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インシテミル
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インシテミルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全205件 161~180 9/11ページ
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本当にがっかりしました。 謎解きの部分でも「あぁ、そうだったのか!」という納得間のある驚きが全然なかったです。 Day Beforeとか、須和名とか、意味ありげで別に意味無いだけだった、と。 「ミステリ趣味」の人なら、他の作品の引用等を理解して楽しめるのでしょうかね・・・ この人の作品は二度と買いません。 | ||||
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まずこれだけの大作を描き切ったということに感心します。テーマとしてはすでに陳腐は部類に入るとは思いますが、あえてそこに挑むという作家の業のようなものを感じました。特にガードというキャラクターの使い方は光っています。ただ、12人の描き分けが出来ているとは思えませんでした。主人公からの目線だけでそれぞれを描き分けるのは至難の技でしょうが、それが出来ていたら10倍面白かったはずです。『ボトルネック』を読んでこの作家が好きになりましたが、正直読む順番を逆にしなくてよかった。綾辻デビュー以後、新本格は人間が描けていない、という批判をうけました。自分は常に新本格寄りでしたが、そういう視点から見てもちょっと12人は多かったのかなという印象をうけました。各々の背景もリアルに迫ってこないので最後のエピソードも深いものがなく、消化不足な感は否めません。 ただ、つまらないわけではなく、一気に読めますし、話題作ですので買って損はないと思います。自分もすぐにこの作家の違う作品を読んでみるつもりです。 | ||||
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クローズドサークルはミステリーの定番であるが, もはやリアリティのあるシチュエーションではないため 読者をあきさせないために,ミステリー作家たちはずいぶんと工夫しているようだ. この作品では初めから“実験”という体裁をとることで クローズドサークルを無理なく成立させている. 意図の読めない主催者の不気味さや 賞金や少々複雑なルールを取り入れたゲーム的要素, 全員が何がしかの凶器を持っているという恐怖感が いいアクセントとなっている. ほどよい緊張感に後押しされて一気に読んでしまった. 何より秀逸なのは監獄だろう. 本来ならゲームから脱落した参加者が収容されるイメージだが 使いようによっては有利にもなるのでは?と考えていたら これもきちんと使いこなしてエンディングを迎える. 凝った設計をうまく使いきったプロットはお見事. 星1つ減点したのは一部のキャラクターの描きわけがうまくいってないと感じたため. リーダー格の登場人物のキャラがかぶって感じられ, 誰のセリフなのかわかりにくい部分があった. ここだけが惜しい. | ||||
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とにかく面白いです。親子三人で一気読み!本嫌いな下の子まで電車乗り過ごしました!米澤さんの本、読み漁っている今日この頃です。 | ||||
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高額アルバイト募集で、「暗鬼館」と言う地下住居に集められた12人の男女。召集目的は人間の根源的心理「怒り」の心理観察をする由。自分が犯人と分からない様に他人を殺せば殺す程、報酬が高まると言う設定。期限は一週間。当然、殺戮合戦が狙いだ。各人には部屋の中の箱に一つづつ別種の武器が与えられている。 この設定では、以下の点が興味の的となるだろう。 (1) このゲームの主催者の真の目的は ? (2) 12人の中に主催者が含まれているのか ? (3) 一番の関心事は、最初の殺人のキッカケを作者がどう用意するかである。全員何もしなければ、そのまま終ってしまうし、実際その公算が強い。連続殺人のスィッチが必要な筈だ。となると、(2)の答えは"yes"で、「最初の犯人=主催者」と考えられるが...。 それにしては最初の殺人がアッサリと扱われ過ぎる。何故すぐに各自の武器を調べない ? 犯人が主催者なら複数の武器を持っている可能性もあるが。登場人物間の不信感を理由に胡乱な時間が過ぎて行くが、"そういう場合"ではないだろう。登場人物の造形の不充分さも手伝って、物語の緊迫感を殺いでいる。作者に、主催者を隠そうとする工夫が全く無いのも奇異。誰も主催者に気付かないのも同じく奇異。幾らゲーム感覚と言っても、一連の事件の連鎖に一貫した論理性が感じられない。どうとでも説明が付く状況である。特に、武器のメモランダム中の誤謬が解決に結び付かない点に不満を覚えた。 クリスティの著名作品とアシモフのロボット三原則の他に、作者が加えたオリジナリティって何処にあるのだろうか ? 報酬を掛けた点だろうか ? そう言えば、卑俗な解決だもんなぁ〜。 | ||||
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11万2千円という、法外な自給に誘われて『暗鬼館』に 集まった12人の男女。12の個室には『武器』が。 しかも『殺人にはボーナス』という とんでもないルールまで。 館や孤島を小説として成立させるのは難しいみたいで、 パロディーとして描いたり、物語性を無視して マニアだけを相手にしたりと、なかなか『当たり』を ひけませんが、これ、すごい! 『バトルロワイヤル(もしくはキングのあれ)』まで 混ぜ込んでるのに、浮世離れしていない。 登場人物の性格と行動に一貫性がある(と、ボクは思う)。 お金を必要とする理由は具体的には語られないんだけど、 行動で感じさせてくれる。 一見もんきりちょうの登場人物も、実によく練られていて、 マンガ風には、絡んでこない。 お嬢様、そう来るか! エピローグは、いたたまれないし、 ラストの『手紙』も、ゾッとするんだけど、 ギャグに流さずに、ドライとも違う感じで さらりと書いて見せるところなんか、 『メタ』とも違う、今風だと思った。 なかなか、読ませてもらいました。 | ||||
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続きが気になり一気に読んでしまったぁ(^_^;) 自分の中ではかなりヒットでした!読んで損はないです。映画楽しみ♪ | ||||
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時給十一万二千円、さらにボーナスあり。 超高額の時給につられて集まった12人の男女。 とある施設に閉じ込められた彼らを待っていたのは、参加者同士に殺人をけしかける犯人当てゲームだった。 「ライヤーゲーム」と「そして誰もいなくなった」を足して2で割った感じ。 重たい推理小説ではなく、ライトなミステリー小説。 まるでマンガを読んでいるかのようにページが進んだ。 これは設定勝ちだなー この設定に、どうやったってひきつけられてしまう。 そしてこの、面白くなりそうな設定で、きちんと面白い話を描いている。 万人受けする素晴らしい娯楽小説だと思います。 | ||||
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この本の内容は、2004年に発行された矢野龍王著の「極限推理コロシアム」にそっくりで思わずレビューを書きました。面白さや文書も前作にかなわないです。しかし、これだけ堂々と似た作品を発表できるとは、読書好きには悲しすぎる現状です。 | ||||
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’07年、「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門で第7位、「このミステリーがすごい!」国内編では第10位にランクインした注目の俊英・米澤穂信の新感覚ミステリー。ホリプロ創立50周年記念映画として、『インシテミル・7日間のデス・ゲーム』と題して藤原竜也主演で、’10年10月に劇場公開される。 時給11万2千円という破格の条件に誘われて人里離れた山道の奥にある施設にアルバイトに集った12人の男女(映画では10人という設定らしい)。施設の地下にある<暗鬼館>に腰を据えた彼らを待っていたのは、特殊な報酬を含めた謎めいた戦慄の殺人ゲームへの参加ルールだった。 現実離れした究極のクローズド・サークル、特殊なルールに縛られた記号的な登場人物たち、彼らの間で巻き起こる連続殺人事件。ひとり、またひとりと減ってゆく仲間たち。果たして誰が7日間を生き残り、さらに膨大な額のボーナスを手にするのか・・・。 作品中に横溢する本格ミステリーへのオマージュとガジェット、そして仕掛け。決して短い小説ではないが、一気に読ませる終始スリリングな展開、終盤に二転三転する真相。 本書は、ミステリーのマニアでも、そうでない人も充分楽しめる、米澤穂信が本格ミステリーに“淫した”傑作である。 | ||||
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ゲーム的な設定でのミステリー。 殺人ゲームに参加する12人。ゲーム終了まで逃げることはできない。 勝利すれば大金。それぞれが犯人になるか被害者になるか、名探偵になるか。 ライアー・ゲームの殺人ゲーム版という感じ。 マンガや映画でこの手の話が流行ったせいか、最近、こうゆう設定の作品って多いような気がする。 まったくリアリティはなく荒唐無稽な舞台設定だが、現実的な動機や手口のミステリーに飽きた人にはいいかもしれん。 だが、純粋にミステリーを期待すると肩すかし。 謎解きもやや唐突だし、なるほど、と感心するほどの手口でもない。 あくまで極限状態のなかにある疑心暗鬼の登場人物を楽しむ作品。 こうゆう設定の作品は意外に多いので新鮮味はない。 なんだか読んでいて既視感があった。 貴志祐介のクリムゾンの迷宮とか。 バトル・ロワイアルもその類だろう。 犯人とラストはやや意外だったかも。私の予想はハズレ。 予想どおりというような退屈な終わり方ではない。だから星3つ。 | ||||
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私はミステリー作品はそれほど読まないのですが、 最近読んだ中では特に典型的なミステリー作品だったのかなと感じます。 序盤から中盤までは「これからどうなるんだろう?」という思いで 一気に読み進んでしまいました。 ただ、後半〜終盤にかけては主人公が突然証拠品を探し当てたり、 ややおいてけぼり感があったように感じました。 ごく個人的には定価で買って損したかな・・・と思ったのですが、 他のレビューを拝見しますと軒並み評価が高くて驚きました。 全編を通じていわゆる「王道」の推理物作品におけるネタが ちりばめられているようで、元ネタのわからない私にとっては さほど楽しい趣向ではなかったのですが、 「ミステリー好き」の方にとってはそういう部分は思わずニヤリで 楽しめる部分なのかもしれません。 自分には未知の部分を含めた伸び代を考慮し★3としました。 | ||||
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もしタイトルが「暗鬼館殺人事件」で、装丁がもっとミステリっぽかったら、どんな風に感じたか? ミスリードとまでは言わないが、違うものを出したい! という意気込みが感じられるような。 おかげで、片足を「米澤ワールド」、もう片足を「(わりと本格)ミステリ」に突っ込んだ立ち位置で読むことに。 そのちょっとした違和感と、作中の場違い少女の違和感が面白い雰囲気を出していたと思います。 設定など、ツッコミどころはあるけれど、それを楽しむ方向で読んでほしい というお話。 | ||||
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「小市民」シリーズから入った読者としては、ややショッキングな作品だったかも。 トリックはなかなか本格的。 「背景」を知らなくても十分楽しめると思うが、ミステリ好きな人ならもっと楽しめるのかなと思います。 | ||||
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私はミステリーを読む人ではないので、本作のミステリー的謎部分の良し悪しについては判断しません(できません)。なので、個人的に面白かったかどうか、それだけを述べます。 序盤は非常に引き込まれます。バイトの募集要項の怪しさや、実際の現場に関する情報についてですね。うまいと思います。 中盤は少しごたつきます。登場人物が多くて説明があまりなされない人物もいたので、誰がどう動いたのか若干戸惑いました。私は中盤で読むのをやめて一休みしましたね。緊迫感があって、少し疲れたということもありますが・・・ 終盤はノンストップ。ぐいぐい読めました。ページをめくる手が止まりませんでしたよ。 ミステリーものとしての評価ではなく、単純に小説としての完成度は高いと思います。割とページ数は多めですが、私はすいすい読めたのでページ数を感じさせませんでした。 この作者さんの作品は、本当にどれも読ませるものばかりですね。 | ||||
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おもしろかった! ミステリが苦手な私でも一気に読めました。 推理物というと金田一やコナン(アニメどまりの知識…)ですら型通りの展開や推理のめんどくささから敬遠してましたが。 主人公の緊張感のなさ。犯人特定のルール。定まらない探偵役。 あちこちに予想外の展開があって引き込まれました。 最後までぼかしたままの部分(登場人物それぞれの目的など)もありましたが、終わり方も含めて私はいい余韻として受け止めました。 とにかく久々におもしろかった。読後感もよかったです。 | ||||
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途中までスゴいワクワクドキドキして興奮したが、中盤後半辺りから半ば突然に主人公が金田一少年の様に謎解き名人に変貌してしまい残念かつ違和感を感じた。実に惜しいと思う。 | ||||
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読んでてすごく楽しいものです トリック云々のタネについてはすごいとは言えないものの 奇抜なキャラ、物語の運び方は最高です 最後にあなたを待ちうけるものは? まさかの展開と最後のすっきりしない終わり方に注目 | ||||
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主人公に語らせている通り、著者の驕りが表れている。アイディアに溺れ、物語から得る教訓がまるでない。つまらない作品でした。 | ||||
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ぶちゃけ、疑問点や矛盾点はありまくりです。 いくらでもあらさがしが可能で、その意味では完成された小説とはいえないかもしれません。 しかし、それを補って、尚ありあまるほどのパワーがこの小説にはあります。 面白いです。痛快です。 これは、小説にとっては大事なことで、完成度を求めるあまり面白さをないがしろにする他の作家にも見習って欲しいです。 | ||||
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