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黄昏の百合の骨



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【この小説が収録されている参考書籍】
黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)
黄昏の百合の骨 (講談社文庫)

黄昏の百合の骨の評価: 4.10/5点 レビュー 62件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.10pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全48件 21~40 2/3ページ
No.28:
(5pt)

またしても、やられた

以前から気になっていた作品でここでの評価も高かったので購入しました。予想以上に面白くて読後もぼーっと余韻に浸ってしまいました。 最初から最後まで本当に気が抜けない展開です。「麦の海に沈む果実」と合わせて読んでもいいと思います。恩田作品に登場する女達は、したたかで隙がない。理瀬もそんな女性のひとり、静かな湖のような―。
黄昏の百合の骨 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:黄昏の百合の骨 (講談社文庫)より
4062756943
No.27:
(5pt)

語りの妙技

最後まで一気に読み進むことの出来る作品です。謎と伏線が見事で思わずうならずにはいられない作品です。読む手を小説に世界に引きずり込みながら楽しませてくれる技は、見事です。今までの作品を読んでいなくても、十分に楽しむことが出来ます。
黄昏の百合の骨 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:黄昏の百合の骨 (講談社文庫)より
4062756943
No.26:
(5pt)

人との駆け引きは演技

恩田陸の名作長編「麦の海に沈む果実」の続編。
前作は物語の中のような(まあ物語なんですが)学園の中での幻想的なミステリで、ファンタジー色も強かったが、今作はグッとミステリ色が濃くなり、随所に散りばめられた謎や伏線が、一癖も二癖もある色とりどりの人物によって紡がれる。
誰が味方か、誰が敵か、何を考えているのか、事件の真相は…?ラストのラストまで気を抜けない、静かなミステリ。聡明な主人公・水野理瀬にシンクロしながらも諸処のキャラの目線に立って読み進めてください。
前作からの継続キャラが少ない上、ストーリー上の内容もそれほど関連していないため、前作を見なくても十分楽しめるが、やはり目を通しておいた方が面白い。
恩田陸はスピンオフや予告編などは目にするが、このシリーズほど地続きなシリーズは珍しい。構想段階と言われる完結作「薔薇のなかの蛇」にも期待!
「あのばあさんも、異様な迫力があった。威厳というか、誰にも干渉させない、という意思のようなものが全身に滲み出ていた。みんな陰でひそひそ悪口を言っていたが、要するに、みんな彼女の持つ雰囲気に威圧され、彼女を恐れていたのだ。」本文122ページより
黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)Amazon書評・レビュー:黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)より
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No.25:
(4pt)

百合の匂い

記憶が戻ってからの理瀬の物語。幼少時代から「女の子」であることに絡め捕られた彼女は少女とも少年とも女性ともつかない「観察者」になっています。祖母の遺言で館にすむ理瀬は二人姉妹と同居中、そしてそこへ一緒に育ったきょうだいのような彼らが帰ってきて…。あの学園であのひとを喪ってから彼女が出会ったのは?むせるような百合の香り、その理由は?「麦の底に沈む果実」に続く理瀬シリーズ本編第二弾。
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No.24:
(5pt)

関連作品読まないと。。。

ヨハンの短編集、麦の海、睡蓮の順で読み、理瀬がお気に入りに。特に睡蓮は本作品を読むために古本屋で立ち読み。準備万端、期待度大で読み始めました。
大満足!!!
<ある独白>で表現される人物や、この独白の主。そして、冒頭で何度か挿入される日記のような部分で登場するR、また日記の書き手は誰なのか。最初から読者の想像を掻き立て、どんどん読み進んでしまいます。結局一気に読んじゃいました。
関連作品を読んでるからわかる理瀬の心理や、登場人物に対する感情などがあるので、それを読んでる人で、理瀬が好きって人はきっと楽しめると思います。読んでない人はどうだろう?逆に関連作品が読みたくなるかも知れません。
闇の世界の住人、理瀬ですが、本作品では以外に弱っ!というか、以外に人間味があり、そこがまだ16才歳ということを感じさせます。
あのラストの続編を思わせる文章!今から期待しちゃいます☆
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No.23:
(5pt)

関連作品読まないと。。。

ヨハンの短編集、麦の海、睡蓮の順で読み、理瀬がお気に入りに。特に睡蓮は本作品を読むために古本屋で立ち読み。準備万端、期待度大で読み始めました。

大満足!!!

&lt;ある独白&gt;で表現される人物や、この独白の主。そして、冒頭で何度か挿入される日記のような部分で登場するR、また日記の書き手は誰なのか。最初から読者の想像を掻き立て、どんどん読み進んでしまいます。結局一気に読んじゃいました。

関連作品を読んでるからわかる理瀬の心理や、登場人物に対する感情などがあるので、それを読んでる人で、理瀬が好きって人はきっと楽しめると思います。読んでない人はどうだろう?逆に関連作品が読みたくなるかも知れません。

闇の世界の住人、理瀬ですが、本作品では以外に弱っ!というか、以外に人間味があり、そこがまだ16才歳ということを感じさせます。

あのラストの続編を思わせる文章!今から期待しちゃいます☆
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No.22:
(4pt)

理瀬ふたたび

「麦の海に沈む果実」の主人公、水野理瀬のその後を描くミステリー。舞台は北海道の不思議な学園から長崎県の洋館へと移り、中学生だった水野理瀬も美しく賢い高校生に成長しています。
今は亡き、理瀬の祖母が彼女に残した古い洋館。地元の人間からは「魔女の館」と呼ばれるこの屋敷に隠された、ある秘密を巡って、理瀬とその血縁者達の様々な思惑がぶつかり合います。
裏世界への道を歩むことになる自分の宿命を受け入れつつも、普通の暮らしに憧れる少女の気持ちを完全には捨てきれていない、理瀬の心理描写がなんとも切なく、儚い。
前作以上にラノベワールドの住人となりつつある理瀬の物語ですが、私は今後の物語にも期待しています。
「麦の海に沈む果実」はもちろんのことですが、恩田陸の短編集「図書室の海」に収録されている「睡蓮」も事前に読んでおいた方が、本作をより楽しめるでしょう。本作のメインパーソンである理瀬、彼女の従兄弟である稔、亘、との幼少期の邂逅を描いたこの短編には、本作に繋がる重要な伏線が隠されています。
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No.21:
(5pt)

乙女本です

恩田陸さんが描く、少女が大好きです。元少女からみると、甘くてせつない懐かしい時の流れを顧ることができます。
「黄昏の百合の骨」は「麦の海に沈む果実」を読んだ方必読!!
理瀬がさらに魅力的になって登場します。
ミステリーもこれはかなりおもしろい!!どんどん引き込まれていく作品です。
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No.20:
(5pt)

良かったです

最後の最後までミステリアスでドキドキしました。主人公・理瀬のキャラも好きです。ぜひ、ドラマ化して欲しい作品です。
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No.19:
(4pt)

人の心の恐ろしさ

祖母はなぜそんな奇妙な遺言を残したのか?誰にもそれが分からないまま、理瀬と叔母たちはその家に住み続ける。一見穏やかな暮らしに見えるが、実はそれぞれの心の中には、それぞれの思惑が渦巻いている。人の心は何て複雑で残酷なものなのだろう。笑顔の裏に隠されたもうひとつの顔、心のひだにうごめくものを、作者は見事に描いている。何が、信じられるものなのか?遺言の真実とは?それが見えたとき、読む者は改めて人の心の恐ろしさを感じるに違いない。恩田陸の世界を、充分に楽しめる作品だった。
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No.18:
(4pt)

続編に期待

この本を読む前に『三月は深き紅の淵を』『麦の海に沈む果実』を読むことをお勧めします。恩田陸さんの本は最後の最後まで読者を引き付け、たとえ眠い時に読んでも「あと1ページだけ読んだら寝よう。あと1ページだけ…あと1ページだけ…」というように気付いたら徹夜して読んでいたということがよくあります(笑)この『黄昏の百合の骨』も例外ではなく、受験中に息抜きにとちょっとページを開いたら、気付いたら朝になってました。最後がちょっと物足りないような感じがしましたが、この続きがあるならばこの物足りなさが丁度良い感じもします。
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No.17:
(5pt)

信じることが・・・

水野理瀬が、わざわざ留学から一時帰国して住むことにした、洋館。そこに住む彼女の血の繋がっていない、正反対に見える叔母二人。隣に住む友達、その弟、そしてその親友。帰ってきた従兄弟たち。洋館で起こる、「不運な」出来事。一体、これらの関係は、どうなっているのか・・・わくわくしながら、読むことができました。一体何が真実なのか、誰を信じて良いのか・・・最終的には、この本の読了後には人が信じられなくなります。笑この本の主人公・水野理瀬は同著者の「麦の海に沈む果実」の主人公・理瀬。この本はこの本で独立した物語なので読んでいなくても支障ありませんが、読んでいた方が断然楽しめます。麦の~のファンの方にとっては、嬉しい一冊です。
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No.16:
(4pt)

面白い、と云うより。

『三月は深き紅の淵を』『麦の海に沈む果実』にも登場する水野理瀬の話。『麦の海に沈む果実』と比べると「…………」という感じだった。面白い、と云うよりは 好きだ、と思う。『麦の海──』の最後の方よりも何倍か、理瀬の黒さが増していて好き。“睡蓮”(『図書室の海』中の短編)の中に登場したきりであまり触れられていなかった理瀬の従兄弟達も活躍していて好きだ。取り敢えずわたしの感想は、「好きだ」の一言に尽きた。
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No.15:
(4pt)

百合の館

『麦の海に沈む果実』の主人公である理瀬を中心に話は展開していきます。ある洋館をめぐり、それぞれの思惑が渦巻いていきます。それぞれが疑心暗鬼の中、互いの言葉の端々に敏感にならざるを得ません。百合というモチーフが濃厚な雰囲気を盛り上げていると思います。繰り広げられる登場人物の会話によって、読み手は各登場人物に疑いのまなざしをむけることになるのではないかと思います。私は恩田氏得意の手法である、この登場人物たちのシャープな会話、ある意味、辛辣とも言える言葉のやりとりが好きです。『麦の海に沈む果実』、『図書室の海』(幼い頃の理瀬に関する短編収録)、『殺人鬼の放課後』(ヨハンに間する短編収録)を読んでから、この本を読むことをお勧めします。この本は読み手へ次回作への期待を抱かせつつ幕を引きます。おそらく、私は次回作が出れば急いで書店に足を向けることになるのではないかと思います。
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4062123320
No.14:
(4pt)

麦海の続編!

麦の海に沈む果実が好きな人には特にオススメです。いくつものどんでん返しや、ただのミステリーでは終わらず、いい意味でなにかひっかかる感じがするのは恩田作品ならでは。麦海から理瀬の性格が思ったより変わっていて作品の雰囲気全体が重くなった感じはしますが、今作は次回の続編の伏線的要素がありますし、麦海では明かされなかったヨハンとのエピソード、何よりミステリーとして完成されているので、ぜひ読んでみてください!
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No.13:
(5pt)

百合の香りに囲まれて

百合の匂いに囲まれた世界。その匂いに誘われるようにして起こる事件の数々…祖母の遺言の秘められた謎。理瀬を取り巻く、闇と光。「麦の海~」の理瀬のお話。亘や稔も出てきます。ヨハンも理瀬の記憶の中でちょこっと。成長した理瀬と理瀬の未来への感情にちょっと切なくなりました。なんか続きがありそう。このお話はまだきっと続きます!
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No.12:
(5pt)

怖い。

あらすじは他の方が書かれているので省略します。この本の最後は怖すぎてあたしは一人じゃ読めなかった。誰を信じたらいいか分からなくて、この人じゃないと思ったら、また違う人が襲い掛かってきたり…。場面場面に入ってる挿絵もまた怖い。でも怖いながらも読むのは止まらなかった。次々といろんな謎が出てくるから、全然飽きることなく読めた。前の話から理瀬が持つ不思議な雰囲気が大好きだから、それに終始覆われたこの話を読むのは楽しかった。
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No.11:
(5pt)

長い間、待ってました

クールなレビューを書くには、その本と少し距離があった方が書きやすい。おもしろかった箇所を褒めつつ、辛口の批評も入れてることができるから・・・。今回は全然うまく言葉が見つからない!私の脳裏に浮かぶ単純な賞賛の言葉では足りなすぎる~。書いても書いてもただの「恩田陸ファン」の叫びになってしまう。(笑)一度目読んだ時は、懐かしい登場人物に歓喜しつつ、展開に驚愕。二度目は、愛すべき人たちの心の動きに自分の心も重ね、身悶える。そして三度目、第三部へとつながる展開を忘れないようしっかりと「パズルのピース」を拾っておく。読み終えるのが惜しくて、何度も残りのページ数を確認してしまいました。「ジュピター」の正体に「クレオパトラ」を重ねてしまったけど、押せ押せのラストにそんな不満も掻き消えました。麦海~とはちがう(成長した)理瀬の闇もなかなかよかったです。
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No.10:
(5pt)

大好き!!

恩田陸さんの小説は大概のものが好きなんですが、特に理瀬が出てくるお話が好きなんです。そしたらなんとこの本にも載ってるじゃないですか!?見つけて、速攻ゲットしました♪舞台は古い祖母の家。遺言によって招かれた理瀬の運命は・・・、そしてその意図は?ってな感じで、読めば読むほど恩田陸ワールドへ入り込んでしまいます。『図書館の海』の中短編集にも出てくる稔と亘も登場するし、なんといっても『麦の海に沈む果実』のあの理瀬が学園から去る前日の行動がヨハン付きで読めるなんて、本当仁最高でした!!!この2冊を読んだ方は、ぜひ!!この本は必見ですよ~!
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No.9:
(4pt)

最後まで引っ張られて、読み切った!

懐かしい“理瀬”の名前がでてきて嬉しかったです。恩田陸の学絞を舞台にした作品が好きで、てっきりこれも・・・と思ったのですが、『黄昏の百合の骨』には、先の作品に登場した懐かしい名前が幾人か出てくるものの、恩田さんらしいアンニュイなムードが一貫していて、複雑な伏線、謎をラスト近くまでひっぱっていくのもさすがにうまい!成長した理瀬・亘・稔などと再会できて、嬉しかったです。また、お得意の訳ありのおばさん(失礼!中年女性)も、二人も登場して作品の謎にずっと絡んでいて、気になって仕方なくなります。最後まで読むと、題名にしかけられた謎がわかります。
黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)Amazon書評・レビュー:黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)より
4062123320

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