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透明人間 UBIQUITY
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透明人間 UBIQUITYの評価:
| 書評･レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評･レビュー一覧です
※以下のAmazon書評･レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1～9 1/1ページ
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| これまでの安藤直樹シリーズと比べてSF要素は少なめのミステリ寄りの趣が強い作品、ただSF要素も終盤にかけて登場する。 個人的にはシリーズ内でも上位の面白さの作品で楽しめた。 | ||||
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| 最初は自殺願望の強い女性のマイナス思考がつらつら書かれていて、子供のころ死んだ父親の謎を安藤が解いて終わりかな？と思っていたのですが、途中から自宅の下にある隠れ家探索になって、かなり面白くなりました。隠れ家のところがすごく面白かったので、もっとそこの部分を長く読みたかったです。 | ||||
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| 浦賀氏のデビュー作の記憶の果てから続く安藤シリーズの一編である。 本作は長いが、内容はいつものカニバリズムなどはなく、かなり一般向けの読みやすい展開だ。 地下室内でのクローズドサークル不可能連続殺人ネタで、館ものの要素もある、本格志向だが、最後の最後でそれを破壊する浦賀氏らしい作品。 タイトルそのままやないかい！・・・っていうね。 | ||||
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| シリーズ的には安藤直樹シリーズとなりますがこのシリーズには珍しく禁断要素は控えめになっています。頻出したカニバリズムや性的表現はほとんどなりを潜めてしまっています。カニバリズムに関しては今回一つも出てきませんので安心して読んでください。だけれどもやっぱりただでは終わらないのは浦賀作品なのです。その代わりといっては何なのですが、グロテスク表現はたっぷりと出てきますのでやはり読む人を選んでしまいます。言葉で表すのは難しいのですがドロドログチャグチャというのがぴったりでしょうか。今回はミステリーとしては必然的に犯人が一人にしかならないために推理要素はありません。ただし、トリックに関しては閉じ込められた地下室等、なかなか面白い感じです。そして飯島の彼女の父親の死亡のいきさつも面白い発想だな、と感じましたし。ただし、タブー要素はあまりないもののやはり周辺人物はくるっているので万人には薦められません。受けもしないことでしょう。 | ||||
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| 前半はかなり退屈ですが、後半は良いです。 ただ、最後、透明人間についての描写が出てきますが、 これはどうでしょう。 私は、これはいらないのではないかと感じました。 主人公が前向きに生きていくところで普通に終わっても良かったのではないかと……。 「学園祭の悪魔」がシリーズで１番嫌いですが、本作は後味が良かったので好感を持てました。 | ||||
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| 少なくとも、頭蓋骨の中の楽園とか眠りの牢獄とかよりははるかに面白い。笑わない名探偵が出てくるから、かな。 ファンタジーっぽいつくりで、最後の最後はやはりぞくぞくきました。別にアンチミステリでも何でもないですしね。 ただ文章にがちょっと回りくどくてうざったいですね。記憶の果てがやっぱり最高傑作なのかな。 | ||||
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| 浦賀氏のデビュー作「記憶の果て」に衝撃を受けた後、その後、主人公の安藤君が名探偵となるミステリーシリーズは、読んでいませんが、「透明人間」というシンプルでベタなタイトルにインパクトを感じ、読みました。主人公の二十歳の女性(小学生時代に父を不可思議な事故で無くし、以後孤独な人生の連続)の自殺未遂を繰り返すダルでネガティブな心情の描写に打ちのめされます。しかし、物語と核となる事件が発生し、舞台である地下実験室のスケールのでかさとサバイバルな描写に圧倒される過程で、引き込まれていきます。事件後の安藤君の推理も憎いくらい理路整然です。ある意味、主人公の女性と安藤君の友人の飯島君のラブストーリーであると思いますし、物語の真実(トリック)はルール破りと思いますが、もう一人彼女を思う人の切ない人間関係が裏にあると思うと納得できます。本書は、途中のテンションの高さに比べて、結末はある意味予想できる範囲内でしたが、未来は絶望感よりも希望が感じられるものとするために変にインパクト重視にしなかったのかなと思います。余談ではありますが、トリックのルール破り度から言えば、同じメフィスト賞受賞作家、殊能将之氏の「黒い仏」に比べたら、かわいいものです(「黒い仏」も好きです)。 | ||||
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| 笑わない名探偵安藤君もの。安藤君の親友、飯島君とその恋人が巻き込まれた、密室殺人事件を安藤君が推理しますが・・・・。やられました。トリックに騙されたというより、本全体に騙された、驚いた、という印象の本です。ちょっと反則じゃない？という気もしますけど、ま、ビックリということで、ＯＫでしょう。恋人の若い女性が語り手となっているためか、全体的に少し甘い文章が続きますが、その背後で、筆者が書こうとしたものが、最後に分かると（たぶん、そうなんだ！と思いますが・・）、へぇーへぇー、やられたなぁ、としばらく、感慨に浸りました。なるほどねぇー。デビュー作でも驚きましたが、それに負けず劣らず、驚きました。 | ||||
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| 笑わない男、安藤直樹シリーズの1冊。今回は自殺しようとしていた少女理美を救い、彼女と付き合い始めた飯島が、彼女と共に隠された地下研究所に閉じ込められる。そこは10年前に不審死を遂げた父親が隠していたものだった。そしてそこで起こる連続殺人事件... 。という感じです。理美が子供の頃に観た「透明人間」を話の中心に置きつつ、透明人間にしか犯行が不可能に見える状況の中で犯行は起こり、最後にはいつものごとく安藤直樹が登場し... 。研究所という設定から、色々とシリーズ設定との関連を期待しましたが、それほど関係はないみたい。事件もこれまでのような凄惨さが感じられず、むしろ最後はほのぼの感覚、と少し今までと色合いが違う感じです。伏線などは丁寧でしたが。シリーズ独特の、凄みといったものが余り感じられず少し残念でした。 | ||||
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