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プラスティック
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プラスティックの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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こういうミステリのオチが解離性障害(多重人格)とかいい加減 やめてくれ。またそれかよという気持ちになる。犯人が双子でしたレベルのオチ。早い段階で多重人格者の話と分かってしまうだけに、最後は意外な結末を期待したが、やはり全ての人物が交代人格で、初美に向けてのファイルでした。 | ||||
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まあまあといったところ。 正直、すごく面白い!内容ではないので、読み応えがあるわけもない。 とちらかというと、謎をこねくり回したって感想を持つ。 純粋なミステリーでもないかなー、とか。 人物描写が全てにおいて浅いので、薄い内容に思うのだろうか? | ||||
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「54個の文章ファイルを基に、不思議な経緯と、そこに書かれている内容の検証を行っていく。様々な名前の下に記された手記が折り重なっていくのだが、自分がもう一人いたり、死んだはずの人間が生きていたり、人物の入れ替わりがほのめかされたり、ある手記の中で事実とされているものが、他の手記の中では虚偽として否定されたり、矛盾が乱反射するように、それぞれの手記に反映して混乱に拍車がかかる。様々な視点の錯綜が迷宮を構築していくなかで、その真相がやっと明らかにされるのは、全体の四分の三あたりである。謎と非日常の施されたアイデンティティーを崩壊させるミステリー」と、解説されています。 この本は、解離性同一性障害(多重人格障害)をテーマにしています。落としどころをこれだけにもっていくのは、どうかと思います。もうひとつの落ち、もうひと捻りが欲しいところです。また、カウンセリングや治療シーンがあると、よりリアリティーが出てくると思います。 解離性同一性障害をテーマしたミステリー小説に、百田尚樹氏の『プリズム』がありますが、興味のある方は参考にして下さい。 | ||||
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矛盾するいくつもの証言を並べて、謎を深めていく。途中で読んでる方が心配になる位に謎解きのハードルを上げていく。 しかし、そのオチは反則だろう。それじゃ何でもありだぜ。オチが読めてからも長いので、さらなるオチがあるのではと期待したけれども、それもなかった。 | ||||
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序盤、ミステリアスな展開で、登場人物たちが、これからどうなっていくんだろうとワクワクしながら読み進めましたが、、、まさかの◯◯◯◯オチでした。夢オチと同じくらい苦手分野です・・・。 | ||||
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ラバーソウル読んで感激したので、これもいいだろうと、手に取った。でも、正直、落胆。前半は謎が謎を呼び、これらの謎をどう解明し、まとめて行くのか、楽しみでワクワクだった。でも収集のつかない混乱の原因をこんなところに押し付けてしまったのはがっかり。アンフェアだ。読んだ時間を返して欲しい。 | ||||
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実母や義父からの虐待で歪みきった初美は、その現実からエスケープするために複数の「人格」を生み出してゆく。ある者は合理的に、ある者は狼狽しながらも、互いに補完しあいながら共存する「彼ら」だったが、一組の夫婦の出現によって最悪の形で歪みのトリガーが引かれてしまう…。 断っておくが、これは単なるありふれた多重人格ミステリではない。観察者たる人格・「高幡」が他の「人格達」に、各々の動きを54のファイルを収めた一枚のフロッピーに書き込ませるという前代未聞の構成が、この作品をサイコサスペンスの域を超えたものにしているからだ。後半で「高幡」によって真相がひもとかれ始めるシーンは、読んでいる自分までがあたかも初美の「人格」の一部であるかのような錯覚すら覚えかねないほどの慄然たるものである。 「人格達」の共存の限界を感じ、過去のトラウマから眠ったままの初美を覚醒させようとする「高幡」。それに対する初美の反応を、井上夢人はあえて空白にして、読者の想像に委ねている。この実験的な物語は、畢竟、最後まで最大の謎を露にすることはないまま幕を下ろすのだ。ソロになってからSF色が強くなった井上の作品の中でもとりわけ異色の一作。当作が読者に投げ掛ける後味の悪さは出色であり、評価に値するものだろう。が、彼の余りにもラディカル過ぎる試みは、私にとっては、圧倒されはしても、喜べるものではなかった。岡嶋時代を通しての売りだったリーダブルで品性のある文体が大きく変質しているのに、何よりもぎこちなさを覚える。加えて、鋭二の弟が「恭輔」とたまたま出くわすなど、余りにも偶然に頼り過ぎた全体の運びには、首を傾げずにはいられない。 冒険は大いに結構だ。井上の果敢な船出にはエールを贈りたい。だが、蛮勇が過ぎると遭難のリスクも高まる。くれぐれも無鉄砲な航行をせぬよう留意して欲しいと強く願う。 | ||||
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