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幽霊男
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【この小説が収録されている参考書籍】
幽霊男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 1~20 1/2ページ
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「幽霊男」は昭和29年1月から10月まで雑誌「講談倶楽部」に連載された横溝正史の長篇推理小説。名探偵・金田一耕助シリーズの一つであるが、いわゆる岡山ものとは異なり、江戸川乱歩的なエログロ猟奇サスペンスを楽しめる通俗ミステリとなっている。 神田神保町の裏通りにある「共栄美術倶楽部」は、画家や素人ヌード写真家にモデルを紹介する仲介業者。いかがわしいサービスも提供するとあって、一流とはいえないヌードモデルたちがたむろしており、猟奇クラブという怪しげな団体のたまり場にもなっていた。ある日の夕方、そこに「佐川幽霊男」を名乗る不気味な男が現れる。 幽霊男とは本名の由良男をもじったもので、倶楽部の上得意客である加納三作の紹介で来たという。長髪にベレー帽、黒眼鏡、襟巻などで容貌は判然としなかったが、口の中に三本だけ生えた歯が薄気味悪いものを感じさせていた。広田支配人も加納の紹介では無下にもできず、小林恵子という不人気のモデルを紹介した。 翌日、幽霊男のアトリエに連れ込まれた恵子は、麻酔薬をかがされ行方不明となる。なかなか戻らない彼女を心配した倶楽部の関係者が警察と共に行方を追ったところ、聚楽ホテルの一室で惨殺死体となって発見されてしまう。倶楽部の常連で新聞記者をしている建部健三は、恵子の事件をスクープして一躍その名を上げるが、事件はそれで終わらなかった。同じ倶楽部の所属モデル都築貞子も幽霊男の毒牙にかかり、無惨に命を落としたのである。 警察は吸血癖のある狂人画家・津村一彦が事件に関わっているものとして捜査を続けていただが、一向に進展せぬまま一ヶ月が経過した。幽霊男の出現により二回も例会を棒にふった共栄美術倶楽部は、伊豆のS温泉にある高級旅館「百花園」を買いきり、多数のヌードモデルと会員を集め盛大な撮影会を行うという。さらなる犠牲を防ぐため、金田一耕助が密かに調査を開始するが……。 本作の登場人物はそれほど多くないので、自然と犯人の候補は絞られ、目星をつけることができる人は多いかもしれない。しかしながら、動機やトリックを含めて真相を見抜くとなると、なかなか難しいのではないだろうか。 結末を知ってから読み返すと、きちんと伏線が張られているのに気付かされるあたりはさすが横溝正史という他ない。また、数々の犯罪者を見てきた金田一をして、ここまで残忍で卑劣極まりない奴は見たことがないと思わせた犯人の往生際の悪さは、その意外性とともに強く印象に残っている。 この作品での金田一耕助は精彩を欠いており、あまり事件解決に寄与していないのだが、ファンとしては意外な一面を見ることができ面白かった。初登場シーンからして、いつものセルの着物にヨレヨレの袴スタイルではなく、ホテルボーイの制服姿。犯人に出し抜かれバリバリと歯をかみならしながら激昂したり、がっかりしている耕助の手をとって等々力警部が部屋に連れ戻したりと、微笑ましい描写も多かった。 <登場人物> 佐川由良男 … 幽霊男を名乗る不気味な男。自称画家。 広田圭三 … ヌードモデル仲介業の共栄美術倶楽部を経営。 加納三作 … 大病院の外科医長。倶楽部の上得意客。 建部健三 … 新東京日報社の社会部記者。倶楽部の常連。 菊池陽介 … 仕事も妻も失った道楽男。倶楽部の常連。 小林恵子 … 倶楽部所属モデル。幽霊男が最初に指名し殺害。 宮川美津子 … 倶楽部所属モデル。建部健三に惚れている。 都築貞子 … 倶楽部所属モデル。伊豆の百花園で殺される。 西村鮎子 … 倶楽部所属モデル。一番の売れっ子。 武智マリ … 倶楽部所属モデル。何かを知っており殺される。 小林浩吉 … 小林恵子の弟。姉の仇を討とうと奔走。 津村一彦 … 失踪した画家。蜘蛛の収集が趣味。吸血癖あり。 津村恭子 … 一彦の妻。 河野十吉 … 幽霊男に西村鮎子の蝋人形製作を頼まれた名人。 河野篠 … 十吉の妻。幽霊男の依頼を不安に思い警察に相談。 三橋絹子 … 婦人服飾店ミモザの経営者。斜陽族のひとり。 進藤警部補 … 荻窪署の捜査主任。 海野警部補 … 早稲田署の捜査主任。 安井警部補 … 伊豆S署の捜査主任。 木村刑事 … 伊豆S署の刑事。 新井刑事 … 警視庁捜査一課所属の刑事。等々力警部の腹心。 等々力警部 … 警視庁捜査一課所属の警部。金田一耕助の相棒。 金田一耕助 … 雀の巣の頭にくたびれた着物袴。ご存知名探偵。 | ||||
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昭和29年に、『迷路の花嫁』と同時進行で連載された長篇作。 それ以前の『女王蜂』や『悪魔が来りて笛を吹く』も、すでに通俗作品っぽくなっていたし、『迷路の花嫁』は、――なにせエマナチオンだからw――より通俗味が強くなった印象だったが、本作はそれをも超えるTHE 通俗といった作品。正直『本陣殺人事件』や『獄門島』などと並べることには、抵抗を感じる。 これは掲載誌が『講談倶楽部』だったから、そこからの注文でもあったのだと思う。 「先生、乱歩の『蜘蛛男』や『魔術師』みたいな奴をお願いしますよ」などと依頼されていたのではあるまいか。 著者が『講談倶楽部』に作品を載せたのは、金田一耕助が登場しない初期Ver.の「人面瘡」と「生ける死仮面」に続く三作目、長篇としては初であった。 著者としては、どの程度のノリで書いた作品なのかはわからないが、本作連載中に他誌に書いた「花園の悪魔」と類似のシチュエーションを本作ですぐに再使用しているくらいだから、割り切ったやっつけ仕事という気配がするw 大事な作品だったら、もう少し工夫したのではないか? 上には挙げなかったが、この二年ほどはジュブナイル作品の連載も多かったので、耕助の行動からも、彼に本来不似合いな外連味を排除しきれなかったのかもしれない。 さて、「(銀座の高級服飾店ミモザは)目玉のとびだすほど、高価なので有名だが、そのかわり、デザインが斬新で、仕事がていねいなのでしられており、銀座の流行は、この店からうまれるといわれるくらい」(P.251)とかの文章を読むと、他でも書いたような気がするが、昭和29年の時点で日本の復興はかなり進んでいたようだ。朝鮮戦争や赤狩りを越えて、つまりはアメリカの思惑が、「日本が二度と歯向かおうとしないように、羊にしたうえで貧乏な国として閉じ込めてしまえ」から「対共産主義の最前線として、自由主義陣営の橋頭保にする」ことに方針転換があった故の日本の復興だと言える。日本をイジメぬいて、先に刀を無理やり抜かせる前に気づけよと臍を噛みたくなるが、それだけ戦前戦中は、大統領をはじめとしたアメリカの中枢も共産主義シンパに浸透されていたということでもある……。 うーむ、THE 通俗の本書の感想で、そんな遠い目をすることはないww ただしこれは書いておかねばならないと思うが、仕込まれたトリックは乱歩の通俗探偵小説よりも上だと思う。等身大の人形を劇場に運び込んだ手法などは、なかなか鮮やかである。 それにしても、東京ものにおける女性キャラのストリッパー率は高過ぎないか? | ||||
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悪い。 | ||||
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少し古臭い(昭和は遠くなりにけりですかね…)ですが、楽しめました。 | ||||
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角川文庫の横溝正史シリーズに魅了され手にした10冊目.本作品も期待を裏切らない面白さでした. どういうトリックなのかは分からなくても,読んでいる途中で犯人像は分かってしまいました.おそらく横溝正史本人も,読者に見破られることを分かって書いていたと思います.本作品の魅力は,推理小説の謎解きにあるのではありません.連続猟奇殺人事件というものが,いかなる人間のいかなる欲望によって引き起こされるのか,そこが主眼だと思いました.この犯人像は,現代の筆舌に尽くし難いような殺人事件にも通じるように思えました. 減点ポイントは,最後の方になってから登場する女性キャラクターです.正直,設定に無理があると感じます.なにが無理なのか述べてしまうとネタばらしになってしまうので,ここでは詳細は書けませんが.もっと最初の段階で何らかの形でチョットでも良いから登場させておくか,最後までこのキャラクター無しで話を進めてしまうか,どちらかが良いように感じました. とは言え,本作はシリーズ中のこれまでの作品と毛色が違うように感じられ,楽しめました. | ||||
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good | ||||
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もう設定からして通俗的な、エログロナンセンス。横溝正史が一般読者サービスを念頭に置いて書いたと思しきエンタメ作品で、次々に派手な殺人が起きて、飽きさせない。お馴染み金田一耕助も等々力警部と共に登場して、ファンを楽しませてくれるが、途中までは犯人にしてやられるマヌケぶりが際立ち、右往左往した挙句の解決であまり名推理とは感じられなかった。 それでも意外な真犯人とか、蝋人形を使ったトリックとか、ミステリ的仕掛けはしっかりしていて、本格推理ではないが、十分楽しめる。横溝正史としては比較的軽めだが、ミステリとしても通俗読み物としても十分通用するエンタメ作品と思う。 | ||||
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突出した出来ばえの作品はないが、それなりに読ませる内容を持った中編三作品。 「幽霊座」 歌舞伎の劇場を舞台にして、17年前に起こった人気俳優鶴之助の失踪事件。17年後、鶴之助の関係者らによって同じ演目を上演中に発生した殺人事件。鶴之助と旧知の仲であった金田一耕助は失踪事件、殺人事件の両方で、直接事件現場に立ち会うことになる。横溝正史らしい、表に現れていない裏の人間関係の謎が事件の真相の鍵となる事件。エラリ―・クイーンの某作品と同じ殺人方法が、歌舞伎という舞台で上手く使われている。犯人が予期せぬ出来事が起こり、計画に齟齬が生じることで、謎をより複雑にしている点が面白い。 「鴉」 蓮池家の邸内にある神殿から、「三年のあいだわれは帰らじ」という奇妙なメッセージを残して、失踪した蓮池貞之助。三年後に、貞之助がその神殿に入る姿を目撃されるが、「二度とふたたびわれはかえらじ」というメッセージを残して再び失踪し、泰輔との喧嘩が目撃された後に、泰輔の死体が発見される。複数の人物に隠したい秘密があって、事実を言わなかったり、嘘をついたりしているので、真相が見えにくい。事件の元となった理由が何とも悲しく、印象的。 「トランプ台上の首」 首が切断され、首の方が残され、胴体が持ち去られた死体。胴体が持ち去られた理由、アケミがガラス戸が開いた音に驚いた理由、素肌にガウンを羽織っていた理由、靴に付着していたガラスの粉の謎、オーヴァがボートの中に残されていた理由、謎の女の正体、稲川専蔵と事件との関わりなど、様々な謎が示され、一応合理的な説明がなされている。素肌にガウンを羽織っていた理由だけは、ちょっと苦しいと感じる。 | ||||
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通俗スリラーであって、本格探偵小説ではないし名作と言える作品でもない。 だが、本格探偵小説が備えるべき原則のうちの、ある一つを満たしている作品ではある。 その点が江戸川乱歩の『蜘蛛男』とは違うところだ。 それが何を意味するかはネタバレになってしまうので指摘しない。読んでのお楽しみだ。 | ||||
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自らの快楽のための殺人を追求する怪人というと乱歩の「蜘蛛男」が思い浮かびます。 金田一探偵シリーズは本格推理を標ぼうとしていますから、彼が対決する怪人は「殺人淫楽者」と見せかけて、実はしっかりした動機がある場合が多かったりします。 連続殺人事件の場合には犯人が殺人を重ねる意図こそが、犯人を手繰り寄せる重要な糸となるのですから、犯人はその動機を隠すために余分な殺人を行い馬脚を現したりするケースが多いものです。しかし本作では・・・・・・。動機探しミステリーとして読むと悪くない出来栄えですが、基本的にはパズラーではなくスリラーですので、あまり深く考えずに展開を楽しみましょう。 少年探偵団ではありがちの犯人の車のトランクに潜り込んで尾行するという現実感のない行動も出てきますが、「幽霊男」はゴジラと同い年なんですから、そこは大らかな読み進めましょう。見どころとしては特に花園に女性の足が生えているシーンが強烈な印象を残しますし、その周辺のトリックの妙味は一読する価値があると思います。 | ||||
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密室トリックの亜種に「人間消失」があります。本作は「人間消失」には違いないのですが、トリック小説として読むよりは「幽霊座」の追善興行で幽霊が出るというミステリー(怪異)を味わう方が正解でしょう。消失というよりは失踪といった方が正解ですし。 この小説も長年の夢かなって電子書籍で読むことが出来ましたが、金田一の友達が出てくるというのは珍しい話です。興行も夏向きに舞台に水槽が仕掛けられ、そこに幽霊が飛び込むとあって十分に夏向きです。 「人間消失」は「鴉」の方のテーマでもあります。「湖泥」「首」に並ぶ磯川警部シリーズの傑作のひとつです。 「トランプ台上の首」は隅田川の水上生活者たちの風俗にちょっと触れているあたりに、トリックだけでなく、往時のリアルを感じられて興味深いです。 夏向きでお得感のある短編集です。 | ||||
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昔、単行本で読んだのを思い出し、再度読んでみたくなりました。 何軒か本屋を回りましたが、横溝正史作品は置いてありませんでした。 ネットの本屋を見ても、この「幽霊座」は在庫なしでした。 そんな中、ようやくこちらに出会えてうれしかったです。 場末の古びた劇場、「鯉つかみ」の演目を利用したトリック、 役者同士の複雑な感情…などお芝居好きの人は楽しめると思います。 | ||||
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展開が早くて面白い。 最後まで犯人が誰だか迷ってしまう やはり金田一耕助は、面白い。 | ||||
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あっさり読めました。 これはこれでありかなと。登場人物も複雑では無く事件自体は猟奇的だけれどストーリーはなんとなく軽い。 孤島や旧村の横溝ワールドとはことなる全般に軽い感じのストーリー。 江戸川乱歩の少年探偵団シリーズが現代のライトノベルに近いとすれば、これはそんな感じ。 たまたまでしょうが小林少年もでてきますしね(笑) | ||||
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昭和29年に『講談倶楽部』誌に連載された猟奇的な通俗スリラーである。同年に映画 化もされている。ヌードモデルの派遣業・共栄美術倶楽部の事務所に不気味な異相の 人物「佐川幽霊男(ゆれお)」がモデル派遣の依頼に訪れる。彼は所属モデル・恵子を 指名するが、翌日に指定された場所を訪問したモデルは刺殺死体となって発見される。 その後も幽霊男は次々とモデルを殺害していき、東京は恐怖のどん底に落ちていく。 横溝作品には戦後の都会の退廃や倒錯的な性を描いたもの、そして田舎の因習や 血縁の因縁を軸とした本格推理の二つの系統がある。本作は典型的な前者にあたる。 横溝はこの二系統を掲載誌によって使い分けていたようだ。一般小説雑誌では論理 構成を重んじる本格推理は受けないとして、本作のような猟奇性、怪奇性、エログロ、 荒唐無稽さに富んだ作品を書いていた。ただ正統的横溝ファンからは受けは良くない。 本作はヌードモデルにストリッパー、猟奇クラブを主催する三人の蕩児、実物同様の 作品を制作できる人形師らが登場し、謎の怪人が残虐非道な殺人を繰り返すという、 乱歩風味にエロ要素を加えたような作品。漫画的ではあるが、それなりにおもしろく 読める。金田一は場面場面で登場するが、幽霊男に出し抜かれすぎではなかろうか。 | ||||
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金田一耕助が、戦前に訪れた歌舞伎公園で、親友の役者が疾走! そして「、17年後に新たな事件が。 なぜか、紙媒体では絶版扱いの表題作。 しかし、これが面白い! スケールも大きく、映像化したら、歌舞伎のシーンも含め、さぞ面白作品になるはずと確信。 (制作費がかかるでしょうが) ということで、電子書籍で読める幸せをかみしめて、是非オススメです | ||||
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表紙も期待通りのものでした。また、本の状態も綺麗でした。とても満足しています。有難うございました。 | ||||
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江戸川乱歩風の怪人譚。 その名も幽霊男が、大東京を恐怖に陥れる…という話で、 通俗的な面白さでなかなか読ませるが、 この手の読み物の常でラストは少々拍子抜け。 意外な怪人の正体も明かされるのだが、 ちょっと取って付けたような印象がなくもない。 それにつけても、金第一耕助の防御率の悪さといったら(笑)。 | ||||
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金田一シリーズの中でもエログロが前面に押し出された作品で、文体からも時代を感じさせられます。 江戸川乱歩作品に近い雰囲気を感じました。 肝心のミステリの内容ですが、奇抜なトリックもなく犯人のおおよその見当がつきます。 しかし、犯人が確定したと思ってから二転三転するので、その部分は楽しめると思います。 金田一シリーズの中であえて選ぶほどの作品ではないと思いますが、はずれではないのでそれなりに楽しめるとは思います。 | ||||
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