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(中編集)
さえづちの眼
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さえづちの眼の評価:
| 書評･レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評･レビュー一覧です
※以下のAmazon書評･レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1～20 1/2ページ
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| このシリーズをまとめ読みしたがさえづちのの眼が一番印象に残った。ホラーの中に紛れた人情話かと思いほっこりしていたが騙された。 あの日の光は今もは微妙。辻村ゆかりが探偵役はつまらない。ゆかりの独りよがりの考察で話の結末が固定されるので不愉快まである。 | ||||
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| シリーズ初期の方が面白いがこれはこれで良い。 | ||||
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| この作者の作品は全て読んでいるが、今回はイマイチかな。と言うか「ぼぎわん」から新作が出る度に段々と詰まらなくなって行っている気がする。琴子、真琴、野崎などのレギュラーキャラは好きなんだけどね。 | ||||
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| 今作は怖さ控えめでしたね。山蛭がそんなに大事な役回りだとは思いませんでした。 | ||||
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| 推理小説のような現実的な謎解きがありつつ、理不尽で不条理な超常現象による終結は、ある程度予想していても、描写が怖くても、続きが気になって仕方がない。どちらかといえば好みの物語ではないが、惹きつけられた。 | ||||
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| 比嘉姉妹シリーズはすべて読んでいるのですが、この作品集は自分はまり好みではない。 この本に収録されている中編３編とも、かなり複雑な内容の小説で、どの中編も読後感としてはスッキリしない。何か肝心なものや出来事がわざと書かれておらず、しかも、不可思議な存在を一旦認めないものとして話が進行するが実はそうでもなかったというような部分もあったりして、トリッキーなホラー小説という感じがする。つまり、こわい小説か、といわれると、あまりこわくはない。 あと、誰の視点に立って書かれている文章なのかが、なかなかはっきりしないことが何度もあって、さらに名前と性別が一致していない部分もあったりで、読書時に戸惑う。文学的にわざとそうしているのはわかるのだが、必要以上に読みにくい。複雑な内容の作品だから、もう一度読んで理解を少しでも進めたい気持ちがあるのだが、もう一度読むのは面倒だなあ。 | ||||
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| 親と子との相剋（そうこく）、あるいは情愛を描いた中篇が三つ。『怪と幽』に初出掲載された「母と」「あの日の光は今も」の二篇と、本書に書き下ろされた表題作「さえづちの眼（まなこ）」を収めた一冊です。 最初の「母と」は、いまいちでした。ラストシーンの意味が、よく分からんかったです。 次の「あの日の光は今も」は、終盤に仕掛けられた〝ミステリー〟としての妙と、〝ホラー〟あるいは〝怪異〟としての妙の二段構えの種明かし構造に意表を突かれましたね。私は、〝ミステリー〟風味のからくり、その種（たね）のほうに、より惹かれたんだけど。 おしまいの「さえづちの眼（まなこ）」が、収録三篇のなかでは最も読みごたえがありました。 この話も、〝ミステリー〟としての種明かしのその上に〝ホラー（怪異）〟が君臨してる‥‥そんなふうに話が締めくくられます。〝ミステリー〟のからくりだけでも「あっ！」と意表を突かれたんだけど、その先にもう一段〝オチ〟が待っていたってところがね、おもろいなあ思いました。 | ||||
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| 澤村さんのファンです。とても読みやすかったです。あの人か〜という登場人物がおり、面白かったです。 | ||||
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| このシリーズか好きなのだが 特に一気に読んでしまった。 ネタバレしたくないので 内容には触れないが 相変わらずの面白さ。 | ||||
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| それは幼き者が欲する母性を逆しまに貪り永らえる妖怪か？敢えて南海高野線と記述するがその沿線の何処かの池には忘れられた“ぬし”が潜んでいるのだろうか？家に縛られた母の娘に託した願いは何故歪んだ結末に至ってしまったのだろうか？ここに比嘉姉妹とその関係者が登場する三つの物語がある。各々の場面で古来から日本人が恐れ敬った存在を示唆するような怪異が語られて、近代がその光明で追い払ったはずの神代の昔から変わらぬ恐怖が仄めかされている。現代にも存在するかもしれない未知と云う恐怖を描こうとしているかのようだ。 | ||||
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| 3編ともことごとくオチがつまらない 叙述トリックも、話の構造としてまったく必要がないのに、叙述トリックをやりたいがためにねじ込まれたような不自然さを強く感じた | ||||
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| 「比嘉姉妹シリーズ」初の中編集である。 中編3編を収めているが、表題作が抜群に面白い。「これぞ比嘉姉妹シリーズ！」という感じ。 やっぱり、このシリーズは比嘉琴子（第1作『ぼぎわんが、来る』の映画化『来る』では松たか子が演じた）が活躍するものがBESTだ。 裕福だがおどろおどろしい旧家と、蛇神の呪い――そんな土俗ホラーの骨格を持ちながら、21世紀的アレンジを加えたモダンホラーだ。民俗学的考察がよいアクセントになるのも、いつものこと。 凝った構成と意外な展開、そして比嘉琴子のどっしりと構えた迫力……このシリーズはこうでないといけない。 他2編のうち、「母と」は、琴子の妹・真琴と、その夫・野崎（『来る』の小松菜奈と岡田准一）が活躍する。モヤモヤ感があって、カタルシスが感じられない。 もう1編「あの日の光は今も」は、UFO話を絡めたホラーで、琴子も真琴も登場しない。2人の代わりに、シリーズ第2作『ずうのめ人形』の登場人物が謎解き役を務める。よくできてはいるが、イマイチだ。 ただ、Amazonのカスタマーレビューを見たら、私とは逆に「表題作がいちばんつまらない」と書いている人もおり、感じ方は人それぞれだなァと思う。 | ||||
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| ある話の亡くなった人物が現れる場面 ･･あるべからざる姿、声無き声で何か を訴えようとしている、とても恐ろしかった。肉親の死後、安らかであると 信じきっていたら尚更だろう 終盤グチャグチャッとなってしまった感情移入して読み進んでいた人物に "ある事"が起こってしまったから･･ ｢予言の島｣以降ナゼか続くトリック 新しい事をやってくれ意外だったし 推理小説では無いが、自分のベタな 先入観がひっくり返るのも面白い 今回は世界観に浸り｢･･もしや｣とゆう嫌な予感と想像力に引きずられて たどり着いた所トリックの伏線が邪魔をして読みづらくなってしまい残念 最後まで怖がらせて欲しかった | ||||
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| 読みやすくて適度にこわくて良かったです。 | ||||
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| 3話ありましたが、一番面白かったのは１話目かな、と。新興宗教的で叙述トリック満載なので誰目線かが目まぐるしく読みにくいという難点はありましたが、あらすじが面白く一気読みしました。ただ終わり方が唐突すぎて、まるで急にシャッターが閉められたような違和感が残りました。 2話目はシリーズ物に入れる必要があるのかどうか？という疑問が残り、3話目には一応、琴子は出てきますが出てくるのに意味があるのか？という点と内容がイマイチかな、、と。 最後も小林泰三氏の小説のラストに似ていて、んん？と思いました。 | ||||
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| 面白い☆所々で比嘉姉妹登場も嬉しい | ||||
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| まぁまぁ面白かった | ||||
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| 結論、どれも中途半端に感じてしまいました。 個人的ですが比嘉姉妹短編作品集のうち、あまり面白くない部類に入ってしまうかも。。。 なんというか、それぞれの話の流れや終わり方が気持ちよく腑に落ちなかったかなと。 3話目は特に突拍子もない感じがしました。 琴子さん、出てくる必要あるのかな？神様がでてくる推理小説のような読後感でした。 あと…澤村作品で出てきがちな叙述トリックが乱発しているようにも感じてやや食傷気味でした。 面白いポイントではあるんですけどね。またかあ…と思ってしまう。 過去作の澤村先生の短編は大好きです。 | ||||
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| ぼぎわんからの読者だけど、最近の澤村さんの作品は伏線が複雑化して、読み返さないと理解できなくなっていて、気軽に読むものではなくなってきたなぁと思った。私はファンだから読み返すのも苦ではないが。 そして肝心の三編に関しては、最初の「母と」が一番良かった。読み返して色々と伏線を丁寧に解消する中で、納得感もあったしラストもスッキリしていた。怖さももちろんあった。 ただ、表題作はいただけない。色々とツッコミどころがあるのは置いておいても、なぜ母は娘から憎まれるようになってしまったのかの真相は、さすがに母に同情してしまう。事故といっていい悲劇なのに、それで母を無限地獄に落とすのかと、こちらは唐突な理不尽さを感じてしまった。逃してくれた母親だぞ？？あとそんなに大切な子供なら一人でウロウロさせんじゃないよ！ 最後に、もちろんこれからもこのシリーズは読み続けるけど、話を複雑化させるならその分納得感か恐怖感もほしい！！ | ||||
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| 中編３本、どれも面白かったです。 親子の情、ことに母親は強いのだという事になりそうですが、表題作はそのうえで日本の神様の振り切れかたも取り上げていてさすがと思いました。 過去の作品から意外な人物が出たり、真琴がやっぱりボロボロになるお約束感もよかったです。 | ||||
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