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(短編集)

可燃物



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【この小説が収録されている参考書籍】
可燃物

可燃物の評価: 6.75/10点 レビュー 4件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.75pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

可燃物の感想


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氣學師
S90TRJAH
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

可燃物の感想

5編の本格ミステリ。捜査資料として事件の概要を知り、追加の捜査や取り調べで得た情報から事件の構造がわかる警察小説を用いた本格ミステリでした。
率直な感想として、かなり丁寧な物語で細かい所まで気を使って描かれていると感じます。大きな派手さはなく、一発ネタの仕掛けで盛り上がるようなものでもないのですが、細かい手掛かりを元にちゃんと考えれば真相が見えてくる謎解きの面白さがある内容でした。
まぁ、、、個人的な好みの問題なのですが、地味かなと。キャラクターも事件もあまり印象に残らないというか、そういう風に描いているのでここは好みの問題です。なんというか丁寧で嫌な所がない上品な警察小説だなというのか個人的な感想でした。

egut
T4OQ1KM0
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

可燃物の感想

警察ミステリーの短編集。
作品は5作。全作品とも群馬県警捜査一課葛(カツラ)警部が事件を推理解決するお話。
扱う事件は、連続放火、人質立てこもり、交通事故など日常によくある事件・事故ばかり。
全作品通して、非常にドライで淡々と事件の概要・警部の推理が語られる。
読みどころは、事件の細部に見られるちょっとした違和感。この違和感の正体に迫る警部の緻密な推理であろう。
読むと「なるほど」と、納得させられる。

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マッチマッチ
L6YVSIUN
No.1:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

カフェオレと菓子パンしか食わない、鬼警部

2023年度の国内ミステリー3冠に輝いた、警察ミステリーの新シリーズ。雑誌掲載の5作品を収めた連作短編集である。
群馬県警本部捜査一課の葛警部は上司にはおもねず、部下に配慮することなく、真相解明のためには一切の妥協を排し組織に馴染まないのだが、かと言って日本の警察が守るべきルールを破ることはない。その卓越した能力には周囲も文句のつけようがなく、一たび捜査に入ると、わずかな違和感や疑問も軽視せず徹底的に考え抜く鬼刑事になり、まさに寝食を忘れて没頭する。何せ文中で口にするのはカフェオレと菓子パンだけなのだから・・・という主人公の設定が効果的。派手なトリックや過激な言動はなく、ただひたすら「なぜ?」を追求することで事件の背景、真相を暴いていくストーリーは、地味だが力強い吸引力を持っている。
日本の警察ミステリーのファンならきっと満足させる、一級品のエンタメ作品としてオススメする。

iisan
927253Y1

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