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インシテミル
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インシテミルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全205件 101~120 6/11ページ
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久しぶりに推理小説を読みました。アガサクリスティなど過去の名作のエッセンスを散りばめながら現代風にアレンジして、純粋に楽しめました。異常な空間で繰り広げられる、異常な状況ですが、登場人物たちの行動はある程度リアルで、実体感がありました。ちょっとしたドキドキを楽しむためには良い一冊です。 | ||||
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読書は、半身浴の時と通勤時に分けて、いつも2冊平行していることが多い。続きが気になってくると手放せなくなり、1冊に集中することもある。本書は、正にそうであったので、面白かったのであるが、最後の段階で、いまいち納得が行かず。呆気ない結末に物足りなさを感じた。密室殺人という圧迫感、犯人探しの推理過程、疑心暗鬼になる苛立ち、等が、延々と続く重厚さに比べ、動機の解明もない終わり方。全てが明かされる必要はなく、謎は謎のままでもいいのだけれど、あまりにも分からないことが多すぎで、拍子抜けしてしまった。 | ||||
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途中から何故か名探偵になってしまう主人公。その理由も説明あるが・・・じゃあなぜ最初から・・・と言いたくなる。どうやって主催者はこの行事で黒字を出してるの?とか某参加者がどうしても金を手に入れたかった理由は何?とか信じがたいほど超然としている、むしろ超人としか思えないヒロインとかそういうディテール部分がおろそかだと、せっかく中身がよくても冷めてしまう。 | ||||
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発売からかなり時間が経過したが、いまだに良く話題に上る作品なので読んでみることにした。私が読んだのはハードカバー版。 結論から言うと、特別すごくもないし、特別ダメなこともない、ごくごく普通のレベルの作品だと思う。クローズド・サークル(CC)ものが好きな本格マニアにはそれなりに受けるかも知れない。ゲーム小説やパズラーが好きな若い人にも良いだろう。しかし、これまでに古今東西の作家達が著してきた多くのクローズド・サークルものと比較した場合、それらを凌駕する作品とはとても思えない。 まず、「暗鬼館」というかなり特殊な建造物を設定したという時点で、マニアを対象にしていることがわかる。それでも、一人一人の人間とその背景などを掘り下げ、微妙な心理面を描き出すなどの努力があれば、もう少し大人も読めるのだろうが、そういう面はない。さらには、この手の本格ものなら当然期待される、最後のどんでん返しなどもない。「やられた!」「これはすごい」というカタルシスも得られない。 もともとが架空の物語なのだから変に突っ込むつもりはないが、たとえば、 ──それだけの高給を出す人は何者なのか。どんな動機でこの「アルバイト」を企画したのか。テレビカメラなども見あたらないというが、どのような手段で被験者達を「モニター」したのか。指一本で示す価値を10億とした人がいたが、そこまでの借金がある人がなぜ自己破産しないでここに来たのか。もともとが破格の時給ではあったが、こまかな説明がおこなわれる以前の段階で、10億というような高い給金が支払われるとどうして期待できたのか。何人もの人が死んだのに、事件にもならずにちゃんと給金が支払われたようだが、その手段は──。 この辺りまで納得できるように書き込んでいたら、もう少し高い評価を与えてもよいと(野暮を承知で)思う。 | ||||
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映画化ということで興味本位で読み始めました。設定は面白い…と思います。が、途中で誰が誰だか分からなくなりました…登場人物が多いかなぁ…私が殺人ものを好まないからかも知れません…。なんとか最後まで読みましたが…、結末もなぁとりあえず、オススメはしませんし、映画化の期待を込めて読むとガッカリすると思います | ||||
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映画化されると言う事で試しに購入。そんなに目新しいですかね????綾辻行人さんの館シリーズに一時期はまった人間としては新鮮味ゼロでした。ほぼ模倣?おちも微妙。。驚かないし。おすすめしません。 | ||||
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設定は面白そうだが、それを十分に生かしきれていないような気がする。殺人が起きているのに、どうでもよいことばかり気にする登場人物たちには感情移入できないし、何人も死ぬのに、ほとんどの殺人は見たままの人物が犯人で、どんでん返しも起こらなければ、見るべき謎もほとんどない。そして、最も残念だったのは、なるほどと思えるような推理が示されず、結末や動機にすっきり納得がいかないこと。他の有名なミステリー作家(綾辻行人や森博嗣や東野圭吾)なら、この設定をどう料理するのだろうかと、ついつい考えてしまう。この本が面白いという人は、あまりミステリーを読まない人なのだろうか。是非、アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を、綾辻行人の「十角館の殺人」を、森博嗣の「そして二人だけになった」を読み比べて欲しい。 | ||||
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ストーリーは面白くて一気に読みました。メモランダムの謎めいた暗示と、実際に起こる犯罪とがどう関連していくのだろう・・・と興味深く読んでいましたが、ほとんど関連性がなかったのが少し残念でした。 | ||||
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小説系はハリーポッターとバトルロワイヤルぐらいしか読んだ事が無い20代です。原作・映画の「バトルロワイヤル」が好きで、映画「インシテミル」も同じ主演の藤原竜也と言う事で映画を見る前に読んでおこうと買ってみました。読みやすくて一気に読めましたが……。なぜあれを指摘しないのか?あれの可能性があることは当たり前なのにいつ出てくるんだ?なぜ矛盾があるのに早く言わないのか?と早くして欲しくてイライラして一気に読み進めてたせいもあります。2010年度ミステリー1位と言う割には最初からラストの解決まですべて予想出来る事ばかりでつまらなかった。どこが凄いんだと悩むばかりです。映画も何年後かの中古レンタルか地上波で見れればいいかなぐらいです。 | ||||
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はじめて、米澤穂信さんの作品を読みました。そして、久しぶりにミステリー物を読んだんですが、起承転結、違和感なく構成されていて、特に「転」からは勢いを感じました。最後の最後にオチというか、曇っていた部分を晴れさせてくれるというラストには爽快感さえ覚えるほど。読み終えた後、米澤穂信さんが「季節限定甘味シリーズ」(こう呼ばれているかはわかりませんが)の作者だと知り、急いで本屋まで走りました。これから順々に読んでいこうと思います♪ | ||||
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途中までは楽しめました。空気の読めないミステリ読みの端くれとして、クローズドサークルといい、ミステリ定番のお約束といい、それらがうまくストーリーに組み込まれているところといい、どれもが好印象でした。しかし、終盤になって拍子抜けを連発されてしまい、そのお陰で雰囲気に誤魔化されて目に付かなかったボロが見えてきてしまいました。背景の馬鹿馬鹿しさ、文章の稚拙さ、舞台となった暗鬼館のリアリティの低さ、人物描写の中途半端さ、トリックの弱さ、などなど。ライトノベル作者が頑張って本格ミステリを書いたけど力尽きた、という読後感です。 | ||||
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個人的にはかなりの良作だと思います。設定がかなり面白いです。設定から既に引き込まれるものがありました。内容ですが、かなり緊迫しながら読むことができましたよ。確かに矛盾点などはありますが恐らくそれが「インシテミル」なのだと思われます。ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんがエピローグをしっかり読んでみてください。社会の道理がちゃんと描かれています。私は強くオススメします。 | ||||
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映画化されたのを機に手にとりましたあまり内容を知らずに読んでみましたがあっというまに夢中になりました先が気になって気になって寝る間を少しおしんで読んでました読むのはゆっくりなほうですがこれは早く読み終わってしまいました他の作品も読んでみたいなと思わせる米澤さん、すごいです | ||||
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いわゆるクローズド・サークルもので、施設への監禁、ゲームのルール、殺人事件と引き込まれるが、いざ大団円となりよくよく考えると殺人トリックや主催者側の用意した「自殺者」、「刺客」「傍観者」「探偵」「被害者」の行動原理がおかしく納得できない.だいだい「探偵」役の主人公が「刺客」である犯人に協力して賞金を渡してどうする!そして主催者が自分で用意した刺客に金を払うだろうか?出来上がったドラマも「スナッフビデオ」としてはおろしろみにかけ、商品にならない。あたらしい実験(殺人ゲーム)を企画しようという意図でわざわざいい加減に作ってあるのか?作者のバカさ加減を笑いたい人向けの駄作不良品ミステリ. | ||||
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主要登場人物と同じく3日目の夜がいちばんドキドキした。しかしそれ以降は、設定の特殊さで一定の興味は持って読んでいけるものの殺人者が誰かは比較的容易に推定できるし、またミスリードさせるための布石も犯人推定ができてからは存在が白々しい。うーん。せめてあの行動さえなければもう少し犯人推定は後になったと思うが。。ちょっと読者がナメられたのかなぁ。3日目までは面白かったが、残念ながらその後は作者のスタミナ切れか。3日目までは面白かったのは事実なので☆は2つ。 | ||||
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映画化されるということで、どこの本屋に行っても目につくため、自然と購入に至りました。閉鎖空間における人間の疑心暗鬼的な話はこれまでも数多く存在しましたが、この作品もそこから飛躍することもなく、同種の内容だったと思います。 | ||||
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「いくつ殺人事件があっても、真の犯人は一人でなければならない」を逃れるために考えたシステム、例えお膳立てされても遂行し得ない事案を「こういう事も有りうる」とキャラに喋らせて説得力とする稚拙さ。どうでもいい事には過剰反応するのに肝心な本題(明確な証拠品)を目の前にすると作為的なまでに無関心を貫き、本来なら真っ先に疑うべき小道具について完璧な空調下という事実と工作した者の存在を考慮すれば到底理由にし難い「埃」を切っ掛けに気付いたと抜かす主人公。ひたすら作者都合の展開でうんざり。読者を馬鹿にしてるとしか思えない。 | ||||
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このカタカナの図書名は、どこにアクセントをつけて読んだらよいのだ ろうか。語尾は上げるべきか、下げるべきか。 まぁ、そんな疑問は放っておけばいい。密室に入れば、何もかもがどう でも良くなるのだから。生き残ること以外は.. 報酬金額、制限時間、物理的条件などの設定は良し。欲を言えば、登場 人物の背景や個性を、もう少し深く描いてほしかった。 | ||||
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映画化で話題になっている作品ですが、ようやく読むことができました。 時給112千円の高額バイト、7日間監禁、地下室、ルール、連続殺人、とミステリー好きにはたまらないシチュエーションを盛り込んだ作品となっています。というよりも、本格ミステリーに対するアンチテーゼ的な意味合いで全て盛り込まれたように思えます。あえて、クローズドサークルに挑戦した的な作品だと感じます。後半登場するミステリーオタク会話の端々に著者のニヒリズムを感じました。 さて、肝心の本編ですが、読みやすく、引き込まれる内容ではあります。ただし、ミステリーとしての完成度は低いと思います。ご都合主義的な展開やラストの混乱などがマイナスでした。とはいえ、それを補って余りある舞台設定ではあります。この設定こそが本作の一番の醍醐味です。 私的には文庫になってこの値段なら満足できるかなという感じです。ハードカバーだと残念感が漂ったと思います。 ちなみに、映画化のキャストについては、知ってから読んだので、綾瀬さんは割と素直にキャラクターとかぶりました。藤原さんはちょっと格好良すぎです。 | ||||
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映画の評判が芳しくないのとは、 対照的に原作の評判はとてもよかったので手にとりました。 読み進めていくとわかるのですが、 今著、モチーフになっている作品が別にあるようです (登場人物に語らせるシーンがあります)。 地下室にて、 実験の下に進められていく、 死者も発生してしまうのですが、 絶望的な恐怖感よりも、むしろ、 コミカルさと言うか滑稽さが目についてしまうのです。 ただ、それは決して悪い意味ではなく、 重くなりそうな作品を軽くしたことへの賛辞です。 映画は原作を変えて失敗しているようですね。 原作がまとまっているのですから、このままやればよかったのにとつくづく思わされました。 | ||||
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