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死んだ山田と教室



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【この小説が収録されている参考書籍】
死んだ山田と教室

死んだ山田と教室の評価: 4.18/5点 レビュー 22件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.18pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全22件 1~20 1/2ページ
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No.22:
(2pt)

読みにくいので映像作品に期待

各紙で絶賛の書評。楽しみにして読み始めたが、50頁辺りで第二話を読み終えて、それ以上読み進むのを止めた。これ、映像化されるだろうし、だったらその作品を2時間で観た方が効率が良い。そう思ったから。

 死んだ生徒・山田君が教室のスピーカーに憑依するというアイデアは抜群に面白いのだが、文体が極端な口語調で、私のような本好きには却って読みにくい。読み終えるのに時間かかりそうだなと。なので、映像作品に期待!
死んだ山田と教室Amazon書評・レビュー:死んだ山田と教室より
4065348315
No.21:
(2pt)

人間ドラマなのに浅い

登場人物の心情が掘り下げられていないので凄い浅い感情の押し付け合いになってる
優しいはずの山田が最後和久津にあんなことを頼むのもおかしい
和久津もあそこまで人生捨てて山田に固執する理由がない

スピーカーになった秘密最後まで守れるって現実的じゃないし山田のメンタルもありえんでしょ
考える力と耳だけ聞こえた状態で箱詰めって普通数時間で発狂します
何でその状態で来るか分からないのに数年放置されたのにケロっと普通に話してるのかかわからない
普通今いる在校生に話しかけちゃったりすると思うんだけど

設定もツッコミどころ多いですが、人の感情面での掘り下げが浅すぎてどうにも・・・
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No.20:
(4pt)

悪くはないのですが…

【ネタバレあり】
テンポもいいし、少しじーんと箇所もあり、本当に悪くはないのですが、
もう少し深掘りして欲しかった。
特に同級生たちが来なくなってしまった背景とか、簡単に仕事で忙しいんだろ、ではなく、もうちょっと内面を描いて欲しかったというか。
あとあのラストは私には刺さりませんでした。
もうちょっと印象に残るラストが用意出来たのではないかと思います。
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No.19:
(2pt)

「死んだ山田がしゃべる」に轢かれて読んだけど。

俺、この小説の中の男子高校生達の会話にでてくる「ハブられる」の意味を知らなかった。読後ググってみたら村八分のことだった。そうだろうなぁと確信しながら読了。この小説は中学の時にハブられていた山田が主人公で、この物語が始まったときには既に山田はこの世にはいない。夏休み中に飲酒運転の車に撥ねられ昇天。二学期初日、意気消沈した穂木高(男子校)2年E組のホームルームから物語は始まる。中学の時にハブられていた山田は、高校生となってからは明るく誰とでも楽しそうに話し、クラスの誰からも好かれる存在となっていた。山田の死は、2年E組の生徒達を衝撃と共に意気消沈させていた。ちなみに2年E組の生徒たちは山田が中学時代にハブられていたことを知らない。そんな教室の天井のスピーカーから死んだ山田の声が突然聞こえ始め・・・。声だけの存在になった山田と、2年E組の生徒たちとのくだらね~wwやりとりが始まり、物語の中盤からは和久津という生徒との友情が中心となって物語は展開してゆく。しかし、時が経過しても山田は高校生のままだが、生きている和久津は年齢を重ね穂木高の先生となり、そして山田は。
 ほんで、感想となるとなんもでてこない。
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No.18:
(4pt)

高校時代を思い出す。。。

幽霊モノと青春モノが渾然一体となった小説です

声だけ生きていることの違和感が、徐々に日常になっていく

悩み多き若者におすすめの一冊です
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No.17:
(4pt)

ラストが全て

タイトルに惹かれて読み始めてみましたが、
ほとんど会話のみで成り立っている話なので
さすがに途中でしんどくなってきました
有り体に言うと、文章が拙く情景描写に乏しく
のっぺりしたトーンなのが原因だと思います
ただ最終章の落とし方は秀逸ですね
見事な二重構造、ぞわっとする一文
最後まで憑りつかれていた和久津によるexorcist
裏を返せばここがなければ文芸作品とは思えないかもです。
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No.16:
(5pt)

「ありがとな」

ありえない話なのに、最後まで何の疑問も持たずに読んでしまった。
死んで声だけになった山田が、同級生に向かって
何度か「ありがとな」って言う場面がある。
なんかちょっといい場面だった。
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No.15:
(4pt)

大人になったからこそ共感できる

高校が舞台なので学生向けと思いきや、後半は大人になったからこそ共感できる部分がありました。

進学などの環境の変化で過去の自分と決別した経験がある人には胸がきゅっとなる本です。

変わらない山田と、変わっていくみんな。
最後が余韻を残したとも言えますが、個人的にはごちゃっとしたなと感じたので-1です。
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No.14:
(3pt)

男子高のノリが楽しい

漫才のようなやり取りが楽しかったです。
何度か吹き出しながら読みました。
スピーカーへの…の発想がとんでもなく弾けていましたね。次回作に期待です。
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No.13:
(5pt)

圧倒的に孤独

辛い、読むのが苦しくて辛い。初めは単純に馬鹿でくだらなくて笑えて。でも待って。これって辛いよね、と思いはじめると、読み進めるたびに辛くなる。圧倒的に孤独。苦しかった。
次作も期待しています。
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No.12:
(5pt)

まちがいなく2024年いちばんおもしろい本

友達に「めちゃくちゃおもしろいから」とすすめられて読みました。
期待以上、というか想像の枠を超えたおもしろさでした。
類似品を見たこともないし、たぶん似たような作品は出ないと思う。
それくらいのオリジナリティ。
ラストは何度も読み直しました。
やさしすぎて、不器用で。
ネタバレは絶対にしたくないです。
読んでよかった。本当によかった。

メフィスト賞、いい作品多いですね。
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No.11:
(4pt)

笑いの中に潜む残酷さ。

文章が拙いので読み始めはきつかったけど(主語の混乱、地の文の言葉遣いの間違い等)、若者の描写が上手いのと不穏さを増していく展開にどうなるんだろうと先が気になり一気に読んだ。
笑える描写が多いぶん、物語の中核を成している残酷さが余計に際立っていて、それを意図して書いたならこの作者さんすごいなあと思う。
和久津という存在がいなかったらと思うとものすごく怖いですが、寂しさの中に希望が残る終わり方はよかった。
自分だけ何も出来ないまま、あれだけ親しかった友人たちが自分を忘れ、自分を置いてどんどん人生を先に進んでいく恐怖は、引きこもりの人が一番よくわかるんじゃないかと感じた。山田に比べて、生身の身体がある、孤独や苦しみから抜け出せる可能性が1%でもある、という点で、引きこもりの人に限らず今の自分の人生が進んでいない、自分は独りだ、と感じている人はほんの僅かにでも勇気をもらえるんじゃないかな。
山田が死んだ理由が明かされたときは息をするのが苦しくなった。ああこれは若者には絶対にある悩みだと痛いほど感じて。
唯一リアリティを感じなかったのは、元クラスメイトたちが進学校出身とはいえほぼ全員成功した人生を歩んでいること。止まった時間の中で身動きが取れず無為に生きて(?)いる山田との対比でそうしたのだろうけど、挫折したり痛い目に遭ってる旧友がひとりもいないのは不自然に思えた。
そのことと文章力で⭐︎-1ですが、いい意味でメフィスト賞受賞作らしい良作だと思った。構成と伏線の張り方も上手い。あとは文章さえ上手くなってもらえたらまたこの作家さんの物語を読みたいと思う。
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No.10:
(4pt)

新星あらわる

タイトルも表紙もインパクト大。たたずまいから面白そう感が出ている。
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No.9:
(5pt)

面白い!

スタートからハマってしまいました
間延びせず、最後まで一気に読んでしまいました 既に続編の予約もしました
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No.8:
(5pt)

男子校出身者は、更に感動

男子校、まさにこんな感じでした。女子を気にせず自由にアホな話が出来て、お互い尊重し合って。裸で机並べて寝る奴。女子に緊張しまくる奴。
あーあの頃の俺のバカだった男子校時代がよみがえり、随所で声出して笑いました。 青春小説の好きな人はぜひ、男子校出身者は更に感動倍増します。新しい青春小説が誕生しました。
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No.7:
(5pt)

深い内容に感動!

賑やかで楽しい男子校の教室での出来事かと思いきや、それぞれの悩みや苦悩、挫折が描かれていて、
更に生きている人すべてに向けて、衝撃と感動が待っています。
世の中も人の心も変化してゆく。
そんな中で死んだ山田だけが変わることができない。
それが意味するものとは・・・
若い世代だけでなく、いくつになっても人生の問いかけになる深い内容でした。
早く映画化して欲しい作品です。
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No.6:
(5pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

去る者、日々に疎し

本の雑誌社の方が「読んで泣いた」とSNS投稿に書いていたので、読み始めた。この世に未練を残して成仏できない青春幽霊譚である。死んだ山田と残された2Eクラスメイトのスピリチュアルな交流。男子校だからの他愛ないやりとり(でも穂木高校は県下有数の進学校)。その友情に冒頭で泣いた。しかしそれにしても途中で『いつまで続くんだ、この話し』という印象になってきた。クラスメイトから好かれていたはずの山田が、物語の進行と共に都合の悪い話しがいっぱい出てくる。そのことで山田から距離を置いた人も出てくる。また山田の死後の時間の経過と共に、だんだんみんな疎遠になってくる。まあ世の中そんなものだ。葬式の時は故人を悼んでも、命日の日には、さらにその翌年には綺麗さっぱり忘れている。そんな中で一人だけ山田を慕い続ける和久津。再会するために穂木高校の教員になって戻ってくる。しかしもう2Eのクラスメイトは、いくら呼んでも集まらない。何事もどこかでケジメをつけなければならない。(死んではいるのだが)死ぬに死ねない山田の煩悶と、彼との友情に固執する和久津の壮絶な大団円。生きることも大変だが、死ぬことももっと大変だ。青春小説でありながら、生者と死者の関係のあり方をリアルかつシビアに描いている。来年の本屋大賞に選ばれるといいな。
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No.5:
(5pt)

在りし高校時代は最強だった!!

山田を中心としたテンポの良く、バカな男子校全開の会話に懐かしさを感じながら一気に読み進めてしまいました。
自分の高校時代はありふれた平凡なものと感じ、他人の高校時代の話を聞くとついつい黒い感情が出てしまったいたのですが、今作を通じて、在りし高校受験は最強だったと痛感しました。
そして、ラストでの驚きと熱量にはただただ感服しました。
次回作も楽しみです!!
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No.4:
(4pt)

色々注文はあるけれど

部分部分が非常に光っていて、魅力的な作品だった。
読みながら、「映像化するとしたらどうなるだろう」と何度も想像した。
リズミカルなやり取りの中でも大事なことは語られず、
それに思いを馳せると不意に目頭が熱くなってしまった。

その上でやっぱり気になったことをいくつか。
キャラの描き分けが不十分で時々混乱してしまった。
ファンタジーとは言え、声だけの存在になっている山田に関する状況説明が少ない。
登場人物の突然の退場に戸惑うことしばし。とは言えまたなんらかの理由あって、
また出てくるのだろうと思っていたがそのまま登場せず。

1番気になったのは、ラストに繋がる伏線が十分張られていないことだ。
こういうラストはあっていいと思うが、それにしても遡って見て、
当然の帰結であるとは思われない。

しかし、初めに述べたように、部分部分のきらめきがこれらを補って余りある。
今後の作品に期待したい作家さんがまた1人現れたことを喜びたい。
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No.3:
(5pt)

山田はみんなの中に

スピーカーに憑依した山田と2年E組の物語。

テンポのいい会話でダサかわいい男子高生のおバカな日常にクスッとするうち、次第に明らかになる山田の過去、死の真相。和久津の慟哭が耳に残る哀切のラストまで一気に読みました。

満開の桜並木、暑い暑い夏、林を抜ける風、田んぼ、柿の味、寒かった卒業式、重い扉、といった記憶がページから立ち昇り、自分は経験していないのに郷愁に駆られる、不思議な魅力のある一冊です。

某男子高独特のアイデンティティが感じられる金子さんの著書、これからも楽しみにしています!金子さんの本で珠玉の日々を追体験でき、自分の成長を確認できる元男子高生たちがちょっと羨ましい。

苦くて甘い今を生きてる元少年少女たちは読後に卒アル見返して思い出に浸ったり。
現役少年少女たちはあるあるに共感したり。

青臭くておバカでかわいくて懐かしくて楽しくて痛くて哀しい、最高で最強の山田と2年E組ロス確定。

全世代注目!
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