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(短編集)
可燃物
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可燃物の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全50件 1~20 1/3ページ
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どの話も水準以上の出来。個人的には表題作が今ひとつだったかなと思うが。 | ||||
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現場と事件関係者の発言や行動から、主人公の班長独自の推理を巡らしていくストーリーが目新しいかな。菓子パンとカフェオレの食事にこだわる点が御愛嬌。群馬県らしさをあまり感じなかったが、作者はこの地に何を求めたかったのだろか、と思いました。 | ||||
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葛警部の鮮やかな推理で事件は驚きの解決へ。頭脳明晰でクールな葛警部の昼食は今日も菓子パンとカフェラテ。 | ||||
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短編集だが、主人公は同一人物。オーソドックスな推理もので地味な印象はあるが、ストーリーや文章に引っ掛かりが無くスッと話が入ってくる。ミステリー物として十分に楽しめる佳作であり、米澤穂信の腕の確かさを感じた。 | ||||
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評価通り面白かったです。 | ||||
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群馬県警の葛(かつら)が事件の謎を解く連作である。どの事件も意外な犯人というか真相が隠れていて、驚かされる。気に入ったのは「命の恩」。現実にはこんな恩返しはないと思うが、ある意味で人情を感じる。「ねむけ」も偶然が重なる事件なのでリアリティを感じにくいが、事実は小説より奇なりともいうので、実際にはこれくらいの偶然がリアルなのかもしれない。すらすらと一気読みでした。 | ||||
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とても良かった。 まどろっこしい文章表現がなく、サクサク読み進められるのが大変心地よい。 けどまあ、アレですね。 現実の事件なんて意外とこういうのが多かったりするのかなと思いました。 葛シリーズ他にないのかな?ハマってしまいました。 | ||||
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●このミステリーには有名な私立探偵も天才物理学者も登場しない。県警捜査一課の葛警部を主人公とする 本格警察小説である。大がかりなトリックも派手な立ち回りも犯人あての大仰なプレゼンもない。あらゆる 可能性を排除せず、事実と証拠をつなぎ合わせる地味な作業。これが現実社会の本来のシステムなのだろう。 主人公のキャラクターを極力抑えた論理的思考の描写はまさにサスペンスです。個人的には動的なダイナ ミックさや人物描写を抑制している点が好みに合わず、★4としました。 | ||||
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いつも綺麗でありがとうございます | ||||
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『黒牢城』が歴史小説でありながら安楽椅子探偵物の秀逸なバリエーションであったように、本書はリアルな警察小説でありながら葛警部という名探偵の怜悧な推理を描いた短編連作。 一見ありふれた事件の中の不可解な矛盾や違和感から葛が立てる様々な仮説を経て、明らかにされる驚きの結末。事件の構図が一瞬にして反転する快感とチェスタートンばりの奇想が堪能出来る。なるほど各種ミステリ・ランキング1位独占も納得。 | ||||
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気づくか、気づかないか、の二者択一です。気がつかないとなりませんから、気づいてあっと驚く内容を仕立ててあります。帯に「本格ミステリ ✕ 警察」とありました。本格、のくだり、正当な文句であると思います。 | ||||
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地味なストーリーだが,各小説にハッとする点を一つづつ入れ込んでいる。とても面白い。 | ||||
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ミステリ小説の主人公は、大抵その外見や性格、クセを詳細に描写されるものだ。 でもこの作品の主人公、葛警部はその逆を行く。 彼には何ら外見の描写がない。有りがちな家族や私生活の描写もほぼない。 周囲の部下や上司も、ストーリー展開上必要な部分を除いて名前すら語られず、名字と、尾行が上手い聞き込みが得意、と捜査における各々の役割だけが語られる。 事件自体も、まるで淡々とした警察調書のように状況が時系列に沿って語られ展開していく。スルッと喉を通る緑茶のような文体に促されて最後までサクサクと読み進められた。 枯山水の石庭のような、ごちゃごちゃした余計な装飾が一切ない世界観は、昨今の装飾過多な特殊ミステリに飽きた読者にはむしろアンチテーゼとして好感が持てるのではないか。 そこで提示されるミステリとしての謎自体も、奇想天外なトリックや舞台装置はなく、あくまでも現実的なものに限られる。 しかし、米澤穂信の用意したオチは、読者の考え得るトリックの数段外に構築されている。 リアルでストイック。 謎解きに自信がある人程、腕試ししたくなる作品だ。 | ||||
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警察小説、というジャンルのせいか情緒を廃し、報告書のように淡々と進んでいく雰囲気はあった。だからといって面白みがなかったわけではなく、すごく面白かった。過酷な勤務で疲労感は伝わるものの、笑いや愚痴のような情緒的な描写は少ない。一方で、上司の上の人がイエスマンを好みながら、同時に有能な人間をまわりに置きたいものだから葛を排除できない、とか、複雑な機微を感じさせる。どの話も面白かったんだけど、好みとしては最後のエピソードの、犯人がわかっていたようでいて、実は・・・というどんでん返しが印象深い。 推理のプロセスが丁寧で、何か見落としていることはないか、とか葛が気づく場面が描写されていたり、ミステリとしての楽しさも満喫させてくれたな。 | ||||
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読みやすくて面白いです。 シリーズ化されているなら、ほかの作品も読んでみたいと思いました。 | ||||
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ミステリー愛読者にとって十分読み応えがあります。謎解きの刑事ものです。一気読み間違いなしです。 | ||||
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葛(かつら)さんという刑事が主人公の連作短編集。本書のタイトルにもなっている「可燃物」を含む5つの佳編を堪能出来る。 どの話も面白いのだが、他方で余りに扱われる範囲が狭く、世界も小さい。果たしてこれが、令和5年の日本ミステリーベストワンに値する内容なのか、と疑問にも思う。 | ||||
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今野敏さんの隠蔽捜査シリーズの竜崎署長をもう少し現場よりにした様な話 短編で事件も変わるので、飽きさせずに読ませる感じです。 | ||||
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謎ときを考えると短編はどうしても謎が浅くなりがちだが、5篇ともそういう事を考えさせない骨太のミステリ。さすが、と言いたい。 | ||||
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群馬県南部地区って この季節は〝からっ風〟が吹いて 本来 〝ボヤ〟で済むものが 大火事になってしまったりする きっと 大野原は 今晩のように 風の強く吹く夜は 動けなかったのだろう・・・ なんて 想像する ミステリー小説には 臨場感 大切ですよね ちなみに 最近読んだ 『リバー』の舞台は 渡良瀬川 あれも良かった✨ | ||||
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