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インシテミル
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インシテミルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全205件 201~205 11/11ページ
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法外なバイト料に釣られた12人の男女が七日間、 ミステリー的なコードとガジェットによって成り立つ〈暗鬼館〉という閉鎖空間で、 自らの命を賭けた“実験”に参加させられる物語。 読んでいると、舞台装置から登場人物の担う役割まで、 実に緻密に設定された〈館もの〉のアトラクションに入ったような感覚になります。 ただ、「ゲーム」的であるといっても、「犯人」を見破れたらそれで終了、といった単純なものではありません。 ある「役割」を果たすことでバイト料に莫大な上乗せができたり、意図的に「真実」を曲げ、捏造することも可能となっています。 とにかく〈館〉のルールが絶対であり、それに従って行動しなければならないので非常にスリリングです。 また、作中にはメタ・ミステリの要素も組み込まれていますが、 本作自体は、あくまで〈館もの〉の枠のなかにあり、逸脱も破綻もなく、きちんと幕が引かれています。 このあたり、筆者がエンターテインメント作家として誠実かつ一流である所以でしょう。 私は読んでいる間、結構細かいミスリードに引っかかったのですが、 こちらの予想の斜め上で物語が展開していくのが、逆に心地よかったです。 ともあれ、少しでもミステリーに興味のある方は、 とりあえず本作に「INして」、人工的なミステリーの様式美に「淫して」みるのも一興かと思います。 ▼追記 英語タイトルは「THE INCITE MILL」。 「INCITE」は「(人)を刺激する、(人)を扇動して…させる」の意。 「MILL」には「製粉場」「工場」など、多くの意味があるのですが「面倒な手順」「なぐり合い」といった意味もあります。 よって、意訳すると「厄介事の扇動」といったところでしょうか?……納得です。 | ||||
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おどろおどろしている推理小説が好きな私には、少しラノベかなとは思いましたが、いやあ、面白い。なんというか、ロジックというか、今のミステリーといった感じがとても強いお話でした。いやあいいよ、これ。 | ||||
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私の中では久々のヒットです。 特にクローズドサークル物の中では最近の傑作といえると思います。 色々、お薦めに際してのポイントがあるのですが、 ネタばれになりかねないので差し控えます。というくらい、張り巡らされています。 秀逸な新本格を求めている方是非読んでみてくださいとしか。。。 | ||||
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冒頭の、怪しげなアルバイトに関する記述からまず引き込まれます。 そして、ミステリ好きなら垂涎ものの条件下で繰り広げられる連続殺人劇からは、一時も目を離す事ができませんでした。 また、ライトノベル畑出身の著者らしく、キャラも立っていて、登場人物の多いミステリにありがちな「あれ、今死んだこいつ誰だっけ?」といった事態に陥る事も少なかったです。 文句なしに面白い、おすすめの一冊です。 | ||||
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時給1120百円=11万2千円という、求人広告。怪しいがお金が欲しい等、それぞれ思惑をもった12人が集まった。仕事の内容は、12人の「暗鬼館」での7日間を、一日中観察されるという仕事。館の中には、鍵のかからない12の客室・娯楽室等の他に、監獄・霊安室といった部屋があり。12の客室には、それぞれ1つずつ、殺傷能力を備えた凶器が置かれている。館の観察者は、何をさせたいのか?そう、皆が思っているところに、館の主からの放送がはいる。まさに、クローズドサークルの本格推理小説です。私が読んだここ数年間で発売されたクローズドサークルものの中では、最高の作品だと思います。綾辻行人の館シリーズが好きな方には、 間違いなくおすすめの作品。本当におすすめできますので是非皆さんも、読んでみてください。 | ||||
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