(短編集)
鬼火
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『鬼火』は「新青年」掲載の際、描写の一部が検閲に触れ、一部削除を命じられたため、数奇な運命を辿り、大まかに流布版、オリジナル版、改稿版等が存在する。 流布版 昭和10年(1935年)に短編集(春秋社版『鬼火』)に収録の際、著者により削除箇所の補填改稿がなされ、以来、長らく流布している春秋社版テキスト オリジナル版 昭和44年(1969年)に刊行された桃源社「鬼火・完全版」 中井英夫が保有していた削除の難を逃れた「新青年」を基に刊行されたもの。 下記図書で読むことが可能。 ・『新版横溝正史全集2 白蝋変化』(講談社, 1975/6) ・『小説 野性時代 第128号』(角川書店, 2014/6) ・横溝正史ミステリ短篇コレクション2鬼火(柏書房, 2018/02) 改稿版 昭和50年(1975年)に発売された角川文庫版の「鬼火」 桃源社版「鬼火」を底本とするも、さらに著者が大幅な加筆修正を行った。 その他の版 創元推理文庫「日本探偵小説全集9・横溝正史集」 改訂版の本文に編者が削除部分をはめ込んだ折衷版 角川版を底本としつつ、「新青年」掲載の折に当局から削除を求められた部分をゴシック体で表現、さらに当時の挿絵を描いた竹中英太郎の挿絵が全て収録。 藍峯舎『鬼火 オリジナル完全版』 「新青年」掲載のテキスト単行本。表記も発表時の旧字旧かな。 「新青年」で本文に添えられた竹中英太郎の挿画全点を、現存する原画から復刻 | ||||
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題材にも文体にもdéjà vuを感じた。そう。解説にもあるが、谷崎潤一郎の悪魔主義的作風の横溝版なのだ。加えて、乱歩の匂いもする。ただし、両者ほどの洗練があるかと言えば、やや苦しい。趣味が良いかどうかは読む人次第。 理に拘った戦後の傑作群とは趣を異にする6短篇が収録されている。逸品揃いと考えるか否かは読む人次第。まぁ読んでみることを薦めます。 | ||||
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鬼火が凄い。これぞ横溝正史の原点。 著者が病気で苦しんでいた時の作品なので重苦しくおどろおどろしいが、人のしがらみや葛藤の中に切なさや退廃的な美があって世界観に浸れました。悲しいおとぎ話のような魅力ある一編です。 | ||||
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横溝正史と言えば探偵小説。間違いではありません。しかし、それは彼の一面であり全てではありません。 この短編集は彼の耽美主義の一面にフォーカスした一冊であり、探偵小説を期待する読者は肩透かしを食らうかもしれません。 個人的な事ですが、初めてこの本を読んだのは11歳の夏。「蔵の中」の主人公の姉に胸を焦がすような感情を抱いた魔法のような夏でした。その後、引っ越しやら何やらで失くしてしまったこの一冊。52歳の夏に 再び手にすることが出来ました。 | ||||
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状態が思ったより良かった。 | ||||
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