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死んだ山田と教室
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死んだ山田と教室の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全47件 1~20 1/3ページ
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| 交通事故で死んだ男子高校生の山田が声だけ現世に残る。山田の声は教室のスピーカーから聞こえる。山田は聞くことと話すことはできるが体がないので見ることはできない。シチュエーションだけならホラーだが、ノリは男子高の学生なのでバカな話しかしない。全体的に男子高校生の青い匂いがプンプンする楽しい物語だ。だけど終盤のクラスメートが卒業してからは生きるとはどういう事なのか問われているかのように重いテーマになっていく。最後は山田の苦悩を知ることになり、友人の和久井との行動に泣きそうになった。 | ||||
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| 私は少しも面白くなかったです。 十代の男子高校生ってこんな感じだろうなって思いはしましたが(女子も男子いないと違うノリなので)、くすりとも出来なかった。 特に山田との合言葉は、高校生にもなってほんとうに選んで使うの?リアルにするともっと下品になるから? 必要があるから何度も何度も読まされて、気持ち悪くて仕方なかった。 それでもなにか最後にどんでん返しみたいなのがあるのかなって思ったけど、ただ自業自得でこうなったってオチ。 感動も一切しませんでした。 生きていたって学生時代の友情なんて当たり前に消費するもの、薄れていくのが現実。 だから最後くらいみんなに何を置いても教室に集まって欲しかった。不快な合言葉をみんなで言って欲しかった。 そのせいかあの男の子の山田に対する気持ちは友情じゃなく、執着だと感じました。 読んで損しました。 | ||||
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| 車に轢かれて死んだ男子高校2年生の山田が2年E組のスピーカーに憑依します。 前半はスピーカーの山田と様々な級友とのやり取りの中で、級友たちから見た山田の姿が浮き彫りになっていきます。 後半は級友たちが卒業してそれぞれが大人になっていく中で一人取り残されていく山田の孤独が描かれ、ラストへと向かっていきます。 私も高校生3年の時に男子クラスにいたので、男子校のくだらない会話や生活を懐かしく思い出させてもらいました。 この作品を最後まで読むと、スピーカーになった山田の生き方(?)が、人生そのもののようにも思えてきます。 友人たちと楽しく過ごした学生時代、社会へ出て友人たちとの連絡も絶え、引退して孤独な生活に耐えていく人生とスピーカーになった山田の9年間がオーバーラップするのは私だけでしょうか? 高校・大学を卒業して社会人となって、ちょっと立ち止まって楽しかった学生時代を振り返って「ニヤッ」としてみたい方にお勧めの作品です。 | ||||
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| 前半は、フルパワー男子高校生の青春って感じ 死んだ山田とクラスメイトとの関係性がごっちゃになるので、途中の座席表にしおり挟んで読みました。(これおすすめ、ぜひやってくれ) 中盤~終盤は山田のやるせなさと、友情とは?優しさとは?大人になるとは? と考えさせられました。 終盤に向けて「なぜ山田は死んだのに教室にいるのか」 を考えながら、伏線考察しながら読むと面白い。 マダミス厨の感想ですが。 受け身で読むと後半飽きちゃうかも?なので考察しまくって感情移入して読んでほしい。 オーディオで聴くなら、1.4倍速か1.5倍速がおすすめ。 前半はテンポがいいから問題ないかと。 後半は活字のみでじっくり読ませていただきました。 | ||||
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| 子供用に購入。 ただ、面白くて自分も一気読み。 サクッと読めて男子高校生の心情がよく書かれていて、青春時代が呼び起こされる作品でした。 | ||||
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| 冗長でプロットに捻りがない。話の流れがつまらないだけでなく、男子高校生の会話がひたすら流れていくだけなので、抑揚がない。平坦だ。 | ||||
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| 他の方のレビューを見ると、男子校の悪ノリ&下ネタが爆笑モノの前半と、生死について考えさせられるシリアスな後半というところで評価が分かれたりもするようですね。 自分はとにかく前半が面白すぎて、電車の中で笑いを堪えるのに必死でした。 自身の青春時代頃も思いだし、いつの時代も男子高生とはアホな生き物だな〜、と。 ラストは切なかったです(泣) | ||||
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| 楽しすぎて読み終えてしまうのが辛すぎた。 他の「死んだ」シリーズも読みたい。 | ||||
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| 高校時代のなつかしさを味わいたい方には向いているかもと思いました。個人的感想としては、女性にはあまり向かないかなと。 文章がセリフが多いので、読みやすいと思いましたが、途中同じようなリズムになるので、飽きが来ました。 最後の章にすごく期待していたので、個人的には期待外れでした。 | ||||
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| 若者を描いた作品で話題になっていた『死んだ山田と教室』を読んだ。本作は、男子校の高校2年生である山田が、猫を助けようとした際に赤い車にはねられて亡くなることから始まる。山田はクラスのムードメーカーであり、彼の突然の死によって、クラスの友人たちは悲しみと混乱の中で意気消沈してしまった。しかし、スピーカーから山田の声が聞こえてくるという非現実的な展開が待っていた。 男子校の2年生のクラスの雰囲気が巧みに描写されており、山田はラグビー部に所属していたが、手首を骨折して部活動を辞めていた。その後、バンドを組んでいた彼の友人、阿久津は、山田を特別に思っていた。中学校時代には周囲から外れ者扱いされていた山田だが、高校では人気者としての地位を確立していた。 山田が、スピーカーから語りかけるということは、クラスだけの秘密にした。「おちんちん体操第二」という言葉を教室で発言すると、山田の声が返ってくる。彼の声を聞くことで、生徒たちの心理的なつながりも描かれていく。学校祭や誕生日会、クリスマス会などのイベントが行われ、その内容は高校生らしい無邪気さに満ちていた。新聞部は山田の死因を探る中で、山田が死の直前はどんな風だったが明らかになっていく。 本作は単なる死を悼む物語ではなく、死を通じて「生きるとは何か」、「友人としてのつながりとは何か」を深く考えさせるテーマを内包している。亡くなった者からのメッセージは時間軸を変えながら伝わり、クラスの人気者の急死という非日常的な出来事に直面することで、自分自身や周囲との関係を再評価させられる。阿久津の存在を通じて、山田との深い結びつきが浮き彫りになり、阿久津を救った理由も明らかになる。 2学年が終わると、クラスの人たちは違う教室にバラバラになった。山田の声はスピーカーから絶え間なく聞こえるが、誰も応答せず、孤独感が漂う。それでも、その声はどこか温かさを失わない。土曜日の夜、山田は「ファイアー山田」と名乗り、一人でラジオのディスクジョッキーを務める。 中学校からの同級生の阿久津は弁護士を目指していたが、山田と教室で対話することを望み、日本語の教師となる。山田との対話を重ねる中で、彼から思わぬ提案を受けることになる。 宮島未奈の『成瀬は天下をとる』や『成瀬は信じた道をいく』という作品の成瀬という破格なスケールの大きな女子とは異なっている。『死んだ山田と教室』は、男子高校生らしい軽妙なちんちんや童貞に関する話題が目立つ。男子は小説の中でも成長していないなぁと思った。 物語は意外な結末へと展開していく。身近な人を失うという経験は、若い頃にこそ強い感受性で受け止められるものである。一つの青春物語として成立している。 | ||||
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| 『王様のブランチ』、押しかなぁ | ||||
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| 読むことをお勧めします | ||||
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| 夏休みにクラスの人気者の山田が死んだ。でも教室のスピーカーになって帰ってきた! 男子高校生ってこんなアホでしたよね…バカバカしいこと言って頭ん中エロい妄想ばっかりで。誰にも奪われたくない、大人になりきる前に許された最後の時間。 人気者の山田が帰ってきて喜ばしいものの、次第に成長していくクラスメイトと、スピーカーにとどまり続ける山田の間に生じる残酷な現実。 懐かしくて、そして少し切ない青春ストーリー。 | ||||
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| 青春って感じですね。しょうもないノリ自体は好きのなのですが、自分は男子校ノリがあんまり好きじゃないんだな、と気づきました。 途中、あんまり好きじゃないところもあって読むのをやめようか迷ったんですが、最後はどうなるんだろうと思って読み続けました。でも、あんまりしっくりこなかったです。 ただ、刺さる人には刺さるだろうなと思いましたし、もしかして自分が高校生の頃とかに読んでいたらすごい共感してたかもな、とも思いました。もはや青春とか別に、となってしまったおじさんにはちょっと…でした。 | ||||
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| 何気ないようなやり取りの中に自分の経験と同じような状況や感情があって、最後の方の山田と和久津のやり取りやその合間に出てくる出会いから今までのエピソードを回想する部分は凄く共感しながら読んでいました。 | ||||
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| 日々成長していくクラスメイト。教室で待ち続ける山田。人がたくさんいれば同じ数だけ考え方があるのを痛感。文体も話も読みやすくサクサク読める。馬鹿らしい話をする男子高校生の日常の描写に笑ってしまう。どんなエンディングになるか分からない話の展開でどんどんと最後まで読み進められる。 | ||||
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| 最強の席順に山田が入っていなかったのが気になっていたけど、あそこで伏線回収したのね。和久津はクビになっただろうな。 しかしよく9年間もバレなかったな。誰かが口を滑らせそうだし、山田自身も不用意に喋ったりする恐れも十分あった。 | ||||
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| 奇抜な設定から奇をてらったタイプのお話かと思いきや、驚くほど王道で良質な青春小説でした。ラストのやりとりは緊迫感と熱量が感じられて良かったです。 簡潔な文章と会話でぐいぐい読ませる作家さんなので、小説よりもドラマや舞台のシナリオなどの方が向いているのかもしれません。 | ||||
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| くだらない! 実にくだらない! しかし物語は徐々にシリアスに、とはならない。 最後はまで最高にくだらない。そのくだらなさが、今時を象徴しているようで、笑った後に切なくなる物語。くだらなさが面白い。 | ||||
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| 本作品はかなり面白いという評判を聞いて読了。変わったタイトルの通り、冒頭から主人公の山田自体がもういない人だと分かり、どうやってこの後に話が展開するのかと思ったが、まさかの展開。そういうことかぁ、これは見たことない。男子高校内で繰り広げられる日常をこんなにリアルに楽しく描けるのは著者の経験なのか歳が近いからなのか。お笑い芸人の漫才やコントを観ているようで、電車の中で読んでいて、一人で笑ってニコニコしてしまった。最後をどう締めくくるのか予想しながら終盤に来たが、結果が当たるわけもなく、想像を超えた展開。心温まり楽しく、それでいてシリアスであり淋しさもある本当に素晴らしい作品でした。 | ||||
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