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伊根の龍神



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【この小説が収録されている参考書籍】
伊根の龍神

伊根の龍神の評価: 3.93/5点 レビュー 15件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.93pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(4pt)

青春の残滓

御手洗潔シリーズを読み始めてもう35年。年を取り今作の石岡くんの気持ちがよく分かるようになりました。御手洗さんと石岡くんは私にとって青春の残滓なのかもしれません。
久々の御手洗もの、石岡くんに感情移入できたのが良い。ストーリーはぼちぼち。
伊根の龍神Amazon書評・レビュー:伊根の龍神より
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No.14:
(4pt)

ナマコ丼屋実在します

伊根の町民です。楽しく拝読しました。
実は、私はストーリーと関係なく伏線でもないですがやたらと出てくる「なまこ丼屋」の親爺です。
正しくは「干しなまこ丼」ですが、フィクションではなく実在します。
伊根の龍神Amazon書評・レビュー:伊根の龍神より
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No.13:
(5pt)

この作品は、現代の世界の状況が色濃く影を落としていて、描いているもののリアルさが半端ではない

島田荘司の『伊根の龍神』を読了しました。2025年3月20日リリース。全部で455ページあるのですが、一気に2日で読了してしまいました。

そしてこの作品も、島田荘司の基本である、

・まず、ありえないくらいの奇想がある
・その奇想をいくつかの別の奇想が加わり、より深い奇想になる
・それを最後には論理的に帰結させてしまう

が、ほぼ完全なカタチで構築されています。

何しろ、『御手洗潔シリーズ』というだけでも読まずに入られません。相変わらず小説としての構成力が見事で唸ってしまいます。そして、この作品は、現代の世界の状況が色濃く影を落としていて、描いているもののリアルさが半端ではないなぁと思いました。

一方でミタライと石岡くんの名コンビの会話を久しぶりに愉しみました。ミタライは相変わらずミタライで、そして根底には島田荘司独特の『優しさ』が通奏低音のように流れているのが感じられます。最後にはスウェーデンから伊根までやって来てしまうところも良いですね。

ここまで島田荘司の作品はほぼすべて読破してきましたが、ホントに駄作というのがありません。コンテンツのレベルの高さに驚くばかりです。
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No.12:
(4pt)

読み応えあり

ここのところ、さすがにもう読み応えのある作品は出てこないのかとあきらめつつも、やっぱり買ってしまいました。すると、タイトルに絡む一番のトリックはすぐにわかってしまったものの、この作品は背景にある社会問題が相乗効果となって十分な読み物になっていました。このテーマは筆者がお得意のものでもあり、その訴える気概には改めて感動しました。
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No.11:
(5pt)

島田荘司最新作GOODです。

御手洗シリーズ最新作です。
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No.10:
(5pt)

奇想天外の魂

島田先生の奇想天外の魂は、継続中。 是非今後も本を出版してほしい。
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No.9:
(5pt)

久々の島田荘司先生!

そうそうこの感じ!やっぱり良いですねー。
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No.8:
(3pt)

島田荘司作品としては50点かな。

島田荘司作品は好きでほぼ全て読んできたが、最近はそんなに興奮させてくれる内容の作品はない。この作品もそうで、御手洗はほとんど出てこないし、メインのネタもいまいち共感できない。島田荘司作品としては50点かな。
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No.7:
(2pt)

◯◯◯ネタ

God of Misteryの作品はいつも楽しみにしているのだが、近年は期待を裏切られることが多い。本作も読み始めてすぐに◯◯◯ネタと推測がつき、悲しいことにその通りであった。ただ、文章から映像が浮かぶのはさすが。
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No.6:
(5pt)

歴史を読ませる

石岡さんがメインの話で本格物のミステリーという感じではなかったけど、自分にとっては歴史の一端を新鮮な気持ちで読ませてもらった。こういう歴史や科学の話を読ませるのが本当にうまい。内容には諸説あるようだがいつか真実が明るみになる日が来る事を期待する。

物語はいつも寂しく、決して晴れやかというわけではないけれど、人の愚かさの中に優しさがまだ残っている事を教えてくれる。
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No.5:
(1pt)

サイド6のテム・レイ見てるような気分

侵略について、工作員が小林よしのり読者みたいなこと言ってるのはギャグなの?
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No.4:
(5pt)

今後につなぐ面白さ

面白かった。
最近の一貫したテーマがあり、石岡がいて、御手洗がいてくれる。
次を期待させてくれるようなお話だったので早く次回作が読みたい。
今の時代のものも良いけれど、若かりし頃の彼らの活躍ももっともっと見てみたい。
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No.3:
(5pt)

濃い御手洗潔ファンへのボーナス

2020年の石岡和己と御手洗潔に会えた。 誕生日未だの2月の話なので、石岡69歳、御手洗71歳。 しかしヒーロー物語の常として老境を深くは描かない。 島田荘司さんの描写も二人を全く老人として描かない。 石岡は走ったあと息切れするが、御手洗はアクション・ヒーロー並の活躍。 「占星術殺人事件」から御手洗を追っ掛けている濃いファンこそ拍手喝采で楽しめるだろう。 本作から初めて御手洗シリーズに取組む読者には物足りないかも知れない。 1994年に渡欧した御手洗が26年目にして漏らした一言に明日への希望を抱かない御手洗ファンはいないだろう。 老齢化した日本で、60歳を越えた当方は、2025年時点で77歳になる島田さんがまだ老齢化には程遠いのが嬉しくてならない。 コナン・ドイルは作家としては脂の乗り切った58歳のころ「シャーロック・ホームズ最後の挨拶」を書き、そのあと68歳までホームズ物を書き続けた。 御手洗潔最後の挨拶、を是非島田さんには書いて頂きたい。 もちろんその後も島田さんが作家を引退するまで、御手洗潔の事件簿、を書き進めて頂きたい。 アメリカ軍のブロンド美女軍人、犬坊里美、レオナ松崎、のその後もファンは知りたいはずだ。
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No.2:
(4pt)

第三章に突入するや否や、物語がくるりとダイナミックに反転します

或る文芸作品をゆっくりと読んでいましたが、島田荘司の新作と知って先に読んでみることにしました。2019年以降「出雲伝説7/8の殺人」、「寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁」、「火刑都市」、「網走発遙かなり 改訂完全版」をそれぞれ再読していましたが、新作と呼ばれる作品を読むのは「盲剣楼奇譚」(2019/8月)以来になります。
 或る童話をきっかけに作家の私(石岡)は女子大生の麗羅(レイラ)に巻き込まれるようにして横浜から日本海側、舟屋で名高い土地、伊根へと向かいます。理由は、「龍神」を探すために。
 第二章が終わるまでのロード・ノヴェルのような彼らの道行に辟易しつつ(作家の石岡も何とまあ”じじい”になって(笑))、幾らかの不安を感じながら(ミステリーとして果たして成立するのか?)、しかしほぼ2/3を読み終え、第三章に突入するや否や、物語がくるりとダイナミックに反転します。よって、それ以降をこの場で語ることができません。言えることは、島田荘司によってトリプルの大きな仕掛けが施されていることにあります。御手洗はスウェーデンに在住していますが、いかなる登場の仕方をするのか?
 伝説とエスピオナージュ、謀略についての冒険ミステリーは、アクセルアップして終章へと雪崩れ込みます。島田荘司の復活とまでは呼べないものの"Value"の高い物語に仕上がっていると思います。どうぞ、お読みください。
□「伊根の龍神」(島田荘司 原書房) 2025/3/15。
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No.1:
(2pt)

どうした巨匠

二年ぶりの御手洗シリーズは、「伊根の龍神」のタイトルが示すとおり、日本国内が舞台となっており、期待感を抱きながら読ませていただいた。
 冒頭、石岡は龍神探索に関して、御手洗から「本当に危険なんだよ石岡君。近寄ってはいけない」と警告を受けるが、女子大学院生藤波麗羅の強引な誘いより、京都府伊根町の舟屋を訪れることになる。
 「龍神」の謎に関して未確認生物UMAや徐福伝説などの蘊蓄と伊根の海の幻想的な描写で読ませる手腕はさすがに巨匠といったところだが、ストーリー構成が「星籠の海」と似ており、物足りなさを感じた。
 御手洗の「神のごとき名探偵」イメージを高めるために、謎の解明を簡潔にするのはある程度は理解できるものの、御手洗が、なぜ、「危険」と警告したのかその理由と「龍神」トリック解明部分は詳細に行わないと読者の満足感は得られないように思う。
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