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破線のマリス



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【この小説が収録されている参考書籍】
破線のマリス
破線のマリス (講談社文庫)

破線のマリスの評価: 7.00/10点 レビュー 3件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(7pt)

まあまあでした

しりきれトンボ。

わたろう
0BCEGGR4
No.2:
(7pt)

破線のマリスの感想


▼以下、ネタバレ感想

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こぶ平
WX8C8PQZ
No.1:
(7pt)

破線のマリスの感想

大ヒットしたドラマ「半沢直樹」は、元銀行マン原作という事で、全てとは言いませんが銀行の「黒い」部分に間してはリアリティを感じながら拝聴していました。
この作品は、テレビ畑に籍を置いていた作者が、数字至上主義のテレビ局に対して一石を投じる作品になっています。
やっぱり内部告発って感じで面白いです。

汚職に関するタレコミのテープを数回見ただけで「使える」と確信しテレビで流してしまった女編集者。
「使える」とは数字が狙えるという事だろう。裏付けもろくに取らず明らかなスタンドプレイ。
内容が内容だけに、何かあった時どうなるかは大人なら分かりそうなもの。
それでも私なら出来ると思えるその自信。正直大嫌いなタイプだ。自業自得だよ。

それにしても、女編集者が好きに作成した映像がプロデューサーの了承を得ず電波に乗ってしまうという・・・
結果を出しているんで誰も文句が言えないって事?それとも「報道の自由」ってヤツですか?
ある程度分かってはいたものの、マスコミの傍若無人っぷりに怒りすら覚えました。
一番問題なのは、それを鵜呑みにしてしまう我々視聴者の浅はかさなのかも知れませんけど・・・

結末としては、発端となった事件の解決がなされておらず、刺身のツマみたいな扱いで終わっている点が少々消化不良を感じさせますが、作者の主眼はそんなとこにはなかったのでしょう。
数字に取り憑かれた人間の末路、壊れていく過程の描写がある意味恐ろしかったです。
良質のサスペンス。

梁山泊
MTNH2G0O

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