■スポンサードリンク
家族狩り
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
家族狩りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全86件 1~20 1/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
家族という地獄は誰でも経験ある。 なるほど・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語の進むペースが遅い、という声もありますが、だからこその良さもあるのではないでしょうか。なんてこともない描写の積み重ねが物語の奥行きを生み、その物語世界へ読者が入り込む隙間を作れる、という。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ドラマを見てからずっと読もうと思っていたのですが、如何せん5巻もあるので読めずにいました。しかし、一度読み出すと止まらないほど魅力的な作品でした。 まず文章について。登場人物の心情や風景描写がとても丁寧で、とても感情移入しやすかった。それでいて無駄に詩的な表現はなく、いい意味で淡々としていた。文章表現が面白い作家、例えば村上春樹さんなどは一文一文のセンスを感じて、前後のストーリーを忘れていても楽しめます。けれども、今作のようなストーリーが重い物語だと、あえて文章に味付けはしないほうが胸に迫ってくるものがある。 次にストーリーについて。これは若輩者であるゆえ、彼らの心情は本当の意味では半分も読み取れなかった。しかし、自分の生き方を考えさせられるようなシーンは数多くありました。人生のターニングポイントを迎えるたびに読み返したいと思いました。 本作はメッセージ性の強い、ストーリー重視の小説という見方もできますが、氷崎、巣藤、馬見原、山賀といった主人公の偶像劇として見ると、非常にうまい構成がなされていることに気づきます。やはり三人称視点を使うことで、一気に物語としての品が生まれるのだということも再確認できました。 本作の巻末についていた著者の謝辞にある、「現実と皮一枚の差の、もう一つの世界の創造」という文は小説の核心をついた言葉だと思い、長年抱いていた小説への理想というものを端的に表してくれたなと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルに驚き手に取った。読み進めるほどに引き込まれていった。以前テレビドラマで見たような記憶があったが、原作は初めてであった。星五つでも足りない傑作だと思う。フィクションなのか現実なのか分からなくなる混沌を感じながら家族の崩壊と再生に向けた希望が最後の最後に心に響いてくる。超長文だが一頁一頁を紡ぐように読み進められる作品。この作者の他の作品も読んでみたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「悼む人」の好評価が今一つ解せなかったのですが、これは他の事が手につかなくなるほど面白く、第五部まで一気読みでした。 奇異かつリアルなストーリー、個性あふれる登場人物たち、そして骨太なテーマ、、、 何とも粘着性の強い、ヘビー級な一作でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読んでいて激しく辛い描写もあったけれど、家族の問題って綺麗ごとだけじゃない。 ドラマ化以後新装版も買って読みましたが、やはりオリジナル版が読みたくなり、手に入れました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
狂気の境界線を越えてしまう瞬間って何だろう 残忍さは誰の心にも、存在しうるものなのだろうか 20年前に読み、強烈な印象を受けた本 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
家族を傷付け、家族に傷付けられ心を病んでいく登場人物達。 印象的なのは、家族問題を扱う電話相談ボランティアの登場だ。 彼女の意見は、子供が起こす問題の原因を家族よりも社会に求める。 一見もっともな意見と勘違いしがちであるが、責任転嫁が悲劇を生む。 亜衣の父親は仕事にかこつけ家族と向き合わない。 そして、刑事馬見原も同じだ。 息子の死から立ち直れず苦しみ続ける妻に背を向け、事件を通じて知り合った不幸な親子の方に目をそらす。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
途中、なかなか入手ができない巻もあり、読み終えるまでに長くかかった。 描写がきついところもあるが、根底にある家族の問題としてはありえることかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
天童荒太もこの「家族狩り」と「永遠の仔」くらいですね、面白いのは。「悼む人」はちょっと肩の力が抜けすぎてしまい、拍子抜けしました。適切な例えではないかもしれませんが、安全地帯の玉木浩二が途中からはじけてしまったような。だからこれから出す本は要注意だと思います。 「家族狩り」はそういういみでは、作風が変わるまえの作品。l現代に訴えかける重いテーマ、人間関係の妙、ストーリー展開の巧みさなど、面白い小説の要素がそろっています。 救いようのない結末にも思えるけど、それだけ深い読後感を残します。読みごたえがあります。 私見では、この路線がさらに進んだのが「永遠の仔」ではないかと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
家族狩り。 1~5部作でなかなかの読み応え。 複数の家族と事件が入り混じって最終局面を迎えるだい5部。 色々な形がある家族。 こうあるべき、こうなりたいときっと個人個人では思っていても、 所詮家族といえど、自分以外他人。 家族という枠のなかでどのようにしてコミュニケーションを取り合い、 生きていくのか??? 40代の自分も正解など分からず、このままでいいのか? と自問自答しながら生きている今、 家族狩りを読んで、まだまだ遠い光を目指すように進んでいける気持ちになれた。 電車内で涙してしまった、今作。 読み終えてしまった今、少々焦燥感に襲われている。。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やっとの思いで読み終わりました。ラストはとても考えさせられました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
新品がなく中古品を購入しましたが、とてもきれいな状態で受け取りました。気持ちよく読ませていただきました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
TVドラマに釣られて読み始めましたが,読んでる内に,あっちでもこっちでも類似事件が発生しだしました。 エルム街の悪夢か,と不安になりながら読み続けましたが,最終巻を読み終わって,「ああ,なるほど。」とわかりました。 原作者は,非行問題や家族問題,逆の視点から捜査の手法について,はたまた家庭菜園の園芸書等,専門書はもちろん,時事ネタや趣味の世界まで含め,あらゆるジャンルの本を参考にしてこの書籍を執筆していたのです! 普段は非行問題など,80年代前半の,昔懐かしい話くらいにしか思ってなかったのですが,この作品を通して,あらためて家庭,社会,人間関係には「これが正解だ」といった一元論は存在しない,悩みながら答えを模索していく過程が重要であることに気づかされました。 1~4巻は,各1~2日で読めます。最終巻は,量的にも内容的にも,厚い(熱い)です! 本当は★★★★★にしたいのですが,メンタル的な衝撃が大きすぎる点から,★★★★☆とさせていただきます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画、ドラマの原作は大好きで、4部まで購入し、只今2部購読中です。 今のところドラマほど過激ではなく、介護、家庭崩壊など考えさせられるストーリーに今の時代を見ています。 一気に読んで間もなく5部も購入します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めて読んだのはまだ十代の頃でした。 ハードカバーで中身はガルシア・マルケスの「百年の孤独」のように1ページに2ページ分で見開きだと普通の文庫の4ページ分になります。かなり読み応えがあります。 天堂荒太氏の本を初めて読んだのは「永遠の仔」でした。 あの作品もかなり衝撃的でしたが、ドラマ化されると聞いた時再読した時も辛くなりました。 今回「家族狩り」がドラマ化されると知り、最初にこの作品を映像化出来るのだろうか?何故今なの?と。 私はこの作品は、10代の頃に1度読んだきりです。 何故なら読書中もグロテスクで気分が悪くなり、読後感が悪く2ヶ月ほど悪夢に魘されました。 本は間をあけて必ず2回は読むのですがこの作品だけは、気分が悪くなり食欲も落ちてしまいました。 その後の悪夢と続きトラウマ状態になってしまいました。 天堂荒太氏は素晴らしい文才と表現力が圧倒的です。 感受性の強い方にはあまりオススメ出来ません。 その後「あふれた愛」を読んだ以降は、 天堂荒太氏の作品は読んでいません。 あまりにも「家族狩り」が衝撃的過ぎて読むのが怖くなってしまいました。 今ではミステリーすら読めません。 どうしてここ迄描けるのか。と思うほどです。 大人になった今読み返したらまた違った目線で読めるのかまだ勇気がありません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中年の刑事馬美原、児童相談所に勤める氷崎遊子、美術教師俊介、この3人を軸にこの5部作にわたる作品はなんらかの理由で 子供を亡くしたり、子供の時に虐待を受けたり、子供の問題で悩む人や家族の悩みや社会との葛藤が描かれていく。長い作品 だが、決して退屈することがない。理由の一つはやはり作者の子供たちに対する思い入れできわめて丁寧な作品になっている こと、さらに大野夫妻による連続殺人が謎解きのごとく作品の流れの中で蠢いている事、そして馬美原と綾女の愛情、佐和子の 苦しみながらも自分の道を見つけようとする賢明さ、そういったまさに丁寧に織り上げられたタペストリーの如く、人と人との関係、 常に提起される家族とはなんなのかという問題意識が作品をいろいろなところから支えているようだ。 作品の最後はまさに第5作の名前の如く「まだ遠い光」を残して、決して絶望することなく皆が小さな一歩を踏み出すところで 終わっている。家族問題などはそう簡単に解決はしまい、しかし、そういった小さな一歩が非常に大事なのだと言うのが作者の メッセージであるかのごとく。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!