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インシテミル
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インシテミルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全205件 141~160 8/11ページ
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こちらのレビューで評価が高かったのと、設定が面白そうだったので購入しました。 結果は・・・×です。 異常な状況での主人公の妙な軽薄さとシラケが全然リアリティーがなく、ひねくれた中学生のミステリーを読んだ感想みたいです。 いくつかの伏線は回収されないまま終わるし、殺人の動機も中途半端で説明不足。何よりトリックが安易と言うか、ほぼありません。 主催者が大金をかけて見たかったものがこれ??実験後の殺人の隠蔽の方が難しくて面白そうです。 どなたかも書いていましたが、この設定なら様々な心理戦が楽しめたでしょうに。 思いつきだけでそこから練る力量が圧倒的に足りない印象でした。 | ||||
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映画の予告を見て、「あぁ最近よくあるパターンのアレか」くらいの感覚で読んでみたのだが、 うん!面白い!あっという間に読み終わってしまった。 ミステリー物は国内外合わせてもメジャーな物を何作か知っている程度だが、 今作は今までには読んだことのない作風だった。 シチュエーションは「あえて」「よくあるパターン」なのだが、「新しい」と思った。 いい意味で期待を裏切られたなぁという感じ。 文章は比較的軽快なタッチで、所々ユーモアがありくすりとさせられることも。 センテンスも短めで読みやすい。 小説に慣れてない方にも読みやすいのではないだろうか。 登場人物一人一人については、それほど多く語られることがなく、 大分に読者の想像に任せる部分があるが、押し付けがましくなく、私は好きな手法。 生い立ちや悲しみ、怒り、悩みなどの思いは、細かく語られるのではなく、 私たちのそれぞれがそれぞれに感じとれればいいのではないかと思うからだ。 読んで、自分で自由に想像する、この余地がいいのだと思う。 特筆すべきは中盤。 最初の殺人が起きてしまったその夜の緊張感。 あれは怖かった。 久しぶりに小説を読んで「気味が悪い」思いをした。 序盤の軽いノリがこの恐怖を、なおいっそう引き立てたのだと思う。 読んでいるこちらが息を詰めてしまうような、直接的な暴力によるものでない「想像による恐怖」を是非味わっていただきたい。 | ||||
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最初はかなりビクビクしながら読みました。 まず、舞台が気持ち悪い!! 密室、12人のインディアン、mortuaryの意味… 誰も死なないでくれ!という私の願いがかなわず、死者が。。 ですが、中盤からはサクサク読めます。 主人公が「楽観的」だからか、 そして自分自身、読んでて様々な展開に適応できるようになってきたからか?? 最後の謎解きで全てスッキリしたので、なお良し!! 最後の最後で、こわー!!…でも、なるほど!と思う真実もスッキリです。 | ||||
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映画『告白』の予告篇を見た。松たか子がよかった。ちょっと気になった。 本屋で文庫が山積みされていた。最初を呼んだらおもしろそうだったから買って読んだ。 おもしろかった。 映画『インシテミル』の予告篇を見た。物語の先が気になった。 文庫本を買って読んだ。 今回は期待はずれ。 『告白』は著者(および主人公)の最後まで冷めきった意識が見事で、 本全体の緊迫感や、作者の文章と作品性に対する敬意もあって、 読後感も満足度が高かった。 でも本書は、作者の強引な設定と、「考え出した構想を成立させるため」という雰囲気が強く、 読んでいて興ざめ。さらに最初から最後まで軽薄なトーンがあり、 閉じ込められた密室状況で起こる殺人という濃密な心理劇にふさわしくない。 これも読んでいて引き込まれない一因。 さらにラストも爽快感がない。 完全に解決したという実感が持てない。 これが今の日本のミステリーの水準だとしたら、 かなりがっくり。 | ||||
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映画化される、ということで その前に原作を読んでみた。 よくある「クローズドサークルもの」と思って読み進めると ちょっと違う、ということに気付く。 全体的に見ると少し軽い感じかな? 内容は面白いんだけれど キャラの特徴がいまいちつかみきれなかった。 あれ?この人って誰だっけ?ってのが 中盤まで続いたのはちと困りもの。 登場人物の名前とキャラが一致しないのは 海外モノのミステリーにありがちな感じ? (名前がなかなか覚えられないから いちいち表紙の帯で名前を確認してるのは私だけ?^^;) 映像化されたものを観れば また違った感想を持てるかな? 全体的なストーリーとしては テンポよく進むので、一気に読めたけど ラストはスッキリしたようなしないような…? もう少し掘り下げて書いてもらいたかったかも。 | ||||
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映画化されるということで、初めてこの作者の本に手を出しました。 設定的にもっと深刻な心理描写がメインなのかな?と勝手に思ってましたが、 意外と文章はライトタッチ。 12人の登場人物たちも、物語が進むにつれて、いい感じにクローズアップされていきます。 いくつかのエピソードが回収しきれていない感じもしますが、 よくまとまっていて引き込む力が強いですね。 クライマックスあたりはもっと大きな驚きがあると思っていた分、 肩すかし感は多少あるかも? | ||||
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ミステリー小説はあまり読まない方ですがこれはすごい!!読みだしたら次が気になってどんどん読めちゃいます◎映画化になるそうで藤原竜也さんが演じる結城理久彦がすごい楽しみです! | ||||
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映画化を機に手に取った。初めて読む作者さん。 ストレートに入り込めて、あっという間に読み終わり、読後感がよいので今もまだふと手に取ることさえある。 「クローズドサークルもの」「ライアーゲームっぽい賞金がかかったゲーム」「本格というよりはエンターテイメント」くらいの先入観はあった。 期待といってもいい。裏切られなかった。 12人の登場人物はそれぞれよく書き分けられていて、かつ「書き分けられすぎていない」ところがよかった。 最初の自己紹介だけでは把握できず、物語が進むにつれ、あるいは死体になってから認識する・・・登場人物たちと同じように。 等身大と見えた主人公が実はそれなりにこのシチュエーションでは稀有な資質を無自覚に持っているところも好感度高し。 よくよく考えるとかなり込み入ったプロットだと思うが、主人公の絶妙な突っ込み(序盤はくだらなくてへきへきするが、慣れると快感)で退屈しない。 腰をすえて読むような重厚な本格推理ではないが、たとえば移動中に機内で読むうちの一冊に入れるには最適かと。 古今東西のミステリーがちらちらと顔を出すので、好きならくすっと楽しめるし、興味がなければふーんと流せる。 高貴な絶世の美女・須和名様、中世的な美貌の頭脳派・箱島氏、寡黙なイケメン真木氏・・・キャスティングを楽しみに劇場に足を運ぶ予定です。 それまでに、冒頭のモニターたち、誰が誰なのかを全部当てたい今日この頃(あと数人、なかなか確定できないのだった・・ | ||||
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いわゆる「クローズドサークル」もの。 バカ高い時給に惹かれて集められた人たちが「暗鬼館」なる遮断された 建物の中に閉じ込められる。 そして殺人が起こり……というお話。 ヒキが強い展開で、ぐいぐい読ませられました。面白かったです。 ただ、贅沢を言うなら、せっかくのシチュエーションにもかかわらず、 それに付け加えられた「ルール」や「マシン」がちょっと不釣り合いで、 便利すぎる気がしました。 もっとシンプルな物語でも良かったような気がします。 なので、これを読んだあとに アガサクリスティやシドニィ・シェルダンなど 古典ものが読みたくなります。そう言う意味では刺激に満ちた作品です。 | ||||
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いやあ、こんなにはまるとは思ってなかったですが、 映画の予告編が流れる書店の平積みから、 「最近、おもしろい小説にのめり込んじゃう (=トイレでもどこでも読み続けちゃう)ことって なくなったなぁ」と寂しく思っていた私は あまり期待しないで買いました。 そしたら、この本、おもしろい!! ストーリー設定としてはまぁわりとありがちっていうか そういう古典的テーマを扱うっていうのが著者のこだわりでしょうけど 文章もちょうどよく軽くて、でもきちんと描けていて、 久しくなかった「どこでも読みたい」になりました。 それでこの人の本をまとめ買いして、2010年の暑い 夏は、ストーリーに敏感になれるいい夏になりました。 | ||||
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高額なバイト代金て、あまり深く考えずに応募した12人。最後には、全てではありませんが、謎が解けます。最近、こういうジャンルから御無沙汰と言うこともあるのかもしれませんが、楽しみながら読めました。 | ||||
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この手のミステリーは 中盤辺りはその後の展開や謎が気になり、かなり引き込まれます。それはある意味当然と言える。結局、評価の別れ所は最終的に種明かしした時に その意外性と整合性、驚きと納得のバランスをどう取れるか。それによって読後感は大きく違ってくる。言うまでもなくより大きな驚きとより深い納得が同時に得られれば読者は感動させられる。 そういう意味では、本作はそれほど優れた作品とは言えないと思う。 少しネタばれになるが、この話の舞台となった奇妙なアルバイトは、心理実験と言う割には、ある意味公平性を欠く明からさまな仕込みがあるし、その実験ルールも中途半端な印象を受ける。ある登場人物の言うように全員何もしないのが一番賢い選択であるのは間違いない。結局 <クラブ>の真の目的は何だったのか?という最も大きな枠組みの部分がよく分からないというのは致命的だ。ただ単に謎めいた話にする為、スリルを演出する為だけに無理矢理作った枠組みという感じがして底の浅さを感じた。 まあしかしそんな野暮は言うもんじゃない。初めに書いたように少なくとも読んでいる間は、その奇抜な舞台設定と、先読めない展開を楽しませてもらったので星三つとさせて頂きます。 | ||||
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本を読んでいる内に次のことが気になり、一気に読むことができました。 最後の落ちのところは腑に落ちないところもありましたが、十分に満足できる作品でした。 なんといってもこの作品の設定が自分にとってはまりました。 ある人文科学実験のために集められた12人、殺すこと・犯人を当てることにより報酬が上がる、一人ひとりに与えられる違った武器・・・ 読んでみるべきです。 | ||||
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まあ期待通りというか予測した範疇での完結でした。 どんでん返しを期待して読み進めると、意外な結果に・・・ その先は、『ヨンデミル』 | ||||
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何年か前に話題になった作品ですが、今年の秋に豪華キャストで映画化されるということで 手にとってみました。 クローズドサークルもので、様々な名作ミステリーへのオマージュも満載ということで、 「ミステリ読み」の注目を集め、解釈議論で結構エジキになっているところもありますが、 私は個人的に面白いと思いました。 高額な時給でとある実験に参加するというバイトに応募した12名が、謎の閉ざされた実験施設「暗鬼館」に 閉じ込められ、やがて主催者の思惑通り殺人を繰り広げる羽目になるという構図は、設定の意外性や目新しさが 重視されがちな昨今のミステリ界において、久々に王道回帰した作品が読めるという期待感を持たせてくれます。 そして、設定(前提)をベースに、ホームズ以来の帰納、演繹、消去法を使って犯人を絞り込みながら、 メタミステリ的な視点で犯人を特定していくくだりは、古くからのミステリファンの好奇心をかき立てます。 前提との矛盾、動機の弱さといった指摘があるのも事実ですが、作者は初めからそのあたりは目をつむって、 遊び心でガジェットを散りばめ、楽しみながら書いているように思います。 たまには頭を捻りながら作者と推理比べをしてみたい。そんな人にお勧めの一冊です。 | ||||
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ここまで面白く書き上げたんだから、「え゛〜!?」という結末を期待したのですが。 今ひとつだったですかね。 特に必死に計算をする下りは陳腐です。 ただ映画化されるようなのですが、平山あやと綾瀬はるかはドンぴしゃなキャストだと思います。 ミステリ絡みのマニアックなエピソードも削ぎ落として分かり易くしてくると思われ。 むしろそっちに期待、かも。 | ||||
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自分はライトなミステリー好きなのですが、 冒頭の謎のアルバイト募集から、第一の殺人が起こるまで一気に引き込まれてしまいました。 その後の殺人なんて起こるわけもないと言いながらおこる連続殺人に やっぱりなぁと思いながらも、なんでだろうと思わずに入られませんでした。 登場人物たちのどことなく抜けた会話にも楽しみながら、 読みやすい展開に大満足の一冊でした。 | ||||
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毎度ご好評(?)の、通勤電車で誰かさんが読んでいる本を読んでみたシリーズ。 知人にこの作家の「ボトルネック」を勧められ、読んだけど読後感が悪いなと感じたばかりで、 でもこの作品は映画化、なんて話もあり意を決してみた次第。 組み立て方はすごくうまいと思った。 謎のある設定、登場人物の(誰が誰とは明示されないが)それぞれの性格を少しちらつかせるイントロ。細かい設定。 ところどころにちらほら挟まれている、古今東西の推理小説の香り。 全員が死んでしまう設定ではないだろう、生き残るのは主人公だろうし、なんて考えながら読み進む。 残酷だけど誰が死ぬのかどうなるのかなど、さくさく読める。 そもそも最初の設定にあった、主催者側の「興味を引いた行動や言動」へのボーナスは? 一番知りたかったところが(途中はあんなに細かい計算があったのに!)曖昧で、 ちょっとそこは不満。それともあたしが読み過ごしたか? あとは、残る人が一名と、その理由が終盤あたりでわかっちゃったところまさかの予定調和。 角川シリーズで以前読んだ「嘘神」とか、黒武洋の「パンドラの火花」などのように、 さくさくと読める、エンターテイメント性の高い作品。 きっとそれらが好きな人は間違いなく、楽しめるレベルではあると思う。 さらっと読めた。ごちそうさまでしたー | ||||
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最後まで読むと、ほほぉと思う部分もあり、なかなか面白かった。 ただ最初の殺人が起きる前、起きた後に、それぞれの凶器を調べたり、提出させたり、封印しないことに疑問。 ミステリーに詳しい人がいるなら、そういった行動をとるんじゃないかと。 そこに詳しい説明があればより入り込めた。 序盤で、自分が怪しいと思っていた人物がなかなか犯人とも犯人じゃないともいえない感じだったので、ずーっといらいら。 犯人じゃないとわかった瞬間はしてやられたという感じ。 いい形で裏切られてスッキリしました。 いつのまにかグロテスクな殺人ゲームの犯人探しにいっしょにのめり込んでいる自分がいました。 後半の解決編の展開は好きです。 | ||||
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おもしろかったです。 思わせぶりに出てきただけで、「結局なんだったの?」みたいな 中途半端なものもありましたが、(登場人物しかり、小物しかり) それをねじ伏せるだけの展開の面白みがありました。 ロジックは、おもわず紙に書き出して、一緒に考えたくなる向きもあって 何度も前のページに戻っては考えてしまったり。 登場する人物の背景はほとんど描かれていないから、感情移入も何もないのですが、 それで面白いのはとにかく、「推理する」快感がある本だからなんだと思います。 ついでに言うと、中で登場するいろいろな過去の作品も微妙にかじっていたので、 さらに面白く思えました。 アガサ・クリスティとか久々に読みたくなりました。 | ||||
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