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黒い海 船は突然、深海へ消えた
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黒い海 船は突然、深海へ消えたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全112件 21~40 2/6ページ
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この事実を追う姿には頭が下がります。ここまでするには大変なことばかり!その思いはどこからくるのか?伊澤さんの人間性がそうさせるのか?近年にない素晴らしい作品です❗️これからも作品を楽しみにしております。頑張ってください。伊澤さん教養、知識、バイタリティ、優しさ、思いやりはこの本でわかりました。書いてくださりありがとうございます。 | ||||
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消えない疑問への姿勢、丁寧で真実追及へのあくなき情熱… ジャーナリストの鏡とも言える行動と執筆に頭が下がる思いだ。 | ||||
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一人でも多くの人にこのことを知って欲しい。 この本を強くお勧めします‼️ 国による嘘報道は簡単に拡散、定着し、一方、 真実に辿り着くにはいくつもの壁がある。それが「民主主義国家」を謳うこの国の現状である。 | ||||
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著者の熱意ある取材と緻密な調査に感服する。 丹念に事実を調べて考察し積みあがており一級品の価値ある内容となっている。 対して、結論ありきで筋書きを無理やりに作り上げた事故調査報告書のいい加減さに閉口する。 事故調査過程の情報をすべて不開示とするような、隠ぺいする強い意思をもった組織からだされた調査報告書をどうして信用できるというのだろうか? 著者をはじめ、野崎社長やご遺族ならびに関係者のみなさんの憤りや無念さはいかばかりか。 海にかかわる方だけでなく、多くの方に読んで欲しい1冊です。 | ||||
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面白い、といえば語弊がありますが、腹立たしさをも感じながらあっといまによんでしまいました 123便事故の究明に似たいい作品です | ||||
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非常に読み進めやすい文章でした。女性であるがゆえに警戒感を緩めて話してくれたこともあろうかと思いますが、この粘り強い取材力には関心しました。国の姿勢にはどうしようもない無力感を抱きましたが、この著者のような気骨のあるジャーナリストが増えることを期待してやみません。 | ||||
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結局原因が何もわからず、消化不良。 | ||||
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読み始めは国が都合の悪いことを隠そうとする、最近では珍しくもない案件の一つかと思っていた。しかし次第にもっと恐ろしい事が背後で起きていると感じ始める。国の機関が仕事の体裁を整えるために現場で起きていることを無視して、事実を捻じ曲げてでも表面上は完成度の高い報告書を作成して幕引きを図ろうとしている。17名の犠牲者が出た海難事故にも関わらず、報告書の作成に関わった人は事故のことを覚えてすらいない。そこに明確な悪意は無いが、人格のないのっぺらぼうと対峙するような恐怖感がある。 さらに読み進めると、潜水艦が絡んでいることが濃厚に感じられてくるが、日本だけでなく他の国でも、軍事的な機密に関して明白な証拠を突きつけられない限りしらばっくれるという事情がわかってくる。 事故から随分と経ったが、当事者はその後震災でも大きな被害を受け、今は原発の処理水放出を受け、ずっと翻弄され続けている。未だに闘いは終わっていない。 この本を書くために筆者が取材に費した労力が大変なことは想像に難くないが、情報開示を求めより真実に近づくための努力は現在進行形で続けられている。当事者と筆者の姿勢がわずかながら希望の光と感じる。この本を読む機会があったことに感謝したい。 | ||||
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現役の航海士です。 海難を扱った作品ということで購入しました。 まず最初に船舶に対する知識が全体的に付け焼き刃な感が否めません。 船舶のプロではなく、ジャーナリストが書いた著書ということなので、ある程度のことは仕方ないのかと思いますが、排水トン数と総トン数の違いを理解していないなど致命的な間違いが多々ありました。 加えて、全体的に文章が回りくどいです。 船の専門家向けに書いている本ではないので仕方のない事かと思いますが、専門用語の解説を文章の繋がりを切るように書いているので、読んでいて一々足止めされる感じがありストレスでした。専門用語を分かりやすくしたいがために、全体の文章としての完成度は低いと言わざるを得ません。 こういったノンフィクションのドキュメンタリー調の名著である墜落遺体という本を読んだ後なので一層そう感じます。 また作者の「ここはこうなるはずだ」という主観が度々登場しますが、先ほども書いたように知識が付け焼き刃なのでプロから言わせると説得力に欠けます。 一般の方向けの著書としては優秀なのかもしれませんが、プロが見るにはお粗末で読みにくい本でした。 | ||||
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最初は良いが、半分過ぎたらまったくつまらい‼️ | ||||
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若いノンフィクションの書き手が現れたのかと思ったが期待外れだった。 まず文章がいただけない。直前に沢木耕太郎「凍」を読んだせいか、文章に艶がない。 次に構成が良くない。沢木ならもっとスリリングに書くだろう。自分でももっと面白く書くことができそうだ。 さらに調査報道というが徹底的な調査はなされていないように思われる。清水潔のように警察機関も手が出せなかった闇をあばき出すことはできていない。 筆者の想定する原因は潜水艦衝突そんなことは最初の何ページ分かる自分はタイトルだけで想像できた。深く追及できているのか、この闇を暴き出せたのなら画期的だと思い読んだのだが、やはり期待し過ぎだったようだ。潜水艦の衝突。そんなことは最初の何ページかで想像がつく。自分はタイトルで想像できた。 真相究明できてない現状で書籍化する必然性はあったのだろうか。 この程度の作品が大宅壮一ノンフィクション賞を受賞したという現状に寂しさを禁じ得なかった。 | ||||
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断片的に散らばったままの事実と記憶を丁寧に拾い集め、全体像を浮かび上がらせていく。その作業を必要とするものは、おそらく無限にある。(同書より) 荒波による海難事故と思いきや世界の恐ろしい闇に突き進んでいく一級サスペンスで読み止めれませんでした。また今、海洋放出で矢面にたつ福島魚連の野崎会長のルポでもあり福島に生きる人たちの話でもありました。市井の人々の目線から真実を地道に追求していく著者の姿勢に揺さぶられつつ役人のなめきった態度にも怒りを覚えました(しょこたん乗せられるなら潜水調査しろ!)。 まだ取材継続中とのことで続編を期待します。 | ||||
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沢山の潜水艦浮上時の事故があると思う | ||||
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緻密な取材で不可解な事故の謎を追いかけていく本作は、ミステリーのような読後感があった。 不都合な真実を暴いていく書きっぷりは、まさに正統派ノンフィクションの傑作と言える。大宅賞を受賞したのもうなずける。 | ||||
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大変興味深く拝読しました、最後の結論が不明瞭なのは著者がそこまで追求出来ないのか、やっても追及 させてくれない公の妨害があるのかな?ともおもいたくなりますね! | ||||
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他の方のレビューコメントにあるように用語の使い方には誤りがあるようですが、著者が真相を解明したいという執念が感じられました ただ、大宅壮一賞を受賞したということからすれば正しい用語を用いて欲しかったと思います また、単純な決めつけはしたく無いと繰返し記載していますが、そのきらいが感じられるのは著者の力量のせいかもしれません 本筋ではありませんが、書籍版のP55等のマスコミの取材対応は社会部記者にありがちな自分が社会正義のような傲慢な対応について記述されている点はマスコミ関係者には真剣に受け止めてもらいたいと思います 難点はいくつかありますが、著者の執念を評価して5つ⭐︎としました | ||||
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大変迅速丁寧な対応で受け取りした商品にも満足しています、また機会があればよろしくお願いします | ||||
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「氷海からの生還」(長尾三郎)1987を思い出した。長尾(1987)は、昭和60年4月20日「第71日東丸」の不可解な沈没事故を追ったノンフィクションだ。第71日東丸の沈没が、「黒い海」で描かれた「第58寿和丸」の沈没とよく似ている。長尾(1987)は、「第71日東丸」の沈没の原因を、赤いクジラ(ソ連の原子力潜水艦)との衝突説を有力としている。「黒い海」で「第58寿和丸」の沈没の原因をアメリカの原子力潜水艦との衝突説を有力としているのは、自然だと思う。 | ||||
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海難事故を起こした場合の日本の調査の問題点が示されている部分は良く書けているし、読み応えが有る。 ただ、福島県発の処理水に関する部分になってくると怪しくなってくる。 前半部分の海難事故に関する部分は、論理的に書かれていて関心しながら読み進めていけるが、後半に処理水の話しが出てくると怪しくなってくる。明らかに関係が無い、福島原発の処理水と水俣病をからめてくる程度の知能しか無い人が前半部分を書いたとは信じられない。別人が書いたのかな? 処理水以外の部分は星5つで素晴らしい。 | ||||
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最初に断っておくと、著者の結論である「急速潜航した潜水艦による衝突説」は非常に納得がいきます。 論理的で、過去の事故事例も挙げ、元潜水艦乗りの論考も詳細に記載してあり、結論はこれとしか思えません。 ただしこの本の構成はなんなのだろう? 第10章「潜水艦の男」で初めて「急速潜航説」が具体的に取り上げられるが、それまでは非常に情緒的な内容の繰り返しが目に付きます。 生存者の苦悩、家族、遺族の悲しみ、社長の悪戦苦闘がくどいくらいに何度も語られます。 筆者がこの事件で非常に感情的になっている事がわかります。 また、脱出時に大変苦労した生存者の証言もくどいくらいに語られます。 このくだりは本当に何度も語られて、読みながらちょっとイラっとさせられました。 著者は感情を排して、論理的に、突拍子もない説をひとつひとつ潰して潜水艦衝突説にたどり着いたといっていますが、これは大いに疑問です。 自身でははっきりとした時期は述べていませんが、きちんと読み込むと、取材初期から海事関係者に聞き込みを行っている事がわかります。 つまり、著者は最初から潜水艦衝突説だと当て込んで取材を開始したのではないか。 舟底破壊説と、それを裏付ける生存者の証言をくどいくらいに念押ししたのは、それを隠したいからではないのか。 潜水艦衝突説に至る展開にはだいぶ疑問が残ります。 著者は船底破壊は①三角波②クジラの衝突③潜水艦衝突の3つが考えらえるが、①でも②でもないから③なのだといいます。 ①については納得します。 しかし、②については「動いている船にはクジラは近づかない」と”船舶の”専門家が言ったからあり得ない、として③説にたどり着いています。 …いやいやいや?北九州では10年以上前から何度も話題に上がっていましたよ? 現在でもグーグルで検索すると、事故よりも前の2006年の記事がヒットしますよ? ならばエンジンをかけた船でもクジラが衝突する可能性があるのでは? また、パラ泊時はエンジンを停止させていたのは、著者が序盤で述べていました。 漁船の船底は非常に薄いとも著者が述べていますから、ならばクジラが破壊できる可能性があるんじゃないの?と思わされるのですが。これらの点については考察らしい考察を行わず、わずか数行程度で「専門家が無いって言ったから無い!」と断言したのは驚かされました。 ジャーナリストなら、船の専門家とともにクジラの専門家にも裏付けをとるべきで、その上で潜水艦衝突説へと移行してほしかった。 なお潜水艦と民間船の衝突も非常に数が多いことに驚愕されていましたが、水上航行中の潜水艦の例も事故に含めるのはいかがなものでしょう。 これも、一部はクジラとの衝突は混じっていないのかな?と思ってしまいました。 なお、福島原発の処理水問題を一貫して「汚染水」と言い続けている事も気になります。 化学的には安全で、各国より数分の一の濃度でしかないとされている処理水を「汚染水」と呼び続けるのは疑問です。 言葉で勝負するジャーナリストとしては、非常に乱暴さを感じます。 「汚染水」の放出に反対している組合長は、船主その人であり、ここでも著者の感情が筆に現れている様に思えます。 結局、この本は著者が最初から潜水艦衝突説と決めてかかって書き始めたのではないでしょうか。 ならば最初からそう書けばいいものを、いかにも論理的に最後の最後に残った説を採用した、というこの本の構成は、所詮は読者を楽しませるためのものでしかありません。 潜水艦衝突説は非常に得心のいく説明でしたからよかったのですが、エンターテイメントとしてではなく、ノンフィクションとしてこの本を記して欲しかった。 誰かを罰するための日本の裁判・運輸安全委員会と、事実を明らかにする事が目的のNTSBを一緒くたに扱っている点など、ノンフィクションとしては甚だ疑問が残り、他にもツッコミ所は多々あります。 が、【読み物】としては非常に読みごたえがあり、時間を忘れさせてくれました。 まぁ個人的には”これがノンフィクション大賞ぉ???”と思っていますが。 40年以上前に書かれた柳田邦男氏の「マッハの恐怖」のほうがよほどノンフィクションとして秀逸です。 | ||||
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