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魔術師



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魔術師の評価: 4.11/5点 レビュー 44件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.11pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全33件 21~33 2/2ページ
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No.13:
(4pt)

いつか読んでみたい!

なかなか機会がなくて一度乱歩を読みたいと思っていました。不精なので図書館で借りるのも返すのも面倒だしあまり高額なのも嫌だなっておもってました。お値打ちに購入できたので感謝しています。
魔術師 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:魔術師 (江戸川乱歩文庫)より
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No.12:
(5pt)

やっぱり面白い

乱歩の通俗物長編の中では比較的短い部類なのだと思います。 読み応えはないのですが、軽快でだれることなく話が進みます。 魔術師の意思が純粋で目的がはっきりしており、殺人が目的の殺人淫楽魔ではないところも清々しい印象です。 明智も若々しい青年探偵であり、決してスーパーマンではない部分も垣間見え人間的です。 通俗物の明智小五郎はともすればスーパーマン的な活躍が目に付いて人間味に乏しいのですが、本作の裏テーマは「名探偵の恋」ですから、勢い人間的にもなろうというものです。 前作の「蜘蛛男」の主役は蜘蛛男でしたが、今回の主役は明智小五郎です。
魔術師 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:魔術師 (江戸川乱歩文庫)より
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No.11:
(5pt)

テンコ盛り

楽しい!面白い!近年の探偵小説やミステリにはないテンコ盛りの仰々しいまでの仕掛け。エンターテイメント性抜群ですね!やはり江戸川乱歩は素晴らしい。
魔術師 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:魔術師 (江戸川乱歩文庫)より
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No.10:
(5pt)

エンターテイナー二十面相の御粗末な敗北!

今回は、明智小五郎探偵の見事な完璧な勝利でありました。少し前に読みました第九巻「宇宙怪人」のストーリー展開と結果的にかなり類似したものとなってゐるやうに感じました。それは、先づ世間を惑はせる象徴的な事件が起きて来ます。次に、世田谷に住む少年探偵団の一員の所で不思議な事件が起きて来て、明智探偵と小林少年が登場します。話が展開して大画面の舞台で犯人との戦ひとなり、最後には明智探偵が犯人の化けの皮を剥がすといふ流れです。更に今回は、二十面相の御粗末さが際立ち、逃げ出しを試みたものの失敗してしまふといふものです。それにしても、二十面相は世間を驚かすアトラクションと言っていいやうな造作と努力は素晴しいです。後からコメントすれば、子供騙しのやうでありますが、海底の魔術師の鶏冠(とさか)や鱗のある怪獣演出や潜航艇への投資、チャレンジする試みは凄いです。世間を賑はし、驚かせる大衆娯楽のチャンピオンと言ってもいいやうな二十面相です。最後に捕まってしまってゐる現在の境遇をどうして行くか、次の巻でどうなるか氣になる所です。
海底の魔術師 (少年探偵・江戸川乱歩)Amazon書評・レビュー:海底の魔術師 (少年探偵・江戸川乱歩)より
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No.9:
(4pt)

エンターテイメント度は高い

不可能犯罪というのでしょうか。密室での殺人など、実行不可能な状況下での事件、出来事が続き、読者の興味をひきつけていきます。しかし、その種明かしはかなりいい加減なので、いわいる本格物が好きな方は、激怒するかもしれません。
しかし、物語自体は二重底の解決による驚かせ方、さまざまな趣向を凝らした見せ場次々に見せるなど、エンターテイメント度はかなり高いと思います。
まあ、割り切って読めば十分に面白いと思います。

魔術師 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:魔術師 (江戸川乱歩文庫)より
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No.8:
(5pt)

良い緊張感の通俗スリラー

この挿絵入りシリーズの魅力は、やはりその挿絵である。乱歩の通俗長編の初期の作品なので、ストーリーもかなり斬新な工夫がある。いろいろと設定には心理的や道義的に不自然なところがある、というのはさんざん指摘されているが、そんなことを吹き飛ばすくらい乱歩のタッチは魅力的で、ストーリーテラー乱歩の面目躍如たるところだ。

 資産家一家への復讐というよくあるストーリーにあるネタを仕込んであり、これがラストの意外性を作っている。今では容易に想像がつく設定だろうが、当時では考えにくかったことだろう。そして、犯人と明智の対決というシチュエーションは、のちに「黒蜥蜴」などでもしばしば使用されている。

 他のレビュアーが書いているように、明智夫人文代は本作で初登場し、重要な役を務めている。のちの通俗長編とは違って途中でだれることなく、良い緊張感が最後まで続く。素直にストーリーを追って読める良い作品である。
魔術師 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:魔術師 (江戸川乱歩文庫)より
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No.7:
(4pt)

面白いトリック

トリックが素晴らしい。 現実は小説より奇なりと、らんぽは言うが、やっぱり小説の方が奇でしょう。 あんなトリック、現実じゃ通用しないと思いつつ、しっかりとした解説がある為、妙に納得してしまう。 盗賊の娘と明智小五郎の恋愛要素が多少含まれているが、そこには期待しない方がいいでしょう。
魔術師 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:魔術師 (江戸川乱歩文庫)より
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No.6:
(5pt)

挿絵の明智小五郎なら、やはり岩田専太郎か

初出誌の挿絵を全収録する創元推理文庫『乱歩傑作選』。こんな贅沢な事ができるのはドイルと乱歩ぐらいか。テキストの濃密さなら光文社版乱歩全集だが、挿絵の魅力も捨てがたい。本シリーズが着実に版を重ねているのも、この企画が支持を得ている証拠。
本作『魔術師』を手掛けたのは名手・岩田専太郎。
流石の出来映えによる美しい線画は明智小五郎のイメージを決定付けた。その後の『怪人二十面相』の小林秀恒、『少年探偵団』の梁川剛一の描く明智は完全に専太郎のそれを引継ぐものだ。『吸血鬼』『妖虫』、『人間豹』の冒頭も彼の筆による。
本編にも触れておこうか。『蜘蛛男』の大好評を受け、昭和5〜6年『講談倶楽部』に連載。
生首を乗せて隅田川を漂う獄門舟、時計塔文字盤上の断頭台、舞台で晒し者にされた裸の美女に迫る道化師のダンビラ、そして異様な地下室に映し出される生埋め地獄映画・・・。まさに波乱万丈、乱歩通俗長編の中でも一際息詰まる名場面の連続である。
福田得二郎への連続予告と、冒頭・終盤の密室殺人の秘密にもう少し納得いくオチがあればと思うが、それを補って余りある乱歩の「コレデモカ コレデモカ」な筆の粘りが一気呵成に読ませてくれる。
『乱歩傑作選』は20巻以来音沙汰が無いけれど、まだ通俗長編には『白髪鬼』『地獄の道化師』『偉大なる夢』等が残っている。もし次巻があるなら絶対『目羅博士』をプラスして『猟奇の果』をお願いしたい。両作とも専太郎画で初出誌も同じ事だし。
魔術師 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:魔術師 (江戸川乱歩文庫)より
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No.5:
(4pt)

文代さん登場

タイトルで想像がつく通り、魔術師と名乗る殺人鬼と明智小五郎との対決を描いた物語です。魔術師の普段の職業が本当に魔術師なので、この犯人の呼び名は多少安直なような気もします。しかし、この小説は乱歩ファンにとって、後に明智と結婚することになる文代が初登場する作品として重要です。なんと文代は、魔術師の娘なのです。
そしてまた、本作は「魔術師と対決する話なのだから、魔術師をやっつければそれで終りだろう」という当然の読者の予想を見事に裏切る作品となっています。そして、この結末は見事に冒頭部分と符合しているのです。乱歩の連載作品では、途中でどんどん話がそれるパターンが多いのですが、本作のように最初と最後がきちんと呼応している作品は珍しいのではないでしょうか。
魔術師 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)Amazon書評・レビュー:魔術師 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
448840104X
No.4:
(5pt)

明智小五郎の恋物語

私個人は、乱歩の作家生活の中でこの作品が発表された昭和5年前後が全盛期ではなかったろうかと思う。「孤島の鬼」「蜘蛛男」「黄金仮面」そして本書に収録されている「魔術師」「吸血鬼」といったこの時期の長編通俗小説は本当に面白い。本格推理ではないが、正体不明の怪人物と明智小五郎の騙し騙されの闘いは理屈抜きに面白い。細かい事を言えば論理が破綻している箇所も何点かあるのだが、そんな事は気にならないで一気に読める。推理小説というよりは怪奇冒険小説という表現の方が適しているだろうか。「魔術師」では明智小五郎の妻となる文代との馴れ初めが書かれてあるし、「吸血鬼」では小林少年が初登場する。明智ファンにとっては必読の書と言える。
江戸川乱歩全集 第6巻 魔術師 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩全集 第6巻 魔術師 (光文社文庫)より
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No.3:
(5pt)

とさかのついた化け物の恐怖

海底の魔術師の風貌が詳細に記されており、想像すると鳥肌が立ちそうだった。明智探偵の推理が冴えている。迫力を感じるお薦めの一冊です。
海底の魔術師 (少年探偵・江戸川乱歩)Amazon書評・レビュー:海底の魔術師 (少年探偵・江戸川乱歩)より
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No.2:
(4pt)

おもしろいのですが・・・

「孤島の鬼」を読んで以来、私と妹のなかで江戸川乱歩がブームになっています。江戸川作品はロマンティックな気分やせつない気分、はらはらドキドキ、こんなトリックがあるとはっ!?と、夢中になる要素が100%入っている!!と、いうのが、私達2人の同意見でした。しかし、今回は「先が読めるんですが・・・」と、いう感じです。感のするどくない私達が思ったくらいなので、みなさんもそう思うはずです。最後にフォローしますが、ちゃんと、おもしろいのです。でも!と、いう感じですね。
魔術師 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)Amazon書評・レビュー:魔術師 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)より
448840104X
No.1:
(4pt)

明智小五郎の恋

終結部の展開が少し急激でドラマチックすぎてとってつけたようなところがあり緻密さにはやや欠けますが、その分、最初から最後まで、テンポよく派手な展開が次々と続き、読んでいてわくわくする一冊です。これも乱歩が時々扱う「世代を超えて続く“ふくしゅう”」がテーマです。明智小五郎の恋の話も出てきます。
魔術師 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:魔術師 (江戸川乱歩文庫)より
4394301130

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