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ダイナー



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【この小説が収録されている参考書籍】
ダイナー
([ひ]2-1)ダイナー (ポプラ文庫 日本文学)

ダイナーの評価: 7.46/10点 レビュー 13件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.46pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全13件 1~13 1/1ページ
No.13:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ダイナーの感想

ほぼダイナーであるキャンティーン内での話なのに登場人物が個性的かつ出てくる料理が美味しそうで面白かったです。近々絶対ハンバーガー食べることになりますね。

殺し屋ばかり出てくるのですぐ死ぬしグロテスク表現も多いですが合間に美味しそうな料理がいい感じに挟まるので調和されます。


見てませんが映画ではボンベロが藤原竜也さんで凄い違和感。もっと体ゴツい感じだと思ってました。


▼以下、ネタバレ感想

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MEI
GD5UZMNE
No.12:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ある日突然落ちた、奈落でのお話。


  裏社会での失敗、それが地獄の始まりだった。
殺し屋専門の食堂に売り飛ばされたオオバカナコ。 9人目のウェイトレス、8人目はこないだ死んだという。 一触即発、裏世界の人間たちとの危険な交流。 

 あぁ面白い。 血みどろのグロテスクに対しての洒落た登場人物達、そこに紛れる一般人大馬鹿な子。 生きる意味も未練も失くした彼女は奈落での出会いで何を見出しどこに向かっていくのか。 痛快、爽快さでお腹いっぱいになれるエンターテインメントだった。

りーり
9EDFH0HC
No.11:
(5pt)

ダイナーの感想

カナコとか九とかのキャラクターと菊千代の味付けは良かったが、美味しいバーガー作りながら来客を殺すだ殺さないだのをワーワー繰り返すだけのお話でした。

kmak
0RVCT7SX
No.10:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

タフでなければ読めない本

悪夢を物語にした本です。正体不明の男たちに追われ、逃げきれずに捕まり深夜山の中で穴を掘らされます。何の穴か考えるまでもありません。
昔、大藪春彦という作家がいました。彼の作品は主人公が拳銃、車、ファッション、料理などに拘り、鍛え上げた肉体を駆使して敵に立ち向かうという物語が殆どでした。
『汚れた英雄』、『野獣死すべし』、『蘇る金狼』といった作品が有名です。カーマニアがよだれを垂らすような車に関しての話しや武器としての拳銃の詳しさなどに驚いたものです。
ダークヒーローは読む者の分身で平凡な日常を忘れさせてくれました。

この本もそんな容赦ない血と暴力の世界に落とし込まれた女性が主人公になっています。 日々、命の危険に会うような異常な人間たちが食事に来るダイナー(定食屋)でウエイトレスとして働くことになります。
もっとも山の中で生き埋めにされるところを、料理が出来ると利用価値があると訴えてこのダイナーに売られたからでした。でなければ生き埋めにされ人生は終わっていたでしょう。
次々にイカレタ男たちが店にやって来ます。店を切り盛りする男の手伝いをしながらも散々な目にあいます。異常としか言いようのない男たちの殺しのテクニックや武器が見せられ
店のなかは血と肉片だらけです。
やって来る殺し屋たちと組織に起きている裏切り者探しの問題を絡ませてストーリーは進みます。
ハッキリ言ってお嬢さんの読む本ではありません。
タフな男たちとタフな女の物語です。
でも、ただの殺戮の物語とはなっていないのでそこは強調しておきます。
しかし、グロさは否めません。
そこを理解して読んでいくと一つのサバイバル物と見えるかも知れません。
ラストのロマンチックな甘さも口直し的な要素を担っているのかもです。本のカバーの意味は読んでいると分かります。
店の男が作るハンバーガーはよだれが出るほどの絶品です。 こんなバーガーを食ってみたい!

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.9:
(8pt)

ダイナーの感想

グロテスクな表現が多かったが一気に読めた。

呑んだくれ
P3S7II56
No.8:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

ダイナーの感想

人生を自暴自棄気味に過ごすオオバカナコ。
カナコは時給30万に惹かれて闇サイトのバイトを請け負い、その結果凄惨な拷問に遭遇し、殺されかけた。
咄嗟の機転で生き延びるも、行き先は殺し屋が集う会員制の“ダイナー(定食屋)”。
彼女は“使い捨てのウェイトレス”として雇われたに過ぎず、既に8人ものウェイトレスが使い捨てられていた。
殺し屋に気に入られなくて殺されるかもしれない。
それとも、殺し屋に気に入られて殺されるかもしれない。
“生と死”が隣り合わせの“ダイナー”で、はたしてカナコは生き残れるのか―・・・

大藪春彦賞を受賞し、多くの方が高評価している作品なので、面白いと思う方が多いのでしょう。
しかし、残念ながら私には合わなかったです。
本作をミステリと期待して読んだためかもしれません。
私はオスダメミステリを参考に本作を購入したため、“ダイナー”や殺し屋のもたらす事件や過去に謎があるのかと思ったのです。
ですが、読んでみると、バンバン撃ち合ったり拷問したりして、バンバン人が死ぬ洋物映画を観ているような気分。
ハードボイルドやノワールというジャンルになるようですね。
そういったものが好きな方は面白いのだと思います。

読んでいてよくわからなかったり、納得し難かったりする箇所もあいます。
まず、舞台は日本なのでしょうか。
スタート地点は日本でしょうが、“ダイナー”に来てからは場所も人種もさっぱりわかりません。
そして、だれにも感情移入ができず、殺し屋のトラウマ云々を抜きにしても、行動が理解しがたいです。
カナコにはまったく感情移入できない上に、成長するわけでもない。
それなのに妙な恋愛要素が足され、爽やかというか安易というかな結末。
“死”を意味する凄惨かつ執拗な拷問シーンと、“生”を意味する魅力的かつ美味しそうな食事シーンの対比がメインなのかもしれません。
しかし、個人的には作者が何を伝えたいのか読み取れず、あまり中身があると感じることができない一冊です。


▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB
No.7:
(7pt)

ダイナーの感想

殺し屋専門のダイナーを舞台とした作品。不思議な設定と残酷な描写で、読む人を選ぶかも知れません。自分としては嫌悪感が先に立ち、好きにはなれませんでした。主人公に感情移入出来無かったのも原因ですが。
グロく無ければ読み易いのに、と思うが、それでは作品の魅力が薄くなると言う事なのでしょう。

なおひろ
R1UV05YV
No.6:
(6pt)

ダイナーの感想

初平山夢明。
高評価な作品という前認識を持って読み始めたものの、のっけからのノリに正直不安になりました。
確かにグロい。
グロけりゃグロでも別にいいんだけど、読んでいてどこか陳腐さを感じて仕方なかった。
上手く言えないけど「意味なくグロい」という感じなのである。
物語は冒頭から(主人公の女性に感情移入する間もなく)急激に立ち上がるが、めまぐるしいほどのグロの押し売りで、なかなか入っていけない。
兎に角現実離れし過ぎていて、主人公の女性にしても、一歩間違えば一気に奈落の底まで落ちていきそうな状況に立たされているはずが、読んでいてそれを感じる事ができない。
正直読むのを止めようかと思ったくらいです。
この物語を読んで無性にハンバーガーが食べたくなったなどとお世辞を言うつもりも毛頭ない。

人の命を蔑ろしているかのように、死んでいくのが当たり前のような登場人物達。そして当たり前のように死んでいく。
そんな現場が、人が生きていくために必要な、そして死んでいった(味など分かりそうもない)連中には不相応な美味なる食事(ジャンクフードって点がが何かを示唆しているようで面白い)を提供する場所であるという対比がなかなか興味深いのだが、それならもう少し「食」と「命」の関連を深く描いて欲しかった。

強さを手に入れた一人の女性の成長の物語なのか、或いは、某氏の言うように不器用な男女の愛の物語なのか。
最後ここに着地させたいという作者の意図は何となく伝わるのだが、全体を通して薄かった。

梁山泊
MTNH2G0O
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ダイナーの感想

とあることから、殺し屋専門の定食屋で使い捨てのウェイトレスとして働くことになった主人公。グロいバイオレンスな描写が続いたと思えば、美味しそうなな食事シーンになり、文書での表現力が凄い。個性的な殺し屋との掛け合いや、いつ殺されてもおかしくない状況が、まるで映画や漫画のようでハラハラドキドキしながら楽しめた強烈な本でした

ほっと
2XKXV6EI
No.4:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

とても楽しい読書体験

これは読んでいて非常に楽しい話でした。
殺し屋や、バトルという危険なパティに、恋愛という甘酸っぱいトマトを加え、そして料理という新鮮なレタスを加え、それを小説というパンズにはさんだハンバーガーのようなお話です。

夜光虫
OS94C33E
No.3:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

美味救魂

見出しは、自分がよく行く書店で飾られていた著者サインの言葉。

殺し屋専門のダイナ-(軽食レストラン?)で巻き起こるウェイトレスとなった主人公カナコと殺し屋達とのエピソ-ドはどれも秀逸で最高。

すべては、そのレストラン内だけで起こる話で究極のハンバ-ガ-と思い出食を作るコックのボンベロとその美食を求めて集う超個性的な殺し屋と巻き込まれるカナコ。

残酷な描写はあるが、それを乗り越える殺し屋達の魅力がまるでマンガを読んでいるようで、それでいて殺し屋達の宿命がまた悲しくも読ませる。
殺し屋は、それぞれ得意技を持っていて、(たとえば爆弾とか玩具とか毒とか)物語が進み、新しい殺し屋が登場するたびに楽しみになる。

究極の料理と殺し屋とミスマッチさがインパクトを増大させ、忘れられない作品になった。

本書を読んだ後、どの殺し屋が好きだった?と聞きあえるのも特徴かもしれない。

タカタソン
HU0OGV5Q
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ダイナーの感想

強烈な読書体験で充実感を味わえた作品でした。
暴力的で読むのを躊躇わせるグロ表現が多いので、
耐性がある方向け。

ただ、いくつかの賞を受賞している通り、
グロだけの低俗な作品とは一線を画しています。

血みどろの数々に胸やけを起されたと思えば、
別のシーンでは、美味しそうな料理が作られお腹がすいてくる。
文章での表現力が凄く、いろいろと刺激的でした。

そして物語も面白い。
ミステリーなのか言われればそういう要素もありますが、
それとは別の次元にある強烈な作品だと思いました。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

娯楽作です。

平山フアンでない人必見といったところでしょうか。読み手の層を一気に広げた感じがある。ただし、軽い気持ちで読んでみるとどす黒い落とし穴になんどもハマることまちがいなし。
「独白する…」しか読んでいないので何とも言えないが、ダイナーのような娯楽作を次も用意してもらえることを切に思う。
ちょうどこの位のレベルが自分には合ってるんだろうなア。

sashia
WX5QMNDA

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