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破線のマリス



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【この小説が収録されている参考書籍】
破線のマリス
破線のマリス (講談社文庫)

破線のマリスの評価: 3.62/5点 レビュー 47件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.62pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全47件 41~47 3/3ページ
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No.7:
(3pt)

いろいろ考えさせられます。

レイ・ブラッドベリの引用からはじまるこの作品は、マスコミのあり方について、一つの問題提起を投げかけています。江戸川乱歩賞を受賞した作品ということで、一級の推理小説を期待して読むと、見事に外されます。ミステリーやサスペンスとしては1,5流と言った感じでしょう。しかし、普段何も考えていなくても、この作品を読めば随分色々と考えさせられる筈です。マスコミとは疑わしいものです。
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4062088630
No.6:
(3pt)

ミステリーとしてのルール

テレビのニュース作成現場を活写した前半はぐいぐい読ませます。辣腕の編成担当のヒロイン。たれこまれたスキャンダルネタを追っていく強引さが鼻につき、感情移入を妨げます。彼女の行動がだんだんと常軌をはずれ、ついには犠牲者を生みます。報道機関としての使命と相反するプライバシー侵害の問題。よく議論になる部分をストーリーによく取り込んでいます。結末はミステリーの常道を外していますが、それを欠点と言わせないだけの豪腕ともいえるような、面白さを持っていることも確かです。このあたり、ヒロインの人物造形とあわせて好き嫌いが別れるといった感じでしょうか。
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No.5:
(4pt)

痛烈なしっぺ返し

レンズを通して被写体を操っていたと思っていた人間が、ついにはその洗礼に遭ってしまうと言う面白い展開だった。容疑者が二重三重に重なって、点と線が入り乱れてはいるものの、骨太な柱が全編を貫いていて、緻密かつ力強いものになっている。単純に物語を楽しめたと同時に、別次元の力を持ってしまったマスコミ権力に警笛を鳴らすかのようにみえて、非常に痛快だった。
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No.4:
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仕事のできる孤独な女性にお勧め

いつのまにか夢をあきらめ客観的な事実しか信じなくなって仕事の進め方にも善意な無知を許せない程キャリアを積み重ねた美しい孤独なシングルの女性にお勧めの1冊。黒木瞳主演の同名の映画も併せてご覧になるといいかも。愛情なんて今更信じない。失ったものに拘泥するより「今」を生きるわ。と強がって仕事に没頭するヒロインに共鳴できる一方、自分の視点だけに無意識に呪縛されてしまっている危険性に気づかされる。
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No.3:
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表現の自由(および報道の自由)とプライバシーとの関係

表現の自由(および報道の自由)とプライバシーとの関係を描いた作品は数多くあるが、主人公が報道によってプライバシーを侵害している側という視点が物珍しい。もっとも、その設定ゆえ、どうしても共感できない主人公に付き合わされる方はちょっとしんどい気分になる。
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No.2:
(1pt)

私はオススメできない。

厳しい意見となります。これは、江戸川乱歩受賞作なのだが、たとえ乱歩賞のみならず、賞を与えられるような作品ではないと思う。矛盾点も多く、理由もわからない。感情移入もしにくく、読み手のことを考えていないのだろうと思われた。中盤から話もだれて、疲れつつも、クライマックスに期待して読み進めたのだが、作品に裏切られた。私の気持ちがわかると思います。読んでみてください。
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No.1:
(5pt)

野沢尚、女性主人公に強し

野沢尚作品は、登場人物の個性がとにかく印象に残るので、後半に進むに連れ「こいつだったらこうするだろう」が頭の中で描かれるのだけど、それを裏切り「そうするか」の面白味がとにかくたまらない。映画化・ドラマ化される野沢作品の中でも「リミット」に引けを取らない会心作。
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