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氷菓
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氷菓の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全190件 81~100 5/10ページ
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アニメから入りました。 アニメは原作ミステリーを多少希釈して放送しているのだろう的な予想をしていましたが、 氷菓1巻だけをとってみれば、本当に原作に忠実にアニメが作られたのだな、と思います。 主人公たちは平凡な高校生ですから、だいそれた事件もなく。 かつてあった、子供向け小説の「ズッコケ3人組」の思春期ver’、という形容が当てはまりそうな、ライトな内容です。 | ||||
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現在に生きる人間は、自分が実際に見聞きしたこと以外については詳しくは知りません。 その例として、第二次世界大戦などの歴史上の様々な事件が挙げられます。 自分が生まれていない、もしくは知覚していない時代のことについて、私たちは歴史を学校で勉強したからという理由で「この時代のこの事件はこんな理由でこうだったんだ」と真実であるかのように語ることがあります。 ですが、その事件の時に私たちがその場に居合わせていたわけではありません。伝えられ続けている『真実』とはあくまで客観的なもの。当時、関わっていた人々のその時の感情や想いを知ることは出来ません。 この「氷菓」はそんな昔の出来事の裏側にあった人々の感情や想いに関する謎を「本当にそうだったのか?」と解き明かして行く物語です。全ての謎が解けた時、私は身震いを感じました。言いようのない感情が迫ってきました。 望まぬまま多数を助けるために犠牲となった一匹のうさぎの叫び声は、一冊を通しておぼろげに響いていたのだと。 | ||||
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小説版は悪く言えば平坦です。 非常に丁寧に作られていますが、アニメのように映像で日常が誇張されたりはしていませんし、 美男美女にニヤニヤすることも出来ません。 それゆえに共感できる事も逆にありますし、原作、漫画、アニメのそれぞれで同じセリフ・文章でも 意味が大分違うように取れる箇所も結構あったりします。 個人の意見ですがアニメ化する際に原作のテイストをちょっと変えたのは映像化する上では大英断だったと思っています。 しかし、原作の主人公も、アニメの主人公もどちらも好きですし、どちらも紛れも無く氷菓です。 ただし、大衆受けするのはきっとアニメの方でしょう。アニメはほぼ完璧な出来で、小説版はアニメを 見て楽しめた人が読めばいいと思いますし、また無理に読まないほうがあのアニメを先入観なく楽しめると思います。 | ||||
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オッサンにはちょっとツラいけど、こんな高校生活が送れれば楽しかっただろうな、という感じでは楽しめます。主人公の推理も、なんで分かったんだ?と引っかかってしまいますが、そういった細かいこだわりを捨てて、懐かしのライトノベルを読む、という感覚ならオススメ。 | ||||
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『氷菓』は神山高校古典部 折木 奉太郎が、日常に起きた謎を解く「古典部シリーズ」の第一弾だ。 奉太郎が、渡航中の姉に手紙で強要され、廃部寸前の古典部に入部するところから物語は始まる。 主人公 奉太郎は、積極的に物事に関わらない省エネ主義者だ。斜に構えるわけでもなく、屈折しているわけでもなく、無気力なわけでもない。可もなく不可もなく学生生活を送っているグレーな存在は、昔も今も大多数高校生の実態なのだろう。つかず離れずの人づきあいだが、推理力はピカ一で、その点では信頼を集めている。面映いキャラクター設定ではあるが、共感しやすいしシリーズを通してどのように成長していくか楽しみになる。 本作品では、奉太郎が、同じく古典部に入部した千反田えるに振り回されつつ、えるの失踪した伯父と彼にまつわる33年前の文集「氷菓」の謎に挑んでいく。 ハリイ・ケメルマン『九マイルは遠すぎる』やジョセフィン・テイ『時の娘』を思い起こさせる奉太郎の論理思考の冴えが見所だ(言いすぎか)。結末はある年代には懐かしさを覚えるのだが、そこはご愛嬌。 奉太郎、える、奉太郎の親友 福部里志、里志に思いを寄せる伊原 摩耶花といった、キャラクターたちが今後どのような活躍をみせてくれるだろう。奉太郎の姉や桁上がりの四名家がどう絡んでくるのかという期待を持たせてくれる。本作品は、そもそも「古典部」って?という解決しない謎を含めて、続きが気になる上々の導入部である。 | ||||
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アニメ化もしている作品とのことでどんなものか買ってみました。 高校生が謎を解いていく、普通に面白い小説でした。 最後のオチも良かったです。 | ||||
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アニメで見てオモロかったので、読んでみました。アニメより面白い。アニメ先に見てるので内容は知っていたが、心に染み入るのは本ならでは。先に読んでたら。勿体無かった。そんな作品です。大好きです。 | ||||
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読みやすいし、発生する”事件”も日常的な事ばかりです。設定に違和感を覚える事は殆どなく、良かった。 ただ、文字通りの意味で”ライトノベル”です。”重厚な”感じが皆無です。 短編構成という事もあって、時間が少しあるときに、さっと読むのに良いですよ。 | ||||
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良質な青春ミステリーの『古典部』シリーズ第一巻。ラノベというよりジュブナイルに近い感じ。個人的には中学生日記をよりエグくしたイメージ。純粋な推理モノと見られがちだが、割りと推理の内容やトリックは首をかしげるお粗末なものもある。どちらかというと青春要素に比重が置かれており、日常の事件を通して垣間見える若者達の心の機微を見事に描いている。良くも悪くも地味さ、平坦さは拭えない。主要な登場人物達も一見するとラノベ的・記号的であるが、実際は多面的で複雑な性格をしている事がわかり、読み進めていくうちに魅力に溢れていく。 この第一巻の氷菓はその後に続くシリーズの根底的テーマを備えていると言っていいだろう。それは、人々の声にならない叫びであり、批判されがちな物語ラストの文集名の意図にも込められている。何故、関谷純はダジャレという下らない形でしかメッセージを残せなかったのか?それを当時の社会と照らし合わせながら考えると、しょうもないと思われていたラストがとても趣深いものとなる。 | ||||
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本シリーズは毎回タイトルが変わります。 1作目から順番に読みたい方のために、発売順をamazonのリンク付きでまとめておきます。 1作目:氷菓 2作目:愚者のエンドロール 3作目:クドリャフカの順番 4作目:遠まわりする雛 5作目:ふたりの距離の概算 | ||||
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分量的にも短く、また、内容的にもそう複雑でなく読みやすい。その一方で、当然ながら、物足りなくも感じる。どうしても解決に向けての過程がやや強引というか、無理をしているように感じられる。もう少し丁寧に扱っても良かったと思う。個人的には、主要キャラクターの性格が、やや歪というか作り物めいている所もやや気になる。 | ||||
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まず、タイトルに惹かれました。 アニメ化されていたので、平行して読み進めました。 私が勉強不足なのか、言い回しの難しいところもありましたが、kindleの辞書機能を使ってサクサク読み進めたので、 あっという間に読めました。 すっかり、自分も古典部の一員として謎解きに参加している気分になりました。 最後は、ちょっと切ない気持ちになりましたが、米澤さんの他の作品も読んでみたくなりました。 | ||||
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「折れた竜骨」などから比べると軽すぎるかな。どんでん返しはありません。 | ||||
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アニメで知り、原作を買いました。 日常の謎といわれる殺人事件もおこらず、ふと疑問を感じた事を必死になって解いていこうというジャンルもので米澤穂信お得意のストーリーです。 最初の謎は読者に日常の謎の物語ですよと説明と、彼らの人物像を描くのが目的となっています。 本題は叔父が主人公たちの通う学校で、理由のわからない退学した33年前の理由を突き止めようとヒロインである千反田えるの頼みで古典部で探し出す事となります。 昔の事を少ない資料から推測しその度に過去を推測します。その描写が歴史の年表が新たな事実と共に変わっていくようで、分かりやすく描写されています。 そして、主人公たちは33年前起きた本当の事件を知り、時により埋められた残酷な真実を知るっていう感じになっています。 しかし、主人公たちが妙に大人びています。わざわざ叔父の事を気にかける千反田えるを含めてどこか不自然で、特に主人公が人形のように感じました。 さらに33年前に口伝で聞いた事と真実とのギャップの演出がアニメでの演出の方がよく盛り上がりに欠けます。ネタが分かっていても盛り上がれないとアニメを見た後見る価値がありません。 文章の書き方も一昔前のライトノベルのようです。その当時を知っている方にとってはこの作品は流行遅れです ですが、物語の基本的な流れは良いのですが完成度が微妙でわざわざ勧める事はしませんが、文学少女シリーズが好きなタイプなら読んでみてもいいのではないでしょうか? まあ、後は米澤穂信ファンぐらいかな? そういう作品だと思います。 | ||||
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内容は読みやすく、主人公である奉太郎と古典部の面々が織り成す会話はテンポよく読ませてくれますよ。 しかし芝居がかった言い回しで会話したりと、会話に人物紹介を含ませているためリアリティは欠けます。 会うと同時にそんなこと言うなんてこの人ひどいな・・・なんて考えてしまいました。 45年前の文化祭、やさしい英雄、氷菓というタイトルと表紙絵の意味は・・・正直な感想は「すっげぇ・・・」でした。 オススメです。 このあとアニメも見ました。ちたんださんかわいすぎる!! | ||||
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表紙がアニメ仕様になっていたので買っちゃいました。 表紙は外してファイルに入れて保存しています。 | ||||
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アニメ見てから原作を読んだのですが。悪くない。アニメとはまた違った雰囲気で楽しめました。 | ||||
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米さんの小説は何でもかんでもおもしろい。 とくにこのアニメ化した氷菓の小説はアニメの氷菓ごと高評価します。 | ||||
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アニメを観て面白かったので、原作小説を読んでみることに。 巻末に説明が載ってますが、元々”『角川スニーカー文庫』から 2001年に刊行された”と、あるので今時の小説と比べるとやや 淡々とした感があるかもしれません。でも読み難い程ではないです。 アニメとの相違点は登場人物の性格。(特に千反田はもっと控え目) 奉太郎の視点で話が進むので、奉太郎の考えている事が更に見えてくる。 それと年代(「伝統ある古典部の再生」冒頭に”西暦2000年”とある) 推理といっても初めはそれ程高度な物でなく、”奉太郎の物の捉え方”を 見せるのが目的に見えます(千反田の常識を逸脱しない程度の”能力”とかも) 里志は初めからいますが、摩耶花も図書室エピソードから物語に加わります。 古典部の活動で文集”氷菓”を作る為、千反田の叔父であり、失踪した 関谷 純の高校時代の過去を紐解く事をテーマに、核心へと迫っていく。 故人(失踪から七年経つと死亡扱い)の軌跡を追い求めている訳なので、 きちんと敬意を払い、皆真剣に取り組んでいる姿勢には好感が持てました。 *この本で”古典部シリーズ”の骨子が出来上がったと思うし、続巻にも 繋がっているのは間違いないので、アニメとの相違点を探してみるのも面白いかと。 | ||||
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日常で起きる疑問を解決する作品です。 大立ち回りも無い、銃撃戦もない(当たり前か!高校生だし)、人も死なない、だけど登場人物の思考がとても面白い作品です。 アニメ化もされましたが、原作のほうが作品として面白いと感じました。 多少高校生らしからぬ言動が気になることもありますが、楽しめる作品と思います。 古典部シリーズの第1弾で以後も続きますが、シリーズの中でも1番か2番の傑作ではないでしょうか。 文庫で読みましたがふと読みたくなるので電子書籍も買ってしまいました。 | ||||
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