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OUT
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【この小説が収録されている参考書籍】
OUTの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全223件 141~160 8/12ページ
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家族から孤立した雅子、一人で寝たきり老人と中学生の娘の面倒を見るヨシエ、夫から暴力を受ける弥生、内縁の夫に逃げられ借金が雪だるま式にふえる邦子。行き場を失った4人の中年女性が、弥生の犯した殺人事件から、あらぬ方向に転がり始める。 今の自分は最悪な状態ではない、でもこれ以上良くなる事などありえない。その閉塞感からか、雅子はこの世界からの出口(OUT)を無意識に探し、危険な選択を行う。 この物語は、実際に桐野さんと出版社との間で関係が拗れ、まだ新人だった桐野さんが行き場を失ったときに書かれた。だから次から次えと危ない選択をしていく雅子は、桐野さん自身で、その時の心情を雅子に映したと思う。 追い込まれた、先のない人間を著した秀作だと思う。 | ||||
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家族から孤立した雅子、一人で寝たきり老人と中学生の娘の面倒を見るヨシエ、夫から暴力を受ける弥生、内縁の夫に逃げられ借金が雪だるま式にふえる邦子。行き場を失った4人の中年女性が、弥生の犯した殺人事件から、あらぬ方向に転がり始める。今の自分は最悪な状態ではない、でもこれ以上良くなる事などありえない。その閉塞感からか、雅子はこの世界からの出口(OUT)を無意識に探し、危険な選択を行う。この物語は、実際に桐野さんと出版社との間で関係が拗れ、まだ新人だった桐野さんが行き場を失ったときに書かれた。だから次から次えと危ない選択をしていく雅子は、桐野さん自身で、その時の心情を雅子に映したと思う。追い込まれた、先のない人間を著した秀作だと思う。 | ||||
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ドラマを見て読んだので、筋が分かっていたけど楽しめました。ドラマよりも救いがないけど、ドラマの何倍も濃いです。色んな意味で。この小説の面白さは、女性のドロドロした部分の生々しい描写にあると思う。それに尽きるといっても良いくらい。主人公をかなり持ち上げて描いてあるので、それが鼻につくんですけどね。彼女に自分を重ね合わせられる人には気持ちいい話ですね。身近な舞台設定の、斜に構えたハーレクインロマンスSM風味ってところでしょうか。しかし読んでる時は面白いものの、読み終わってから「オイオイこれでいいのか?」というか、「そりゃないだろう」って気分になりました。なので、映画を見た時「うわ~気分良い!」って感動しました。小説のテーマから何から全部逆手にとって真逆の話になってたから。小説のテーマは「女の敵は女」映画のテーマは「女の友情」ってところかな。(小説の話からそれちゃって失礼(^^;)とにかく、好き嫌いがはっきり分かれる話だと思います。 | ||||
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ドラマを見て読んだので、筋が分かっていたけど楽しめました。 ドラマよりも救いがないけど、ドラマの何倍も濃いです。色んな意味で。 この小説の面白さは、女性のドロドロした部分の生々しい描写にあると思う。 それに尽きるといっても良いくらい。 主人公をかなり持ち上げて描いてあるので、それが鼻につくんですけどね。 彼女に自分を重ね合わせられる人には気持ちいい話ですね。 身近な舞台設定の、斜に構えたハーレクインロマンスSM風味ってところでしょうか。 しかし読んでる時は面白いものの、読み終わってから「オイオイこれでいいのか?」というか、「そりゃないだろう」って気分になりました。 なので、映画を見た時「うわ~気分良い!」って感動しました。 小説のテーマから何から全部逆手にとって真逆の話になってたから。 小説のテーマは「女の敵は女」映画のテーマは「女の友情」ってところかな。 (小説の話からそれちゃって失礼(^^;) とにかく、好き嫌いがはっきり分かれる話だと思います。 | ||||
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イメージを固定して自分の中に収めるのは楽なことだ。それに疑問を感じないならば・・・。桐野作品が臨場感に溢れていると私が感じるのは主人公の主観だけでなく、他の登場人物の視線からも綿密に語られているから。多面体のガラスでできた立方体をそれぞれの面から覗き込んでいるようで目を逸らすことができなくなる。その他大勢として括られる「主婦」という代名詞。軽んじられているイメージに打撃を与えたのは爽快にも感じる。家族の中にあって孤高である。ふとした時に思い知らされる現実。結末はここまでしなければならないのか?とも感じたが、「佐竹」の存在の意味をまだ私は本質まで理解できていないのかと今も思いに囚われることがある。 | ||||
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自分の主人を殺害してしまった主婦と、その犯罪が世間に知れないよう協力するパート仲間の主婦たち。その目的はさまざまなれど、登場人物たちの個性・人柄に一分の隙も無く、情景の描写も恐ろしいほどパーフェクトです。死体をのこぎりで切断する場面なんて、自分では到底想像できないが、不思議と頭の中にその様子を思い浮かべることができてしまい、「人を殺すのって案外簡単かも」と恐ろしいことを考えてしまいました。決して真似してはいけませんっ! | ||||
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イメージを固定して自分の中に収めるのは楽なことだ。それに疑問を感じないならば・・・。 桐野作品が臨場感に溢れていると私が感じるのは主人公の主観だけでなく、他の登場人物の視線からも綿密に語られているから。 多面体のガラスでできた立方体をそれぞれの面から覗き込んでいるようで目を逸らすことができなくなる。 その他大勢として括られる「主婦」という代名詞。軽んじられているイメージに打撃を与えたのは爽快にも感じる。 家族の中にあって孤高である。ふとした時に思い知らされる現実。 結末はここまでしなければならないのか?とも感じたが、「佐竹」の存在の意味をまだ私は本質まで理解できていないのかと今も思いに囚われることがある。 | ||||
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自分の主人を殺害してしまった主婦と、その犯罪が世間に知れないよう協力するパート仲間の主婦たち。その目的はさまざまなれど、登場人物たちの個性・人柄に一分の隙も無く、情景の描写も恐ろしいほどパーフェクトです。 死体をのこぎりで切断する場面なんて、自分では到底想像できないが、不思議と頭の中にその様子を思い浮かべることができてしまい、「人を殺すのって案外簡単かも」と恐ろしいことを考えてしまいました。 決して真似してはいけませんっ! | ||||
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流石有名なだけあって、おもしろかったです。たくさんの視点で物語を進める形をとりながら、最終的に一人の主人公の人生に集約していく様はとても痛快です。痒いとこに手が届くようです。展開も中だるみ無く、テンポが良いです。結構リアルにせまってくる文章で、次の展開の予想がつかない楽しさがあります。リアルタイムで友達の話を聞いているような感じ。文も難しくないので、暇つぶしにはもってこいだと思います。 | ||||
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流石有名なだけあって、おもしろかったです。たくさんの視点で物語を進める形をとりながら、最終的に一人の主人公の人生に集約していく様はとても痛快です。痒いとこに手が届くようです。 展開も中だるみ無く、テンポが良いです。結構リアルにせまってくる文章で、次の展開の予想がつかない楽しさがあります。リアルタイムで友達の話を聞いているような感じ。 文も難しくないので、暇つぶしにはもってこいだと思います。 | ||||
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暗い気持ちになってしまう部分がありつつも、一気に読んでしまいました。登場人物、そしてストーリー展開も新鮮で、「どうせ次はこういう展開になるんだろう?」というありきたりなミステリーに思ってしまう、飽きをまったく感じませんでした。 | ||||
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暗い気持ちになってしまう部分がありつつも、一気に読んでしまいました。 登場人物、そしてストーリー展開も新鮮で、「どうせ次はこういう展開になるんだろう?」というありきたりなミステリーに思ってしまう、 飽きをまったく感じませんでした。 | ||||
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巻末にある解説文というものを始めて読んで感心しました。 日本に漠然と潜む階級社会を描写していると、なるほどです。 また、登場人物に対する分析もまことにもっともで、 作品全体のスピード感・躍動感につながる論理的・感情的背景が 作品と解説の組み合わせでばっちりつながりました。 お勧めのミステリーです。 | ||||
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読み終わりおもしろかった!と思わず声が出てしまったほどのめりこめました出てくる人物もどこでもいる主婦でいろんな悩みを持ち生活している姿にも親しみがわき・・・だけど そんなどこにでもいる主婦でも簡単に人を殺すことができるのだと思うと身震いがしましたが死体の始末の仕方には残虐でゾッとしたのですが、ストーリーが実にうまくできて私にとってはおもしろかった本でもありますこの方の本は残虐だったり暗いベールに包まれたストーリーが多いのですが それをうまくカバーしながら描かれているので のめりこむことができます | ||||
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読み終わりおもしろかった!と思わず声が出てしまったほどのめりこめました 出てくる人物もどこでもいる主婦でいろんな悩みを持ち生活している姿にも親しみがわき・・・だけど そんなどこにでもいる主婦でも簡単に人を殺すことができるのだと思うと身震いがしましたが 死体の始末の仕方には残虐でゾッとしたのですが、ストーリーが実にうまくできて私にとってはおもしろかった本でもあります この方の本は残虐だったり暗いベールに包まれたストーリーが多いのですが それをうまくカバーしながら描かれているので のめりこむことができます | ||||
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今までに読んだことのない類のミステリー。家族がいるのに孤独な主婦たちの日常心理の描写がすばらしい。ストーリーは犯人探しなどではない。最初に殺人事件が起こり、犯人もその理由もわかっている。その死体処理に、弁当工場で働くパート主婦たちがかかわっていくところから、おぞましい人間心理が展開していく。小さな子供がいて日々夫と喧嘩する若妻、寝たきり老人を抱え家庭内別居の中年主婦、借金地獄でもブランド品に目がなく夫に逃げられた見栄っ張り主婦。どこにでもいそうな主婦たちが死体解体という、想像もつかない作業を引き受けことになる。殺人犯の濡れ衣を着せられたクラブ経営の男が、その主婦らに復讐をしかけていくプロセスが、この上なく怖ろしい。人間の残虐性もここまで描写されるとは、もし将来映画化されたら映倫にひっかかるのではないだろうか。読み終えると、傍に置いておくのも嫌になるような本だった。それほどインパクトのあるミステリーだ。 | ||||
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今までに読んだことのない類のミステリー。家族がいるのに孤独な主婦たちの日常心理の描写がすばらしい。ストーリーは犯人探しなどではない。最初に殺人事件が起こり、犯人もその理由もわかっている。その死体処理に、弁当工場で働くパート主婦たちがかかわっていくところから、おぞましい人間心理が展開していく。小さな子供がいて日々夫と喧嘩する若妻、寝たきり老人を抱え家庭内別居の中年主婦、借金地獄でもブランド品に目がなく夫に逃げられた見栄っ張り主婦。どこにでもいそうな主婦たちが死体解体という、想像もつかない作業を引き受けことになる。殺人犯の濡れ衣を着せられたクラブ経営の男が、その主婦らに復讐をしかけていくプロセスが、この上なく怖ろしい。人間の残虐性もここまで描写されるとは、もし将来映画化されたら映倫にひっかかるのではないだろうか。読み終えると、傍に置いておくのも嫌になるような本だった。それほどインパクトのあるミステリーだ。 | ||||
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実はこの作者の本は日本語で読んだことがなかった。しかしイギリスで話題を読んでいたので思いきって英語で読んでみることにした。とてもスリリングでおもしろい。田舎の工場を設定にしていて現実感のある中での非現実的なできごと。人間後どこまでやれるかをさぐるサスペンス。英語も簡単なので英語を勉強したい人もおすすめ。 | ||||
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深夜の弁当工場で働く、主婦4人がなぜか、死体を解体することになる、ちょっと気味悪い話。主人公たちが死体をばらばらにするところなどはかなり、リアルな描写で読者を気持ち悪くさせるほどだ。ちょっとほかにはない作品だと思う。読む価値有!ただし、怖かった…。 | ||||
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深夜の弁当工場で働く、主婦4人がなぜか、死体を解体することになる、ちょっと気味悪い話。主人公たちが死体をばらばらにするところなどはかなり、リアルな描写で読者を気持ち悪くさせるほどだ。ちょっとほかにはない作品だと思う。読む価値有!ただし、怖かった…。 | ||||
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