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幽霊男
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【この小説が収録されている参考書籍】
幽霊男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 21~26 2/2ページ
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ものすごい駄作。 ヌードクラブを舞台にモデルたちが「幽霊男」を名乗る顔に包帯を巻いた男に(?)次々と殺されていく。その影には別に吸血癖のある左小指が欠けた蜘蛛を偏愛する津村という男もいるのだが...。 まず、時代背景が古臭く、この作品は昭和29年(というと1954年、初代「ゴジラ」が公開された年)に連載されたということだが、少し前に読んだ戦前作品の「夜光虫」とあまり変わらないかのように思える。 それ以上に何よりも、とにかく筋がメチャメチャではまり切れない。とくに美津子殺しの前に起きた美津子拉致事件が理解不能。 菊池と美津子を眠らせたのは左小指が欠けた津村。その美津子を拉致したのは顔に包帯を巻いた幽霊男。車のトランクに忍び込んで美津子を追ってきた浩吉を襲ったのが蜘蛛を偏愛する津村。 この美津子拉致事件、幽霊男と津村、幽霊男と美津子、それぞれの関係を考えたとき、まったく説明も理解もできない。これは、ストーリーに沿った登場人物の動きを無視して読者を欺こうというアンフェアに走ったというのが本当のところだろう。 それでも星1つとしなかったのは、美津子殺しの際のトリックには一応、見るべきものがあったから。それ以外は読む時間が無駄に感じた作品。 | ||||
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「幽霊座」「鴉」「トランプ台上の首」の3篇が収められている。 「幽霊座」は、歌舞伎の世界を扱った異色作。金田一が若い頃に歌舞伎界に入りびたっており、花形役者などとも親しく付き合っていたという設定が面白い。親しみの持てる1篇であった。 「鴉」は、どうかなあ。あらゆる意味で不満。 「トランプ台上の首」はトリックはちょっとアレだが、構成に工夫があり、読ませる1篇であった。 | ||||
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連続猟奇殺人事件なら何でもいいと言う方にはこの作品や『吸血蛾』はオススメです。ただ名作推理物特有の読後の爽快感は期待しない方がいいかも…。特に動機に関しては元々『動機に弱い』と言われる正史の中でも意味不明度満点。通俗スリラーとしてお楽しみ下さいませ。 | ||||
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猟奇色と残虐味にあふれた作品。 プロットにひねりがあり、犯人も意外。良く練り込まれた一冊と思う。 ただ、映像化しにくかったり、猟奇の部分もやりすぎの感があり、あまり評価されていないのだろう。 見直すべき作品と思う。 | ||||
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この物語の舞台は零落寸前の歌舞伎座「稲妻座」 皮肉にも17年前に失踪したものの子供達が同じ演目を 行おうとしたとき、悲劇はまた起こります。 トリックは巧妙でさも犯人でない人が犯人だったというのが 最後になって発覚します。 でも今回は最後に犯人が超致命的なエラーを起こしたために 犯行は金田一耕助の手により露見されてしまうのです。 表題作のほかに入っている作品も トリックがどれも巧妙で、最後まで読むものを 惑わし続けると思います。 特に「トランプ台上の首」は ラスト2ページ位まで騙される事うけあいです。 | ||||
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かつて「本の雑誌」に「名探偵の防御率」という企画があった。探偵が事件に関わってから、どれだけ殺人が起きてしまうか。殺人が起こるほど防御率が低いという、お遊び企画だった。そして防御率の低い名探偵の代表格が、金田一耕介。この作品でも、防御率は低い。推理小説というより風俗小説としては、かなり面白い。 | ||||
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