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(短編集)
ぼくのミステリな日常
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ぼくのミステリな日常の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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クールキャンデーに衝撃を受け、本作も読んでみたのですが、、、。 結論から言えばミステリとして傑作とは言えないと思った。良作ではあると思うけど。 一つひとつの短編もそんなに面白いと思えないし(というか恋愛ネタ多過ぎてワンパターンで飽きるしシラける)、登場人物のキャラも立っておらず感情移入出来ないし、最後の謎解きも「おおっそうだったのか!」というほどの驚きはなく、「あーなるほどねー」ぐらいな感じ。 何より出版当時27-8歳と著者はまだ若かったのにやたら文章がおばさん臭い。33年も前の作品だからだろという声も上がりそうですが、同時期に出版された女性作家の著作で、今読んでもまったく古さを感じさせない書き方をする人も少なからず知っているので、これはやはり作者のセンスの問題かと。出版当時は自分はまだ本作を読めるほどの年齢ではなかったけど、もし読めていても「何かおばん臭いな」と思っていたと思う。 でもミステリ部分にはきっとびっくりさせられただろうな。ここまで時が経った現代では、ミステリ初心者〜まあまあ読む、ぐらいの人にはよくても、ミステリ通の人にはお勧め出来るものじゃないです。もっと文章と謎に魅力があって最後に思わず「えっ!!!」と叫びそうになる、昂揚と驚きをくれるミステリは他にもいくらでもあるから。 でもクールキャンデーは読んだとき本当にラストでうおっとなったので、私的にはそちらの方がお勧めです。 少しネタバレの追記; ラストは5ch(旧2ch)の「ちょっと待ってくれこんな時間に誰か来たみたいだ」を思い出して不穏な終わり方なのについ噴き出してしまった。 | ||||
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社内報がミステリになるのかしら、と思っていたら多重構造になっていました。最後に謎を解いて終わりかと思いきやもう一捻り。 小説の主人公に愛着が湧いたのですが、続編はないようで残念です。 しかし、時代を感じました。活発な女性でも結婚したら料理を作って旦那さんを待つのが当然と思われていた時代なんですね。 | ||||
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ドラマ「ハムラアキラ」から葉村シリーズを読み若竹ファンに。その若竹さんのデビュー作。 練りに練った綿密な構想下、趣の違う作中作的12の短編が絡み合い、最後は一つの長編小説となる。とてつもない才能を持った(当時の)新人作家の野心作である。全ての謎は溶けてもすっきりしない読後感。当初よりイヤミス作家の素養あり。 個人的にはホラー色のある「消滅する希望」と「吉祥果夢」が印象に残ったが、短編1つ1つの完成度が、現在の作品に比べて当然ながら甘いので、厳しく小数点以下切り捨ての星3.5評価。 作品そのもの以上に作者の才能に度肝を抜かれた。 | ||||
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短編ひとつひとつも、鋭い描写で楽しめる。 それに、はじめはバラバラにみえた短編が 少しずつ繫がっていくのが面白い。 ・・・と思っていたら、最後でやられました。 こういう仕掛けだったのか?! 反則技のようにも思えたけど こんなミステリの形もいいな、と思いました。 デビュー作のせいか、文章が読みにくい箇所があるので 少し減点しました。 | ||||
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短編ひとつひとつも、鋭い描写で楽しめる。 それに、はじめはバラバラにみえた短編が 少しずつ繫がっていくのが面白い。 ・・・と思っていたら、最後でやられました。 こういう仕掛けだったのか?! 反則技のようにも思えたけど こんなミステリの形もいいな、と思いました。 デビュー作のせいか、文章が読みにくい箇所があるので 少し減点しました。 | ||||
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1991年の単行本の文庫化。 連作短篇という形だが、決まった探偵役はいない。突然、オカルトっぽい話が出てきたりして驚かされる。なんとなく不審に思いながら読み進めていくと、最後にドンデン返しが、という作品。 個々の事件のトリックも練られているし、まとまりのない話をまとめていく手腕もなかなか。デビュー作としては上々の出来だろう。 ただ、小説として読んだ場合、若竹七海を受け入れる人と肌が合わない人がはっきり出てしまう。私は残念ながら後者だった。世界観に居心地の悪さを感じてしまった。若竹七海の小説は奇妙な悪意のある世界なのだ。善なる世界のようでいて、もやもやとした不安が漂っている。難しい作家だ。 | ||||
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1991年の単行本の文庫化。 連作短篇という形だが、決まった探偵役はいない。突然、オカルトっぽい話が出てきたりして驚かされる。なんとなく不審に思いながら読み進めていくと、最後にドンデン返しが、という作品。 個々の事件のトリックも練られているし、まとまりのない話をまとめていく手腕もなかなか。デビュー作としては上々の出来だろう。 ただ、小説として読んだ場合、若竹七海を受け入れる人と肌が合わない人がはっきり出てしまう。私は残念ながら後者だった。世界観に居心地の悪さを感じてしまった。若竹七海の小説は奇妙な悪意のある世界なのだ。善なる世界のようでいて、もやもやとした不安が漂っている。難しい作家だ。 | ||||
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