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インシテミル
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インシテミルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全205件 81~100 5/11ページ
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正直これだけのあり得ないシチュエーションを設定しておきながら、普通の作品になってしまったのは 余りにも緊張感のない登場人物の描写、言動にあったのではないかと思う。 また金のためには人殺しも厭わない冷血なキャラかと思いきや、いきなり人情味を見せる関水。 ちゃらんぽらんなキャラを演じていたが、急に頭脳明晰な探偵に早変わりする結城。 という具合にキャラ設定にも一貫性が乏しい。ひとえに作者の技量によるものであるが、 もう少し頑張って欲しかった。 ところで、なぜ関水は霊安室に全員を集めてドカンとやるだけで良いのにしなかったのか? また仮にだれも犯罪を犯さないようにしたいのであれば、全員がガードに三回づつ見つかった状態にして 身動きがとれないようにしておけば良かったのではともおもった。 | ||||
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ネタバレです。 中盤までは主人公目線で面白楽しく読めたのですが、後半から主人公のキャラが急に変わって(いきなり頭脳明晰キャラ)感情移入できなくなりました。 逆にしょっぱなから怪しさ満点のヒロインには、本当はいい人!…的な裏展開を期待してたのですが、そんな展開もなく、最後まで予想通りの怪しいキャラのままでした。 肩透かしをくらった感じでした。 | ||||
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素直に楽しんで読めました。 トリックそのものというよりも、 ルールの中で互いを探りながら徐々に恐慌状態になり、 更に慣れていく心理描写良かったと思います。 ただ、後半のたたみ方が、主人公が外野にいる空気や、 どうしてあの人がとびぬけた金が 必要だったのかという部分の説明の物足りなさを感じました。 とはいえ、面白い作品だと思います。 | ||||
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伊坂幸太郎や東野圭吾を読んでいる人間がこれ読んだら、何て薄っぺらいんだって思うよ。 一度も入り込む感覚にならないし、伏線も推理の奥深さも全くなし。 | ||||
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他のレビュアーの方も書かれている通り、わからない事がわからないまま話が終わってしまう事が多過ぎます。 私は、長いあらすじを読まされたような気になりました。 中盤までは何かの伏線と思わせる盛り上げ要素もたっぷりで期待したのですが、終わってみればがっかりです。 まぁ、それでも星3つぐらいは楽しめました。 がっかりした部分は、読後、自分の頭の中で物語を作って補完しましょう。 | ||||
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閉ざされた空間で1人1人殺されていく…この超古典的なテーマをどう面白く読ませるのか。今回は1人1人に与えられた凶器が違うのだから、それを見せ合えば一目瞭然、お前が犯人だ!で終わってしまうではないか…などという私の心配は杞憂だった。やはり、一筋縄ではいかない展開が待っていた。 なんといってもこの作品の面白さは古今東西のミステリとの絡みでしょう。各自に割り当てられた鍵のかからない個室には“おもちゃ箱”が置いてあり、その中には凶器とその出典、殺害方法が記された〈メモランダム〉が入っている。これが必ずしも出典が正しいわけでもなかったりするのだが、古今東西のミステリをどのくらい読んでいるのかによって面白さが変わってくる作品なんだと思う。 私は結局犯人がわからなかったから、してやられたということだが、主人公・理久彦の楽天家ぶりが作品全体を陰湿にせず、むしろゲーム感覚(その方が恐ろしいか)で進んでいくかのようで重苦しくなることなく読めた。 面白かったのだが、惜しむらくは、時給11万2千円という高額バイトを募集した雇い主の目的がよくわからないので、このメンバーが集められた理由もぼやけていること、閉ざされた空間の恐怖はわかるけれども、そう簡単に殺人が起きるものかな、という感じがしなくもない。 映画はまだ見ていないが、登場人物と映画のキャストは必ずしも一致していないようなので、こちらも興味深々。 | ||||
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映画版「インシテミル」を見て、あまりのひどさに辟易したものの 映画版に「小説版はとてもいい!!これがインシテミルだなんて思わないでほしい!」という レビューがあったので、小説を購入。 文章は非常に読みやすいですね。 中学生にも簡単に読めるでしょう。 たとえるなら赤川次郎や、最近なら東野圭吾かな。 その分、大人が「おっ」と思うようなひねられた文章はなく、 これを読むことで得られる知識もなく、 うーん…「名探偵コナン」にも近いかな?? あれのがまだ得られる知識があるかも?? とにかく頭を使わずにスラスラ読める文です。 ときどきミステリーっぽい文章がちりばめられるものの、 それは結局最後まで何の意味もなさず、作者のひとりよがり。 ミステリ好きの作者が、持っている知識を出して頑張って書きましたという印象。 だからミステリ好きの人からしたら、「なんだこれは!ひどい!」と 思ってしまうのでは。 いわゆる「どんでん返し」もありません。平坦。 最後には犯人の種明かしもありますが、「ええ〜〜!!そうだったの!」 なんて驚きもなく…この辺は映画版と同じですね。 ラストは納得がいかな過ぎる。 なぜあの人はそこまでしてそれを手に入れなければならなかったのか、 その種明かしがないままです。おいてけぼり。 なにか伏線くらいははっていてもよかったのでは。 ラストのまとめは、まだ映画版のほうが許せました。 こちらのラストはあまりにも非現実的で、ゲームの世界のよう。 「暗鬼館から出たら核戦争ですべてなくなってました! じつは暗鬼館はノアの方舟だったのです!」なんて とんでもラストでも納得してしまうような出来。 ☆1でも十分な出来ですが、読みやすく暇つぶしにはなったので☆2で。 まだミステリ界では若手の作者なので、頑張ってほしいです。 あ、ちなみにこの作者が作ったNHKの「探偵Xの挑戦」もこれまたひどいものでした。 となると、この作者には期待できないのかなぁと思えて残念です。。 | ||||
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登場人物が参加する実験とそのルールに代表されるように、設定から登場人物のキャラクターまで、虚構に徹した作品です。 そのように割り切った上で展開される本格ミステリタッチの物語は、ほのかなユーモアを漂わせて読みやすく構成されていますので、ほとんどミステリを読んだことの無い人から、本格物のファンにまで広くアピールすると思います。 虚構に徹しソフトな語り口ながらも、妬みや恐怖心、罪悪感といった苦い感情もきちんと描かれており、物語に奥行きを与えてくれています。 | ||||
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例えば、<主人>はなんでこんなこと…?とか西野の毒薬はちょっと甘くない?とか引っ掛かるところはなくもないですが、読み物としてミステリーとして純粋にはらはらしたし面白かったです!みなさんが書いているなんで主人公が急に…とか後半か失速とかもわたしは特に感じず、むしろ後半にむけてはらはらしていました。主人公カッコイイ。終わりもいろいろ匂わせる感じでよかったです!ただ、いろいろはっきりさせたかったり、終わりが不明瞭なのを苦手とするかたには向かないとは思います。 わたしはとにかく読み始めたら止まりませんでした。それが大事だと思っているのでこの評価です。あー面白かった! | ||||
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久しぶりに、クローズトサークルものを…。 と、映画化もされたので 読んでみました。 時給の1120百円に惹かれて集まった12人。 閉ざされた館で、殺人が…。 と、定番といえば定番ですが。 突っ込み所もありましたが、感想を聞かれたら 素直に「中々面白かった」です。 ***以下、少しネタばれ有りなので、未読の方は注意*** 生き残った者の中の、真犯人。 その真の理由は、ハッキリとは明かされないまでも 「どうしても必要だから」というところが、心に残りました。 よくある「恨み」や「憎しみ」で殺人を犯す訳ではなく。 だからこそ、人を殺すという行為に、これからの苦しみを背負う。 この部分が、余韻を残します。 現代風、クローズドサークルもの…という感じですが 「わりと面白いよ」と、人にオススメできる本です。 | ||||
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久々にミステリーを読むということで、友人に薦められたこの一冊。 終盤近くまでは続きが気になり、一気に読んでしまいました。・・・が、読み終えての、「えー・・・」という感じ。何の変哲もない主人公の、突然の「カミングアウト(?)」、そして犯人の動機もよくわからずじまい。いっそ、「そして誰もいなくなった」をなぜってほしかったくらいです。 でも、引き込まれたのも事実。終盤までは楽しく読めましたので、この評価にしました。 | ||||
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内容はとても面白く、最後まで楽しめました。 しかし、無駄な表現が多く、ページかせぎをしているような印象も受けました。 ストリートは関係の無い登場人物の感情などがそうです。 ボリュームが半分ぐらいなら、名作になったのではないでしょうか。 読んで損はありません。映画も観たくなりました。 | ||||
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時給11万2千円、殺人を犯したり、犯人を見つけるとボーナスあり…… そんな条件のアルバイトに巻き込まれてしまった12人の男女。 人を殺さなくても7日間暮らすだけで1,500万円を超える大金を手に入れることができる……はずだった。 1人の男性の死で密閉空間は、命を賭けた心理戦に変わってしまう。 ……ミステリマニアにはベタな「嵐の山荘」物、12体のインディアン人形などストーリーの序盤で「皆殺し」を予想させるモチーフなど、なんやとがっかりさせながら、探偵役が次々と変わり、ついには視点の中心になっていた人物までも舞台から退場させるなどミステリでもメタミステリでもない興味深い作品に仕上がっています。 あら探しをするならば、時給が11万2千円だった理由とか、武器(凶器)とその使用法を暗示する作品の引っ張り方がどうかとか、そんな事は言えるのですが、物語のグイッと引き寄せる力を削ぐまでには至りません。 著者の「ボトルネック」ほど読後感が悪いわけではなく、充分楽しめる作品でした。 「ライアーゲーム」的な世界ですね。 | ||||
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子供のころよくミステリーを読みましたが、年をとってほとんど読まなくなりました。 とある休日に息子が買った本書がリビングに転がっていて、ついつい読んでしまいました。 ネタバレを避けるため細かいトリックのことはコメントを控えます。 が、トリックといい、かのエラリー・クイーンの代表作を模した設定といい、 なんとも物足りないミステリーでした… このように感じるのは年齢のせいでしょうか?? この程度の原作が映画化されるとは…横溝ものとか読みつくした世代としては 複雑な心境です。 まぁ、うすっぺらなケータイ恋愛ものとかよりは面白いのでしょうが… | ||||
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読後感はよろしくないですが、もう一度読み返したくなる不思議な話でした。 あの人が指示通りにしていたら、あっちの人が疑われたけど…?とか 犯人に認定された方がけっこう得なのは変じゃないの?とか 実験は何のために誰が?彼女一体何なの〜?とか 頭いいんだったら、抜け穴探したらよかったのに…とか 出た後で自分で帰ったのだろうか、そうだったら警察呼べるじゃん…とか、 色々突っ込みどころは満載ですが、途中で主人公があんなことになっちゃったり、実はあんなだったり、驚きがたくさんあります。 終わり方は気持ち悪い…のに気になってまた読み返しちゃう…。 話は私の趣味じゃないんだけど、作者が上手だからか、ぐいぐいひきこまれました…。 ミステリーに「淫してみる」…。 | ||||
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ハラハラドキドキのサスペンス。 トリックに疑問が残るものがあり、推理小説として読むには難がある。 登場人物も多くて混乱するし、それぞれの心理が理解できない。 なので深く考えずスラ〜と読んでしまえばマシかなと。 緊張感はあるので。 | ||||
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古本で100円だったので、買いました。これ、定価で買ってたらかなり後悔したと思います。 まず、小説としてたまに視点がぶれるのは、よくないと思います。主人公「結城」の三人称視点が基本なのに、たまに神の視点が入ります。 話のすじは悪くないし、推理のあり方もいいのですが、めんどくさいところは結局最後まで詳しく書かれてなくて、闇のまま。まあ、すべてあからさまにかく必要はないですが、想像できない範囲でやってほしくないです。 あと、でてくるキャラクターがいまいち特徴がつかめたくて、誰だったっけって感じになります。 映画化された小説が必ずしも面白いとは言えません。 | ||||
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10代というケータイ世代のなかに生きている私はこの本に出会うまではもっぱらケータイ小説を読んでいる人でした。そのせいか、横書きの文字に慣れてしまい縦書きの本をやたらと避けていました。ある日書店で本を探していたとところ、偶然にもこの本を発見。そういえば映画化するんだっけーと思い若干流行に乗ってみただけのつもりでした。正直読み始めたときは、12人という登場人物の多さにとまどいまったく一致しなくて苦労した部分もありました。それに私はこういう長い本を読んでいると最後のほうになって最初のストーリーを忘れるというのがお決まりでしたが、インシテミルは違いました。最後のほうになっても鮮烈によみがえる最初のほうのストーリー 笑そして、最初のほうは人殺し??ぜんぜん起こらないじゃん!!!と思ったのに、中盤から次々と起こる不可解な殺人。錯乱する登場人物たちのちょっとしたなぞ。。。そして、デスゲームの戦地「暗鬼館」のなぞ。本当におもしろかったです。私はまだ映画のほうを見ていませんが、これで実際に映像となったものをみて、この人物はこの人が演じているんだ〜とかってきっとなっておもしろく感じるかなと思います。本当にここ数年で一番面白かった本だと私は感じました。読書を普段しない方にも本当に読んでほしい一作です。 | ||||
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米澤さんの小説は初めて読みましたが、本当に面白かった。巧みなストーリー展開と人物造形が良かったと思います。文章力にも問題はないと思うのですが、最近デビューしたばかりの神崎和幸のデシートを読んでいたので、贅沢を言わせてもらうと、米澤さんにはもっと文章力をつけてほしいと思います。神崎和幸の文章力は半端じゃなかったので。それでもインシテミルは最高に面白い小説だと思いました。 | ||||
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主人の動機は続編のためかもしれないが、 せめて金が必要だった犯人の金が必要な理由を書いて欲しかった。 面白いけどラストが・・・っていう小説はちょっとタチが悪い。 最初からつまらないものは割りきれるけど、こういうのは消化不良で気持ち悪いから・・・と、ケチつけてみましたが、素直に言うと普通に面白かったです。 動機や感情が少ないぶん、「フィクション」って感じがして肩の力を抜いて楽しめます。 社会派ミステリーに飽きた方や疲れた方の息抜きに。またはゲーム感覚で手軽に読めるので活字離れしてる方や、暇つぶしが欲しい方にオススメ | ||||
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