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金雀枝荘の殺人
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【この小説が収録されている参考書籍】
金雀枝荘の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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こういう、本格ミステリ?なら当たり前なのかもしれませんが、登場人物たちが事件のためだけに存在してるって感じで実に胸糞悪かった。 あまりキャラクターに感情移入せず、事件とトリックだけを推理して楽しむのが本来の楽しみ方なのだろうか……? 事件の関係者でも何でも無いのにたまたま呼ばれて殺される霊感少女とか まさに物語上「幽霊の姿を伝えるためだけに登場させられて殺された存在」って感じがしちゃって……なんかもう可哀想に思えてしまう これがもっと小説内の世界で確かに生きていた娘が、事件に巻き込まれて殺されたっていうなら悲しいけれどここまで胸糞悪くないんですが ただただ推理小説の設定のためだけに用意されて始末された存在って感じが哀れで仕方ない 他の、過去の事件で殺された6人のイトコたちとかにも同様の感覚を覚えます。妹ちゃんとか可哀想でしょうがない、はい死にましたじゃねえっつうの もちろん事件が7匹の子ヤギに見立てられてる以上、6人くらいポーンと死ぬのもしゃあないだろうとは思うんですが…… 犯人の動機がクソ過ぎるから余計に苛立つのか? クソ過ぎるけど、悪霊が精神に影響を与えていたせいだと言われれば反論もできない。できないけど、まさにこれとか「動機なんかどうでもいい、事件とトリックがあればいい」って感じで。これが本格ミステリってやつなのか? 肝心要のトリック自体はまあまあ面白く感心した(本格ミステリ物に詳しい人ならすぐ気づくのかもしれないが、俺はほへーすごいーって思った)んですが これなら30ページくらいの短編で、こういう事件がありましたよ→さてトリックは何でしょう?みたいな感じで出してくれた方がいい 長編でほーらこういう登場人物たちがいるよーって見せられた後では その人物たちが事件のためだけに、はい死んだって殺されるのが本当に苛々してしまう あと一つだけ気になったのが 身長180センチもあるスポーツ得意な男を、外傷もなく浴槽で溺死させたのはいったいどうやったんだ??? それとも記述されてないだけで外傷あったの? 押さえつけて溺死させるとか、普通に考えれば不可能だと思うのだけど(てっきり腰を痛めてるやつと入れ替えるトリックかと思ったよ、そう思わせるミスリードだとしても殺害方法が不明なのではただの無茶苦茶) こういうところも、「はい死んだ!」的に適当に殺してしまっているが故の弊害なのでは? | ||||
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