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彼女らは雪の迷宮に
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彼女らは雪の迷宮にの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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弁護士探偵森江春策シリーズの長編作。雪山のホテルを舞台にしたクローズド・サークルモノ……と思わせて、むしろ本命はクローズド・サークルの外側にあったという事件。 いつ事件が起こるか、いつ事件が起こるかと、前振りの不穏な演出で引っ張っている間にあっけなく事件は収束してしまい、何だか拍子抜け。最後に明かされる真相は非常に凝っていてショッキングなのですが、それがいま一つ、物語の面白さに結びついていないというのが素直な読後感であります。それに資産家でもない個人の犯行でこんな大仕掛けは荷が重いのではないかと。良くも悪くも真相のインパクト勝負の一冊。ただ、叙述についてはアンフェアなのかフェアなのか微妙な感じ。 | ||||
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突然に届いた女性7名への招待状 ! 《雪華荘ホテル》からのエステ&リフレクソロジー体験付三泊四日の交通費込みの無料宿泊券!巷はクリスマスシーズンで華やいだ時期、『お一人様』や事情あって一人になりたかったり、行くあてが無くなった何の繋がりも無いと思われる彼女らが雪の中辿り着いたのは渓谷の底の瀟洒なホテル。古びたロープウエイで降りていくとそこには誰も居ない・・・。典型的なクローズド・サークル、猛吹雪とロープウエイの故障で外界とは隔てられた密室状態に閉じ込められてしまう。そして一人又一人と姿が見えなくなる。しかし今は携帯電話が普及し容易に家族・知人・警察へ連絡が出来る。ましてや刑事弁護士・森江春策の助手兼秘書で彼より優秀な素人探偵の新島ともかがその中にいた、となれば・・・。彼女らを大切に思っている男達が救出に向かうが何故か彼らは顔見知り。そこで明らかになるもみ消された過去の事件。図られた復讐劇の行方とそのトリックの種は?はたまたいったいにどんなことが過去に起きていたのか? | ||||
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突然に届いた女性7名への招待状 ! 《雪華荘ホテル》からのエステ&リフレクソロジー体験付三泊四日の交通費込みの無料宿泊券!巷はクリスマスシーズンで華やいだ時期、『お一人様』や事情あって一人になりたかったり、行くあてが無くなった何の繋がりも無いと思われる彼女らが雪の中辿り着いたのは渓谷の底の瀟洒なホテル。古びたロープウエイで降りていくとそこには誰も居ない・・・。典型的なクローズド・サークル、猛吹雪とロープウエイの故障で外界とは隔てられた密室状態に閉じ込められてしまう。そして一人又一人と姿が見えなくなる。しかし今は携帯電話が普及し容易に家族・知人・警察へ連絡が出来る。ましてや刑事弁護士・森江春策の助手兼秘書で彼より優秀な素人探偵の新島ともかがその中にいた、となれば・・・。彼女らを大切に思っている男達が救出に向かうが何故か彼らは顔見知り。そこで明らかになるもみ消された過去の事件。図られた復讐劇の行方とそのトリックの種は?はたまたいったいにどんなことが過去に起きていたのか? | ||||
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オビには「本格ミステリの名手が仕掛ける壮大なトリック」とありましたが、個人的には 竜頭蛇尾な印象が拭えないのです。ホテルに集ったメンバーの特徴が生かし切れないままに 急速にクライマックスに向かって結論を急いでいるような、あたかも結末が時間内に収まる ように制作された2時間ドラマのようなイメージです。登場人物のノリもドラマっぽい感じが しますし。ミステリーというよりはサスペンスでしょうか? 舞台の設定は魅力的だと思います。しかし携帯電話の存在が舞台設定をぶち壊しにしていま す。携帯があっても物理的にそこに行き着くことがができなければ同じだと著者はいいます。 実験的な意味合いもあるのかもしれませんが、「クローズド・サークル」独特の閉鎖性、緊張 感が薄れてしまい、折角の見せ所である中盤以降がやや興醒めで。 「本格ミステリ」というには、残念ながらもの足りません。 | ||||
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オビには「本格ミステリの名手が仕掛ける壮大なトリック」とありましたが、個人的には 竜頭蛇尾な印象が拭えないのです。ホテルに集ったメンバーの特徴が生かし切れないままに 急速にクライマックスに向かって結論を急いでいるような、あたかも結末が時間内に収まる ように制作された2時間ドラマのようなイメージです。登場人物のノリもドラマっぽい感じが しますし。ミステリーというよりはサスペンスでしょうか? 舞台の設定は魅力的だと思います。しかし携帯電話の存在が舞台設定をぶち壊しにしていま す。携帯があっても物理的にそこに行き着くことがができなければ同じだと著者はいいます。 実験的な意味合いもあるのかもしれませんが、「クローズド・サークル」独特の閉鎖性、緊張 感が薄れてしまい、折角の見せ所である中盤以降がやや興醒めで。 「本格ミステリ」というには、残念ながらもの足りません。 | ||||
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