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ソラリス
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ソラリスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全116件 101~116 6/6ページ
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取っ掛かりとして、映画版『コンタクト』との 比較でレヴューして見る。 『コンタクト』で最初に琴座のヴェガから、送られてきた 信号が、1から200までの素数。ジョディ・フォスターが 「数は『宇宙共通語』です。」と言うが、異議あり。 カール・セイガンの原作は、兎も角として、ソラリスの様に 1個体で1生物種をつくっている場合は、「代数」の概念が 必要ないだろう。但し、「超長物」や「対称物」をつくって見たり、 二重恒星系を巡る公転軌道を「計算」して、自分でコントロールして 仕舞っているので「純粋幾何学的な世界認識」で 「思考」しているのかも知れない。 考えて見れば、フラクタル理論のマンデルブロも幾何学者だ。 彼の本にブラックショールズ式に「対峙」する様な数式が無いのも 当然と言えば当然かも。マンデルブロも「ソラリス的」思考を していたと言っては、SF駄洒落の様なものか。 | ||||
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子供時代からSFは好きだった。 過去のSFを読み返してみると、流石に時代遅れと感じるものが結構ある。 日進月歩のサイエンス(科学)を題材にしたフィクションだからだろう・・・。 僕の中の優れたSFとは、普通の小説と同じく「人間を描いている」という事。 科学が進んだ、特異な状況下のほうがそのテーマを伝え易い、というときに生まれる 小説作品。それこそが優れたSFなのではないだろうか? 前置きが長くなりましたが、本書はその(人間を描くという)点で素晴らしい。 描いているのは科学技術そのものではなく、特異な状況下における人間心理 であるため、全く古さを感じさせない。 そして「想像を絶するもの」を描くと言う小説家の宿願(?)に挑戦した と言う意味でも素晴らしい作品。「想像を絶するもの」と対峙したとき、人間は どう感じるのか?どう行動するのか!?その問いに対するレム的回答がここにある。 その命題に興味のある方は必ず読むべし。 とにかく知的好奇心は刺激されるはず。ちょっとかったるい描写もあるが 付き合って損なし!! | ||||
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なんですかこの作者!天才ですか!人類が知的生命体と遭遇すると哲学的諸問題に直面するだろう・・・みたいなことをこの作者は言ってるんですけど全くもってその通りの内容の小説です。惑星ソラリスの数々の学説はもう鳥肌ものですよ。知的興奮とはまさにこの事かと・・・。んでもってハードSFの枠におさまらないこの人間ドラマ。もう文句無しに最高傑作ですよ。 | ||||
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いろいろな面から楽しめる傑作だと思います。ファーストコンタクトや恋愛といった面もありますが、F.K.ディックや「寄生獣」を読むときのようなスリルも味わえます。 | ||||
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この本を手に取る人は、おそらく早川文庫版も読んでいるはずなので、それを前提に話をすると、「コレクターでないなら別に買わなくてもいい」となる。 後書きだったにも、前訳から数十年経っているとか、省略なしの完訳だとかの理由が挙げられていたが、読んだ印象はそれほど違わない、と言うより早川文庫を読んだ当時の感動を再び感じることが出来た。そういう意味では、この作品をこれから読もうという人は、この本がいいのかもしれない。 読んでいて思ったのは、改訳の必要な作品というのは、『ソラリス』なんかじゃなく、岩波文庫の『モンテ・クリスト伯(厳窟王)』とかなんかじゃないだろうか。ちょっと読み返しても、作中の悪党どもが話す口調は、今時、舞台役者でも使わないような、昨今のテレビ時代劇ではまず聞くことが出来ないような代物なんですぜ旦那。 そんな事を考えながら、コレクターのためにハードカバー本にするには改訳&完訳ぐらいのサービスがあっていいのかなと思った。 内容は誰が訳しても素晴らしいし、装丁もよくできているので星は4つだ。 | ||||
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ソラリスの原形質の海は生きており、人の意識・記憶を読み取ってそれを実体化する。主人公にとって、それは昔自殺した恋人である。普通の恋愛小説と異なるのは、相手が自分の記憶の中の恋人であり、長年記憶の中で理想化プロセスを経た恋人である点だ。現実にはありえない理想的な「恋人」と惑星ソラリスで再会する。しかも、その「恋人」は過去の記憶は一切持っていない。それは、お互いがどれだけ近づいていっても永久に結ばれることのない切ないメタ恋愛である。この小説は、ソラリス研究史の部分などSFとしても十分楽しめるが、切ない恋愛小説として読んだほうが数倍面白いのではないかと思う。 | ||||
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30年近く前に読んだ名作。 当時ではこの作品、斬新かつ前衛的で、イメージが頭の中に溢れかえる新しいSFでしたが、今や堂々の古典作品であす。 地球に住む我々以外の命や知性を考えるとき、それまでのSFは地球に捕らわれた発想が主でしたが、作者は異なる存在を創造し、後々に大きな足跡を残したと私は思います。 最近公開されたジョージ・クルーニー主演の「ソラリス」は残念ながらレムの著書のテイストを充分には描くことができなかった。 やはり、読者一人一人が、活字を通じてソラリスへ旅する必要があると確信します。 私は、ソラリスを抜きにSFを語ることはできません。 | ||||
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小説にエンターテイメントを求める私のような読者にとって、スタニスワフ・レムは噴飯ものの作家である(笑)。最初に提示される謎が新しい謎を呼び…というエンターテイメントの王道のような手法を用いつつ、私のような読者が求めるような解決に至らないのだ。 それどころか、どんどん別の方向へ導かれてしまう!読み手としては「あれあれ?どこに行こうとしているんだ?」と…行き着く先、つまりエンディングの解釈は読み手にゆだねられている。ある種、非常に文学的だったりする。 しかし、それも心地よかったりもする。これもひとつのエンターテイメントなのだ。 | ||||
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異種知的生命体との接触を描いたSF小説、映画は数多くありますが、現実に人類がその場面に遭遇した場合、どのようなドラマが繰り広げられるのでしょう? 「ET」や「未知との遭遇」のような友好的な遭遇も、近年のハリウッド映画のような問答無用の交戦も、どちらもあまりに想像力が欠如していると思います。 本書に描かれたドラマは、もっとも現実的な予測ではないだろうかと思います。 | ||||
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結局のところ人間とはなんなんだろうか、人間を愛すると言うことはどういうことなんだろうか、この、とても読後感の苦(にが)い小説をよんでますます分からなくなることばかりだ。 レム自身はこの小説を「宇宙人と仲良くなるか、勝つか、負けるか、というアメリカのSF小説への問題提起」つまり宇宙には我々の既成概念を超える形での知性があるはず、との考えから執筆したとのことだが、そのことを超えて私には、我々は(宇宙に出て行くまでも無く)自分自身について、恋というものについて、「愛」について、なんにも分かっていないのではないか、と考えさせられた。 惑星ソラリスは主人公に、昔の恋人のレプリカを与え、しかし「彼女」は自分が「本当の彼女」ではないことに次第に気づき苦悩を深め!ていく。でも我々には「彼女」の主人公への想いは、まぎれもない「愛」だということが痛いほど分かるのだ。しかし「愛」ってなんなのか・・・? | ||||
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既に多くのレビューアが指摘している様に、レムの作品中で最高の出来であるばかりでなく、文学作品としてみても、史上最高の作品の一つ。 あなたが本を読む人であれば、読むべきです。 | ||||
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予告編を見ると「もしかして恋愛映画なのかしら」とちょっと不安なのです。 実は私は、この小説を最初に読んだ時にラブストーリーとして読んでいました。 「きみはどこからきたの?」「知らないわ、来て悪かったの?」 海が惑星の全体を覆っているソラリス。そこに突然現れたかつての恋人ハリー。確か彼女は10年前に・・・? しかしながら、この物語は哲学のSFとして読むこともできます。ファーストコンタクトを扱った作品でもあります。 とても難しいのです。わからない、なんだかよくわからないのです。 というわけで、ラブストーリーとして読んでしまうのも悪くはないと思いますよ。 | ||||
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この広大な宇宙のどこかには地球人のほかにも知的生命体がいるだろう、と告げる物語はほかにもたくさんありますが、この話はちょっとすごい。それは侵略してくるのでもなく、また積極的に友好関係をむすぼうというのでもなく、地球からやってくる人々にただふれていくのです。 主人公のケルビン青年が惑星ソラリスに赴任するところから、この不思議な物語がはじまります。ところが彼がソラリス・ステーションについてみると、先に着任しているはずの三人の研究者が見あたりません。ステーション自体もこころなしか荒廃した印象があります。まもなく姿をあらわした一人の研究者も酔ってでもいるのか、どことなく常軌を逸しているようです。 なにかがおかしい、と彼は思います。密閉されたステーション内なにが起こったのか。在るのはただ、すみれ色の靄におおわれて、もの憂げにのたうっているソラリスの海ばかり。これはまるでホラー仕立ての展開です。 読みすすむうち、ケルビン青年が出会う未知のものに、きっと読者も一緒になって目をみはることでしょう。 未知なるもの。 星の海にへ出て行った先で、わたしたちのうちのだれかは彼らに出会うかもしれません。勝つわけでもなく、負かされるわけでもなく、理解しあうわけでもなく、ただふれるというかたちで。 | ||||
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