喘ぎ泣く死美人
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喘ぎ泣く死美人の総合評価:
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横溝正史短編集。現代であれば「日常の謎」と呼ばれていたのではないかと思える作品もあって面白かった。 | ||||
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『双子は嘯く』ともども、既刊書未収録の短編(掌編?)集だ。 (二編を除き)戦前の作品だから、勿論金田一耕助は出てこない。必ずしも厳格な推理が展開されるわけではなく、ミステリではあってもパズラーであるとは限らない。また、落とし噺的な作品もある。それらは別にいいのだが、大部分の作品のクオリティが低い。横溝の残された作品、という来歴に価値を見出すのでなければ、現代にもっと楽しめる推理小説はいくらでも書かれていると思う。 | ||||
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2000年に出た単行本の文庫化。 ただし「燈台岩の死体」「甲蟲の指輪」を新たに加え、全部で18編が収められている。 これまで単行本等に未収録だった初期の短篇を拾い集めた一冊で、横溝正史ファンにとっては嬉しい一冊だろう。大正11年から昭和22年にかけてのものばかりで、著者の初期の作品を味わうことが出来る。 しかし、作品の水準はあまり高くない。もともと短篇には向かない作家だし、書き飛ばしたようなのも多い。 珍しくイギリスを舞台としたものもあり、異色の一冊といえる。 | ||||
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2000年に単行本として角川書店より発売された作品の文庫版。文庫化にあたって新たに二作の未収録作品が追加された。著者の膨大な作品の中で、既刊作品集に未収録となっていた作品をまとめた短編集。「双生児は囁く」の第2弾といった位置づけである。 大正、昭和初期の作品が大部分を占めているので、当然、金田一耕助作品ではない。しかし、私のような著者の書く小説そのもののファンにとっては貴重な作品集だ。 ただ、多く読者にとって「金田一耕助」が著者の作品の入口(著者にとっては出口なのだが)ということを考えると、誰にでも勧めることができる、といった類の作品でもないような気がする。 松本清張をはじめとする社会派の台頭により、忘れ去られた存在になっていた横溝正史が再評価されるきっかけになったのは、昭和50年代の角川映画と角川文庫である。いい作品もそうでない作品も含めて大量に刊行された著者の過去の作品に文庫本は100冊近くになる。それ以降、現在に至るまで、横溝正史が忘れ去られた作家になることがないのは、作品の魅力もあるが、やはり角川書店の功績が大きい。 しかし、その上で苦言を一言。こうした埋もれていた作品が発掘されることは、古くからのファン(自分)にとって嬉しいのは間違いないが、過去に絶版とされ、今では古書店でしか手に入れることが出来ない作品(文庫)を読んでみたいと思っている新しいファンもいるはずである。絶版にするのがはやい角川書店ということはわかっているが、もう少し何とかならないのだろうか。 最近「殺人鬼」という短編集が再版された。これをきっかけに今後再版が続くといいのだが…。 | ||||
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正史の全ての作品を読みたいと願う自分のようなフリークにとっては大変ありがたい一冊だが、それ以外の読者にはだいぶ物足りない内容だろう。特に、出来の悪い「憑かれた女」の原型作品が無駄に長く、かなりのページを占領しているので、フリークにとってもそれほど愉しみなところがない。とは言いつつ、巻末解説の続刊をにおわす一文に胸がときめいてしまうのがフリークの悲しい性分である。 | ||||
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