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魔術師



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魔術師の評価: 4.11/5点 レビュー 44件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.11pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(3pt)

二十面相一味の努力に頭が下がる

少年探偵団シリーズのなかでも、『大金塊』や『怪奇四十面相』の系列に繋がる宝探しメインの冒険。
 鉄の人魚はまぁいつもの奇を衒った変装のヴァリエーションなので良しwとして、驚いたのは、沈没船で金塊の隠し部屋を逸早く発見した敵一味のひとりが、鉄の人魚の扮装をしていなかったこと。
 「からだじゅうに、太いまっ黒なしまがあるのです。白黒ダンダラぞめの怪物です。(中略)頭のうしろに、まっ黒なギザギザのトサカみたいなものがついているのです。足の先にはアザラシのヒレのような大きな水かきがついています」(No.865)

 念のために書いておくが、本作にそのようなクリーチャーが登場するわけではないw
 あくまで偉大なる愉快犯、二十面相一味が扮装しているのだが、ここでは金属の外装を取れば、中はこんな怪物じみた人魚なのだと示すために、わざわざそれに合わせた扮装をして待ち構えていたということにある。……この仕込みの努力には頭がさがるw
海底の魔術師 (少年探偵)Amazon書評・レビュー:海底の魔術師 (少年探偵)より
459108423X
No.7:
(3pt)

味のある次回予告付き

久しぶりに読んだ乱歩の通俗長編。毎回バカバカしい内容なんだけど、妙なドライブ感があってついつい読んでしまうのだ。これを乱歩マジックと言わずして、何と言おう。本書も宝石商の一家が残忍な復讐鬼につけ狙われる話で、文字通り通俗的な内容ではあるが、読んでいる間はまあまあ楽しかった。

乱歩は文章がいい。加えて創元推理文庫版には、連載当時の次回予告が付いている。これがまたいい。「蓋(けだ)し近来稀有の大探偵小説家、作者江戸川乱歩先生は前作『蜘蛛男』以上に力瘤を入れ、趣向に趣向を凝らし、苦心に苦心を重ねて執筆して居る次第ですから、どうぞお知己(しりあい)にも広く御吹聴、次から次をたのしみにして御愛読下さい!」などと、何とも言えない味がある。

解説では有栖川有栖がこの大作家を持ち上げまくっているが、それはまあ立場上仕方ないでしょうね。通俗長編という呼び方を「これは該当する作品群がチープなものだなどという価値判断に基づくものでは決してない」とフォローしているが、つまりはそうであるということだろう。でもなぜかミステリファンは乱歩が好きで、僕もそのひとり。不思議だなあ…(それでもやっぱり結末はムチャクチャだ)。
魔術師 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:魔術師 (江戸川乱歩文庫)より
4394301130
No.6:
(3pt)

good

The twelfth work of the boy detective series. According to the title, the stage of this work is the sea floor. You can imagine the magician's identity, but the tricks of changing hands and changing items each time are surprising as a children's book. I'm also surprised that decades ago, such as giant crabs and iron mermaids, were using this technology to come up with such a monster, and the children at that time were excited. Modern technology may have produced many more elaborate and better performing monsters.
海底の魔術師 (少年探偵)Amazon書評・レビュー:海底の魔術師 (少年探偵)より
459108423X
No.5:
(3pt)

Good.

It’s a nice old story. The scenes are changed fast.
海底の魔術師 (少年探偵)Amazon書評・レビュー:海底の魔術師 (少年探偵)より
459108423X
No.4:
(3pt)

まずまずかな

それなりに面白く読み進めたが、最終的には何かモヤモヤと解らない点が残った。
海底の魔術師 (少年探偵)Amazon書評・レビュー:海底の魔術師 (少年探偵)より
459108423X
No.3:
(3pt)

内容も読み易かったが「自註自解」が面白かった。

涙香翻案物とルパン物を混ぜた物を目指したとあって、
読みながらこの巻の明智はルパンみたいだと思っていたので納得した。
しかし、この「自註自解」を最初に読むと本文の面白さがちょっと下がるかも。
これが明智夫人との馴初めで、開化アパートの明智の事務所で助手として働き始めるって、
赤城毅の小暮十三郎シリーズは同年代で、事務所の場所や礼乃さんの設定とかオマージュだったんだね。
魔術師 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:魔術師 (江戸川乱歩文庫)より
4394301130
No.2:
(3pt)

出会い

 明智小五郎と夫人の文代さんが初めて出会うことでも知られる作品。
 怪奇な冒険もので、残虐味もたっぷり。しかし、それだけではなく、最後のどんでん返しも効いており、本格ミステリとしての矜持も保っている。
 色々と納得行かない点も残るが、まあ、そこはそれ。
 それにしても、復讐に燃える男の執念とは、実に恐ろしいものである。私だったら、とてもこんな執念は持てないなあ。
魔術師 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:魔術師 (江戸川乱歩文庫)より
4394301130
No.1:
(3pt)

乱歩の通俗小説の面白さ

江戸川乱歩はその本格探偵小説への情熱とは裏腹に
推理要素よりもはらはらどきどきする展開を主に置いた
通俗小説で評判を得ました。
その乱歩の通俗小説の面白さを堪能できるのが
この本です。
奇奇怪怪なる悪役と
その姦計を阻止すべく八面六臂の活躍を見せる明智小五郎
この攻防が見所です
江戸川乱歩全集 第6巻 魔術師 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:江戸川乱歩全集 第6巻 魔術師 (光文社文庫)より
4334737889

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