髑髏検校
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ブラム・ストーカーの名作『ドラキュラ』を、あの横溝正史が翻案した時代小説である。名づけて『髑髏検校』。横溝らしい、よいタイトルだと思う。 本家に比べるとだいぶ短い小説なのだが、登場人物といい筋立てといい、かなり原作に忠実だ。ヴァン・ヘルシングが鳥居蘭渓、ジョナサン・ハーカーが鬼頭朱之助、アーサー・ホルムウッドが秋月数馬、などネーミングもなかなかふるっている。 原作と違うのは、最後にちょっとしたサプライズがあることだ。そのための伏線がちゃんと張ってあって、それがラストで回収されるのは、ミステリ作家として読者を楽しませたい、というサービス精神のようなものを感じさせる。 併録の『神変稲妻車』はハチャメチャな伝奇小説で、正直ちょっと長いけれど、これはこれで講談みたいで面白かった。登場人物に、腐乱した顔を覆うためにマスクと頭巾をつけた女が出てくるのだが、ここに佐清(すけきよ)の原型を見ることもできて興味深い。 | ||||
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購入者も注意しなければなんですが、商品説明に発行年が書かれていると、間違いが減るのでは⁉️ | ||||
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髑髏検校の話は面白かったが、他は駄作。横溝正史を楽しみにしてる方は、あまりにも文体が違って、同じ作家と思えないのでは。 | ||||
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「髑髏検校」は、影がない、昼は棺で眠る、血を吸われた者も吸血鬼になるなどの、吸血鬼ものの約束事をそのまま江戸時代に持ち込むという発想で作られた作品で、それがピタリとはまっているように思いました。よくまとまっていますが、ちょっと短くて、吸血鬼が暴れ足りない感じがするのは、残念でした。 | ||||
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「髑髏検校」と「神変稲妻車」の2篇が収められている。 「髑髏検校」は昭和14年に雑誌『奇譚』に連載されたもの。内容としてはブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』の翻案である。日本での翻訳前だが、原書で読んでいたようだ。 しかし、舞台を江戸に置き換え、蘭学者、若侍、姫君などが入り乱れての活劇となっており、なかなか楽しめる一編であった。 『吸血鬼ドラキュラ』のモチーフがそのまま使われている箇所も多い。比較して読むと面白いだろう。 「神変稲妻車」は昭和13年に雑誌『譚海』に連載されたもの。やはり江戸時代を舞台とした冒険活劇である。3本組の名笛を中心に、ハンサムで腕も立つ若侍、その双子の妹、剣術使い、仮面の美女、幻術使い、妖婆などが戦いを繰り広げる。いかにもな時代物である。しかし、テンポは速いのだが、笛を手に入れたり取り返したり、同じことの繰り返しでイライラさせられる。結末のあっけなさもいまいち。駄作だろう。 解説は中島河太郎。 | ||||
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