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冬期限定ボンボンショコラ事件
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冬期限定ボンボンショコラ事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全47件 21~40 2/3ページ
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あの2人は親子なのかなぁ。 名字、同じなので気になっちゃいます。 | ||||
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2人の関係が少し変化して、この先をもっと読みたくなりました この瑞々しさはさすがだと思いました | ||||
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全体としては期待にそぐわぬ良作だが、あの動機、というかその淵源になった出来事は無理が目立った。 具体的に書くとネタバレになるんで書けないが、読み終えた人ならわかるはず。だって、中学三年だよ。 そこが引っかかって、どうものめり込めなかった。 あと、病院のシステムもおかしい。ここも大きな無理が目について、真相がわかっても、すっきりしなかった。 以上はミステリとした不満な点だが、キャラ小説としては相変わらず上手い。 ラストも、これしかないという終わり方で、心にしみる。 | ||||
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待ちに待った、頭の片隅には必ず浮かんでおりました。小市民シリーズ。 めちゃくちゃ楽しかった…もうそりゃすんごい楽しかったです。勉強の合間に読んでおりましたが、休憩が待ち遠しくウキウキして勉強に励めました。もちろん、ボンボンショコラ(だとお高いので板チョコ割ってそれに見立てたもの)をひとつつまみながら。 書いてくださって、読めて良かった、ありがとうございました。 | ||||
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いまや直木賞作家たる米沢穂信による連作もの「小市民シリーズ」の四部作最終作である。 春夏秋冬の四部作ではあるものの、しかし秋がでたのが2009年(間に短編集が1冊でていますが)。なんともはや、気長に待っていてよかったのであります。 さて本作での小鳩君はいきなり病院のベッドの上。そしてどういうわけか小佐内さんは置手紙しか残してくれない。おお、「小市民」小鳩君、ここへきて安楽椅子探偵ものということなのか? 小鳩君の回想の形で話は3年前の「事件」にも遡り、シリーズ作でこれまで描かれていなかった小佐内さんとの運命的?な出会いや、小鳩君が「小市民」を志すことになったきっかけが明らかに。おお、本当に最終作っぽい趣向ということなのか? 今回の事故が3年前のそれと関連性があるのかないのか、謎は謎を呼び、話がコンガラがってきた終盤になってアッという急転直下の展開! いやー、楽しかったです。さすがは名手・米澤。ストーリー展開も飽きさせないし、ときおり挿入される挿話やら冗談話やらもちょっと笑えたり。 そうそう、米澤的にわざと仕掛けていると思うんですが、それなりに歳を食っていろいろガタガタな読者はですね、中盤まで来るととある事実に違和感を感じるわけですよ。いやいやいや、そんな運用なところ聞いたことないぞ、普通ならだいたい毎日朝晩・・・どんだけ人手不足なんだよ!、と。 そしてぜんぜんハッピーエンドとは言えないものがたりは静かに幕を下ろし、小市民を目指して互恵関係を結んだ二人の高校生生活も終わる。 シリーズに続編があるのかないのか、今はそれは分からないけれど、ちょっとだけ期待しながらまた気長に待つことにしましょうか。 | ||||
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この最終巻をどれだけ待ち侘びたことか。 第1作と出会ったのが大学時代。前作を読んだのがもう15年前。折に触れては思い出し発売チェック。知らぬ間に出ているのではという勝手な期待はそのたびに裏切られ、もうこれはもしかして完結しないのではなかろうかとさえ思い、それでもあきらめきれず新作チェックを続け、このたびついに本作が刊行されると知った時の喜びといったら。迷いなく速攻で予約注文。 米澤作品にハマったきっかけがこの小市民シリーズであり、当時の自分の気分にピタッと当て嵌まったというか、そして二十数年経った今でも読み心地は変わらず、内容も色褪せないどころか、オッサンになった今であるからこそ、より味わい深くなり読み応えを感じている。 逸る気持ちを抑えながら、まず前作までをイチから読み返して、その後万感の思いを胸に今作のページを開いた。大袈裟かもしれないが、ファンの方たちは少なからずきっと同じ思いであると信じている。 他の読者のレビュー等を、自分が読み終わるまでは見ないようにじっと我慢しながらじりじりと読み進める。約2週間かけて読了。 気になる内容は、 轢き逃げという過去最大の事件、しかも小鳩くんがいきなり被害に遭ってしまうというなかなか衝撃的な幕開け。 しかし始まりこそインパクトがあったものの、そこから先は至極地味な謎解きが続く。それでも読み進めてしまうのは、シリーズを読み通して来たからこその喜びが詰まっていることが大きい。つまりは小鳩くんと小山内さんの出会いが描かれるのだが、随所に挿まれる2人の細かいやりとりがなんとも心憎い。 そして2人のそのなれそめにまつわる、小鳩くんが解きたがりの封印を志す発端ともなったある轢き逃げ事件が、小鳩くんの病院での様子と並行して語られていくのだが。 ここからネタバレ的なものを言うと、完全には読めなかったにせよ、ちょっと途中からコイツ怪しいな、てのがわかってしまって、まさかなーと思っていたらやっぱりそうだった、という事実がひとつあったのが少し残念ではあったが、 ただそこに至るまでが、地味なエピソードながら終始不穏なムードが漂っていて、それが過去と現在と両方にうまく交錯?呼応?しあって、良い感じにハラハラさせられた。果たしてこの緊張感はなにからくるのか?小鳩くんの過去何があったかの全貌に対してか、それとも小山内さんが実は、小鳩くんの轢き逃げに関係しているとか?そんなことまで考えさせられ、それがもし狙いだとしても不思議はない構成をしている。なので、最後にふさわしいもっとこう、ピリリと毒の効いた展開が待ち受けるのかと勝手に期待してしまった自分がいたので、ちょっと肩透かし気味ではあったが、 なにはともあれ、最後は大団円を迎えるわけだが、 なんとも寂しい、それでいて微笑ましい余韻とともに終わる。 こんな人いないよと思いながらも、でも居て欲しいなとも思わせる、とても魅力的な2人のエピソードはこれにて終幕。だが、2人のこれからを想像してやまない。 二十数年にわたって、楽しませてくれたこの物語に感謝。 | ||||
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一番最初から読んでいます。高校生の解決事件簿なのですが奥が深く、筆の運び方が好きです。お菓子がテーマですが、それ以上の展開があるので、興味が惹かれます。面白いですよ。貴方も読んでみてはいかがでしょう | ||||
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久しぶりにシリーズ全部読まなきゃ!読みたい!と思いながら読みました。 ボンボンショコラで一段落かな?もっと大人の二人に会えるのかな?まだスマホ登場してないから可能性あるかな?早く読みたい、読み終わってしまった!もう一回読もうど思います(^^)良き良きです✨ | ||||
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狐と狼の物語も季節を一巡して一応の完結というところでしょうか? 物語はひき逃げにあった小鳩君の内省と小山内さんの暗躍を追いつつ、二人が出会った「事件」の回想で進行していきます。 「春期」の頃はぎこちなかった彼らの小市民偽装も、夏期秋期を経て、諦観とともに自然な姿へと成長しました。世間ではそれを「付き合ってる」って言うんだけどね! さて、春夏秋冬と四季の作品が出尽くし、この先の二人の行く末はハッピーエンド(或いはスタート)を予感される物ですが、続きが書かれることは無いでしょう。 でも各作の幕間を「巴里」みたいに外伝的に描くのはありですよ!大歓迎ですよ! | ||||
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【図版】現場周辺略図には日坂くんとあったので冒頭でひき逃げにあって入院した小鳩君がベッドディデクティブかと思った。 過去に同じ場所での事件が小市民を目指すきっかけのだったのか。 読み進めて回想の記述ばかりで小佐内さんが見舞に現れず見舞いの痕跡だけなのが不思議だった。 第十章の最後に小佐内さん登場で小鳩君ひき逃げ事件の犯人の判明と日坂君事件が解決したけどビターだ。 | ||||
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面白かったです。 単作としては3/5くらいだと思います。 とはいえ、キャラを活かしているし、シリーズものの完結編としては4/5。 内容としては完結編と思いきやエピソード0と思いきや完結編。 正直シリーズが続くにつれ長編少女漫画や青春物ばりに破綻が訪れるのかもと思いはじめてましたが。 あまり衝撃はないビター(次善)でありながらもわりと好きな終わりかたでした。 | ||||
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7月のアニメ化を心待ちにしていたところ 「冬期限定」が出るとは思わず望外の喜びです。 前半は味わって読みましたが、第11章からラストまで一気読みしました。 第1章で小山内さんが残した「ゆるさない」のメッセージで 夏期限定のような小山内さんの「狼」の一面が見れるのかと期待しましたが そうでもなく名探偵の小山内さんでした。 | ||||
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小説を読まなくなった今でも米澤穂信の作品は唯一新作を追っている。 流石の小鳩くんでも220ページ冒頭2行の読みは外すのね。 勿体無いからと購入時の1日10ページの考えも気付けばこの様。 はぁ、読み終えてしまった。 次の新作はいつだろうか。寂しく待ち遠しい気持ち。 | ||||
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小市民シリーズのラストを飾る傑作ミステリー。小鳩君が轢き逃げされ、まともに動けない入院患者探偵と言う趣向は、私自身長期入院でリハビリに励んでいた経験(個室じゃなかったけど)があるので、とても興味深く読んだ。中学時代の、同じ場所での轢き逃げ事件を調査した記憶と、現在の入院状態とが絡み合い、犯人を推理して当てるのが、実に鮮やか。入院当初から伏線が提示されていたわけだが、全然わからず、「やられた!」と膝を打った。犯人の意外性は抜群で、傑作だと思った。シリーズお決まりのスイーツ「ボンボンショコラ」も楽しく、小佐内さんの捜査の小道具となっているのも、とても良いアクセント。緊迫したクライマックスも秀逸で、こんな展開になるとは予想もしなかった。 ただ、私自身の入院経験から、犯人の用いたトリックは無理に感じられ、気になって仕方なかった。ネタバレになるから書かないけど。 | ||||
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衝撃だけで言えば夏期が最高かもしれないが、作者の力量が格段に上がっていてより万人にも届くような物語になった気がする。こちらも終盤は毒気が満載ですが、夏期同様小鳩くんの心が鈍感な感じのキャラのお陰であまり重くなり過ぎずに読める。結果的に若干の鬱展開が良いアクセントになってて、ある意味このシリーズの中毒性の高さはこれのお陰とも言えそう。 物語の終わり方も美しい。これで終わりなのか分からないけど、これで終わりでも良いくらい素晴らしい。 本格ミステリーではないのかもしれないが、ここまで満足感のある小説は久しぶり。 作者にありがとうと言いたい。 | ||||
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小市民を目指す高校生二人の謎解きを描いた物語。そのシリーズ最終巻。 これまでのコミカルさはおおいになりをひそめ、全編に渡って苦味と痛みに満ちた作品になっている。前者を期待している読者にはちょっと(かなり?)しんどい展開だろうけど、堤防道路の密室の謎含め、自分はおおいに楽しめた。もっとも驚いたのは、知らず知らずのうちに日常に侵入してきたある脅威とその描き方。そして、その結末と三年前の事件との捻りのきいた接続。正直、これを論理で読者が導き出すのはまず不可能だろうけど、たっぷりと描写される犯人の憎しみの猛りと主人公を悔恨は見事の一言。 反面、密室の謎に関しては想像の域を出ない(というか、想像のまま)だったので、この点だけが残念だったかな。でも、おもしろかった。 | ||||
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秋期限定栗きんとん事件では「ええっ!?」って展開だったので、完結となる本作はどうなるのかと楽しみにしていました。 今回もいい意味で急展開、二人が互恵関係を結んだ中学時代とクロスオーバーする展開と一気に畳み掛けるラストは圧巻でした。 二人の今後が気になるので続きを期待したくなりますが、最終巻に相応しい作品だったと思います。 | ||||
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車に轢き逃げされて骨折した小鳩君は大学受験を棒に振ることになります。失意の中、病院のベッドで回想するのは、3年前、中学3年生の時に、ほぼ同じ場所で起き、犯人を探った轢き逃げ事件の顛末です。実は小山内さんとはこの時に知り合ったので、〈小市民〉シリーズの第0巻に相当する事件です。結果として謎解きでは被害者を救うことにならず、場合によっては逆に傷つけてしまうことを思い知らされるという、小鳩君にとってとても苦い経験だったことが明かされます。だから能力をひけらかさない小市民をめざした。 ここで本シリーズの基盤がはっきり再確認されるのです。 一方、小鳩君轢き逃げ事件の方は、小鳩君はベッドから動けないし、小山内さんは何故か小鳩君と話ができないし、警察に任せるしかないかと思いきや、小山内さんの気付きを起点に二人の推理が進み、最後の最後での犯人との手に汗握る対決へ。 似て非なる二つの轢き逃げ事件を巡ってミステリーの醍醐味を味わわせての謎の解明とともに、小鳩君と小山内さんの生き方が選択され、〈小市民〉シリーズが完結します。高校生活お疲れ様。大学生活で二人がいっしょに何をするか、明るい日が差している気がしますが、それはまた別のお話、ってとこでしょう。 | ||||
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犯人は誰でしょう。 とても面白かった。 主人こうに感情移入して読むというところに仕掛けがあるとは。 よきです。 | ||||
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著者のシリーズの中ではこれが一番好きで(氷菓よりも)、続きが出るのを長らく待っていました。やっと届いてその厚みに喜び、一気読みです。この甘さとちくちく感の混ざり具合、このシリーズならではです。甘いパフェは苦手、というかほとんど食べたことないですが、こってりパフェを食べつつ青春時代の苦ーい思い出をいじりたくなりました。やりませんけど。 | ||||
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