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(短編集)
図書室の海
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図書室の海の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全49件 41~49 3/3ページ
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『夜のピクニック』で本屋大賞を受賞した作家の短編集ということで大いに期待して手に取ったのだが…。 基本的にはホラー&ミステリで、そこに読む人の心をちょっぴりノスタルジックにさせる甘酸っぱい寂寥感を伴った短編集といったところ。しかし、ストーリー自体が中途半端で、「で、なんなの?」とダメ出ししたくなる作品が多い。もっとも、読者の心をつかめそうな良い感性の片鱗を垣間見たので、これからもっと良い作品がかける作家だろう。 | ||||
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「夜のピクニック」の予告編として書かれた「ピクニックの準備」を目当てに読みました。それ以外にもお目当てはいろいろあって、「六番目の小夜子」の番外編「図書室の海」や、三月シリーズに登場する理瀬の幼い頃の物語「睡蓮」などなど。読みたかったもの満載。ミステリィあり、ホラーあり、SFありと、盛りだくさんの短編集でした。「恩田陸の世界」を満喫です。 | ||||
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同著者の他の色々な本たちとリンクしている短編集です。これを読んでからリンクしている本に手を出すのもおもしろいかも。他の本を読んでから、この短編を読むと、また違った魅力がありそうです。ひとつひとつの短編を見ると、良いものもあるし、ちょっとイマイチのもありますが、他とのリンクという魅力を考えると私は☆5つです。 | ||||
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過去色々な雑誌に掲載された短編9編と、それらをこの本にまとめるにあたって書き下ろされた1編からなる短編集です。この本に収録されている短編のうち半分ほどが、今まで出版されている本の番外編であったり、これから出版される予定の本の予告編であったりしてます。唯一の書き下ろし『図書室の海』は『六番目の小夜子』に登場した関根秋の姉である関根夏の高校時代の物語であり、『睡蓮』は『麦の海に沈む果実』に登場する水野理瀬の幼少時代の物語となってます。なのでこの2編はそれぞれの元となっている長編を先に読んでおいた方がより楽しめると思います。また、『ピクニックの準備』は『夜のピクニック』の予告編であり、『イサオ・オサリヴァンを探して』は『グリーンスリーブス』の予告編にあたります。この他にも恩田陸のほかの作品に微妙に繋がりのある作品なんかもあります。どの作品も恩田陸らしく非常に面白いんですが、正直一編ごとのボリュームに欠けているという感が拭えません。短編なんだから当たり前と言われたら正にその通りなんですが、僕は、1つの作品の中で色々な謎が絡み合い、長い時間をかけてその謎を掘り下げ、熟考し、それでもなお解明されない謎もあるという奥深さが恩田陸作品の味だと思っているので、どうも短編だと満足しきれなかったです。 | ||||
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今までに出た作品のサイドストーリーが含まれるの陸ファンにはたまらない短編集。「睡蓮」は「三月は深き紅の淵を」、「図書室の海」は「六番目の小夜子」を読了してからが良し。二作以外でも「イサオ・オリヴァンを探して」や「オデュッセイア」はファンタジックで素敵だし、「茶色の小壜」や「国境の南」も最後の最後でドキっとくるホラーだ。一冊の本の中の10の宝石のような気がしてならない。 | ||||
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表題の作品は「六番目の小夜子」の関根秋の姉が主人公の番外編ですが、学校を舞台としたお馴染みの設定が恩田陸特有の懐かしく不思議な風景で描かれます。 どの作品も作者の魅力が存分に詰まっていて、読み終わった後は恩田ワールドにどっぷり漬かれます。ラストがないようなラストにも余韻が残り、作者の言葉の海に浮かんでいるようです。 | ||||
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作品集だと思います。恩田ワールドのその多様性や、彼女の語りのうまさや、独特の世界観など堪能できるでしょう。何よりも、言葉の使い方のうまさ。それは、タイトル『図書室の海』ですでに明らかでしょう。彼女の手にかかると、ごく平凡な言葉が違う光を当てられて新しく輝きだすようです。 | ||||
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彼女の描く世界は”ありえない世界”なのだけれども 懐かしいような、恐いような....”もしかして、あれが、、そう?”と誰もが思えるような不思議さがあります。ここには、そんな”世界”が10通り詰まっています。それは”結末”とか”納得”のない世界ですが、情景描写の上手さがそんな ある意味での矛盾を感じさせずに ぐいぐいと読者を引き込むのです。 どの作品も すばらしいですが 彼女のお得意?の「学園もの」...表題になっている「図書室の海」は出色です。不思議度が高い??のは「睡蓮」かな?彼女自身が後書きで「自分らしい」と言っている「ノスタルジア」は、ひたひたと恐くて懐かしい話です。 | ||||
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短編集のタイトルは著者が収録されている作品のなかから選ぶものです。今回のタイトルとなった「図書室の海」は処女作「6番目の小夜子」の中でちょっと触れられた設定を上手く飛躍させた見事な逸品です。いくら短編とはいえ、ちょっとした設定をあそこまで上手く書ける人は少ないでしょう。そしてここ2、3年で10冊近い本を書いた(しかも全てが奇天烈な設定)著者の、限りない創作意欲と想像力とを見せつけるかのような1冊。オススメです。 | ||||
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