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ダイナー



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【この小説が収録されている参考書籍】
ダイナー
([ひ]2-1)ダイナー (ポプラ文庫 日本文学)

ダイナーの評価: 7.46/10点 レビュー 13件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.46pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

ダイナーの感想

カナコとか九とかのキャラクターと菊千代の味付けは良かったが、美味しいバーガー作りながら来客を殺すだ殺さないだのをワーワー繰り返すだけのお話でした。

kmak
0RVCT7SX
No.1:
(6pt)

ダイナーの感想

初平山夢明。
高評価な作品という前認識を持って読み始めたものの、のっけからのノリに正直不安になりました。
確かにグロい。
グロけりゃグロでも別にいいんだけど、読んでいてどこか陳腐さを感じて仕方なかった。
上手く言えないけど「意味なくグロい」という感じなのである。
物語は冒頭から(主人公の女性に感情移入する間もなく)急激に立ち上がるが、めまぐるしいほどのグロの押し売りで、なかなか入っていけない。
兎に角現実離れし過ぎていて、主人公の女性にしても、一歩間違えば一気に奈落の底まで落ちていきそうな状況に立たされているはずが、読んでいてそれを感じる事ができない。
正直読むのを止めようかと思ったくらいです。
この物語を読んで無性にハンバーガーが食べたくなったなどとお世辞を言うつもりも毛頭ない。

人の命を蔑ろしているかのように、死んでいくのが当たり前のような登場人物達。そして当たり前のように死んでいく。
そんな現場が、人が生きていくために必要な、そして死んでいった(味など分かりそうもない)連中には不相応な美味なる食事(ジャンクフードって点がが何かを示唆しているようで面白い)を提供する場所であるという対比がなかなか興味深いのだが、それならもう少し「食」と「命」の関連を深く描いて欲しかった。

強さを手に入れた一人の女性の成長の物語なのか、或いは、某氏の言うように不器用な男女の愛の物語なのか。
最後ここに着地させたいという作者の意図は何となく伝わるのだが、全体を通して薄かった。

梁山泊
MTNH2G0O

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