痺している自覚はあります(笑) 後半からぐんぐんスピード感が増し、ラストまで一気に突っ走り最後はスカーンと抜けた青空を感じさせるような 清々しい気持ちにさせられました。グロ表現に耐性の無い方にはキツいかもしれませんが、試してみる価値は あると思います。 | ||||
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ストイックな店主は、ハードボイルドな私立探偵小説から抜け出してきたようでもあり、ディック・フランシスの世界に身を置く正義も味方のようにも見える。「ダイナー」というアメリカの田舎町ならどこにでもあるパサパサのバンズに挟んだ成形ハンバーグと冷凍フライドポテトを出す定食屋のはずなのに、そのメニューは、肉汁の滴りまで完全に見えるスグレモノ。 さらに、ここに集う個性的な殺し屋たちの「無国籍感」はまさに大昔の西部劇や日活映画のようであり、壮絶な闘争シーンは東映映画のようでもあり、さらに、チャン・イーモウの映画のように貫かれる純愛。 最後の「人は自分に合った靴を履くべきだと思う。」という一言の台詞の重みは、まさに希望につながる、というたった1冊で小説の面白さ、深みを見事に描きだす。 最近の「人当たりの良い」「読みやすい」「小さな世界の小感動」「中途半端な業界告発モノ」などに少々、飽きてきた読者にはガツンと一発、とっても大きな一撃を与えてくれる極上の「歌姫(ディーバ)」! | ||||
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個性的な殺し屋達と店主の異常な価値観・会話の中で、主人公のオオバカナコが成長していく、爽快な冒険小説でした。 とにかく、出てくるキャラクター全てが個性的かつ魅力的で、悪くいえば大味で、ライトノベルや漫画を読んでいる気分でした。 これを一巻で終わらせるのはもったいなかった……物語はオオバカナコの成長記であるのですが、どうせ作者はそこには大した比重を置いてないのでしょうから、もっと個性的な殺し屋を出して二巻も三巻も続けて欲しかったです。 まあ、平山夢明という作者の性格上、続編ものなど望むべくもないのですが……。 一巻の内に、料理・残酷・恋愛・アクションを一気に詰め込みたかったのでしょうが、正直鈍重になった感が否めない。もっと削ってくれても良かった。 例えば、殺し屋達がそれぞれ、拷問の方法や死体処理の方法を語り、その異常性を読者にアピールします。 それには最初は驚嘆・感動できるのですが、後半では食傷気味になります。またグロい話アピールかよ、それもういいから先に進めてくれよ、といった感じで。展開は後半からだるくなります。 あと、毒をくらったのに、店主ボンベロだけが血清もないまま血抜きだけで生き残るなど、若干の齟齬もある。 その大味さからも、一巻に詰め込むのではなく、もっとあっさりした出来にするか、逆に何巻かに分けて欲しかったのですが、ともあれ平山夢明の小説の中で最高の出来であると思います。 お勧めします。 | ||||
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なんせ最初の20頁ほどは、読むのが苦しかったですね。正直言ってあんまり この方面の作風は好きではありませんから。 ただ中盤以降はそれにも増して、『物語』としてこの作品に引き込まれて行き ました。 恐らく今まで通りの結末が待っているんだろうな、という私の予想も大きく裏 切られました。読み終わって残ったものは、少しばかりの物悲しさ。そして気 付くのです。これは平山流の純愛小説なんだと。 | ||||
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平山さんの本は、怖い話系しか読んだことありませんでしたが、 なんとなく気になってこの本を読みました。 設定は、アマゾンさんの紹介文を読んでもらうとして・・・。 もう出だしからワクワク度MAX、読み進めていったら面白い展開てんこ盛りで、 ちょっとだけ読むつもりが、結局ぶっとおして1冊読んでしまった。 出てくる人物がとにかく面白いし、会話も楽しい。 主人公のカナコは色々危ない状況になりますが、どうやって彼女が切り抜けるのかも読んでて ハラハラしました。 とにかく読んでいて「次になにが起こるのか」っていうのが 気になってしょうがなかったです。 ラストは、・・出来れば(ネタバレになるのでお察しください)・・・・・!! って思った人多いんじゃないだろうか・・ちょい寂しいです。 久々に小説で興奮しました。ほんとに満足した。読んでスッキリ、お腹いっぱい。ボンベロさんのバーガー食べたい。 映像化しねえかなこれ・・ものすごく映像で見たい。 | ||||
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冒頭のエグさから始まり、オオバカナコが体験する何とも言えない裏社会が面白い。不道徳であろうが残酷であろうが面白いものは面白いのだから仕方がない。小難しいことは考えずに、ただ面白いと思える人は多いのではないだろうか。冷血で頭のネジが外れたキャラクター達の言動を現代社会に当てはめて考えればそれなりに深い意味があるような気もするのだが、この物語はリラックスしながら物語の世界に入り込めた人の勝ちであろう。 | ||||
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