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黒い海 船は突然、深海へ消えた



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【この小説が収録されている参考書籍】
黒い海 船は突然、深海へ消えた

黒い海 船は突然、深海へ消えたの評価: 4.43/5点 レビュー 112件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.43pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(3pt)

今はまだ評価できない

ジャーナリズムの賞を受賞したと聞いて、読了しました。「潜水艦と衝突して船は沈没した」という説を主張するには、やはり根拠となる証拠やデータがまだ乏しいのでは。これからの取材で今後、潜水艦説を裏づける当時の関係者の証言や記録が取れればいいのだけど。現時点ではまだ推測の域を出ていないのに潜水艦説をこんな強く押し出していいのか・陰謀論にもつながりかねないのではと、もやもやが残る読後感でした。筆者の方の根気強い取材はすごいと思う一方、今はまだ評価をさだめられない一冊かと思います。この本にジャーナリズムの賞を与えてしまうのもどうなのだろうと、レビュー欄を開いてみると、絶賛のコメントが多く記されているのを見て、そこももやもやしました笑。この不完全燃焼感を記しておきたいと思い、コメントさせていただきました。
黒い海 船は突然、深海へ消えたAmazon書評・レビュー:黒い海 船は突然、深海へ消えたより
4065304954
No.5:
(3pt)

運輸安全委員会の問題点がよく分かるが、処理水に関する部分は余計

海難事故を起こした場合の日本の調査の問題点が示されている部分は良く書けているし、読み応えが有る。
ただ、福島県発の処理水に関する部分になってくると怪しくなってくる。
前半部分の海難事故に関する部分は、論理的に書かれていて関心しながら読み進めていけるが、後半に処理水の話しが出てくると怪しくなってくる。明らかに関係が無い、福島原発の処理水と水俣病をからめてくる程度の知能しか無い人が前半部分を書いたとは信じられない。別人が書いたのかな?
処理水以外の部分は星5つで素晴らしい。
黒い海 船は突然、深海へ消えたAmazon書評・レビュー:黒い海 船は突然、深海へ消えたより
4065304954
No.4:
(3pt)

読み物としては満点。ノンフィクションとしては50点くらい。

最初に断っておくと、著者の結論である「急速潜航した潜水艦による衝突説」は非常に納得がいきます。
論理的で、過去の事故事例も挙げ、元潜水艦乗りの論考も詳細に記載してあり、結論はこれとしか思えません。

ただしこの本の構成はなんなのだろう?
第10章「潜水艦の男」で初めて「急速潜航説」が具体的に取り上げられるが、それまでは非常に情緒的な内容の繰り返しが目に付きます。
生存者の苦悩、家族、遺族の悲しみ、社長の悪戦苦闘がくどいくらいに何度も語られます。
筆者がこの事件で非常に感情的になっている事がわかります。
また、脱出時に大変苦労した生存者の証言もくどいくらいに語られます。
このくだりは本当に何度も語られて、読みながらちょっとイラっとさせられました。

著者は感情を排して、論理的に、突拍子もない説をひとつひとつ潰して潜水艦衝突説にたどり着いたといっていますが、これは大いに疑問です。
自身でははっきりとした時期は述べていませんが、きちんと読み込むと、取材初期から海事関係者に聞き込みを行っている事がわかります。
つまり、著者は最初から潜水艦衝突説だと当て込んで取材を開始したのではないか。
舟底破壊説と、それを裏付ける生存者の証言をくどいくらいに念押ししたのは、それを隠したいからではないのか。

潜水艦衝突説に至る展開にはだいぶ疑問が残ります。
著者は船底破壊は①三角波②クジラの衝突③潜水艦衝突の3つが考えらえるが、①でも②でもないから③なのだといいます。
①については納得します。
しかし、②については「動いている船にはクジラは近づかない」と”船舶の”専門家が言ったからあり得ない、として③説にたどり着いています。
…いやいやいや?北九州では10年以上前から何度も話題に上がっていましたよ?
現在でもグーグルで検索すると、事故よりも前の2006年の記事がヒットしますよ?
ならばエンジンをかけた船でもクジラが衝突する可能性があるのでは?
また、パラ泊時はエンジンを停止させていたのは、著者が序盤で述べていました。
漁船の船底は非常に薄いとも著者が述べていますから、ならばクジラが破壊できる可能性があるんじゃないの?と思わされるのですが。これらの点については考察らしい考察を行わず、わずか数行程度で「専門家が無いって言ったから無い!」と断言したのは驚かされました。
ジャーナリストなら、船の専門家とともにクジラの専門家にも裏付けをとるべきで、その上で潜水艦衝突説へと移行してほしかった。
なお潜水艦と民間船の衝突も非常に数が多いことに驚愕されていましたが、水上航行中の潜水艦の例も事故に含めるのはいかがなものでしょう。
これも、一部はクジラとの衝突は混じっていないのかな?と思ってしまいました。

なお、福島原発の処理水問題を一貫して「汚染水」と言い続けている事も気になります。
化学的には安全で、各国より数分の一の濃度でしかないとされている処理水を「汚染水」と呼び続けるのは疑問です。
言葉で勝負するジャーナリストとしては、非常に乱暴さを感じます。
「汚染水」の放出に反対している組合長は、船主その人であり、ここでも著者の感情が筆に現れている様に思えます。

結局、この本は著者が最初から潜水艦衝突説と決めてかかって書き始めたのではないでしょうか。
ならば最初からそう書けばいいものを、いかにも論理的に最後の最後に残った説を採用した、というこの本の構成は、所詮は読者を楽しませるためのものでしかありません。
潜水艦衝突説は非常に得心のいく説明でしたからよかったのですが、エンターテイメントとしてではなく、ノンフィクションとしてこの本を記して欲しかった。
誰かを罰するための日本の裁判・運輸安全委員会と、事実を明らかにする事が目的のNTSBを一緒くたに扱っている点など、ノンフィクションとしては甚だ疑問が残り、他にもツッコミ所は多々あります。
が、【読み物】としては非常に読みごたえがあり、時間を忘れさせてくれました。

まぁ個人的には”これがノンフィクション大賞ぉ???”と思っていますが。
40年以上前に書かれた柳田邦男氏の「マッハの恐怖」のほうがよほどノンフィクションとして秀逸です。
黒い海 船は突然、深海へ消えたAmazon書評・レビュー:黒い海 船は突然、深海へ消えたより
4065304954
No.3:
(3pt)

やっぱり

ここまでが限界か。御巣鷹山墜落を暴いた類書とは見劣りがする。
黒い海 船は突然、深海へ消えたAmazon書評・レビュー:黒い海 船は突然、深海へ消えたより
4065304954
No.2:
(3pt)

現時点で推定される考えの深掘りが欲しい

知られてない海難事件で、一流出版社からの立派な装丁の本なので手に取った。本を開けて、一見して字が大きく、情報の稠密さが足りないと感じたが購入した。
関係者への熱心な取材には感心した。
しかし取材した事実の落とし込み、説明がもっと欲しい。取材に応じてくれた人は、もっと情報をくれたと思う。
著者独自の推定原因の深掘り、展開も物足りない。取材が進めば、隠密行動が真骨頂の潜水艦は開示は期待できないことはすぐわかる。であれば開示情報からの組み立て、推論も欲しかった。ここは努力不足、もしくは取材方向の間違い。
取り扱ってる事案は技術的なことが多く、もっと図、写真などもあっていいと思った。
取材日記の域を出てないような感じ読後した。情熱ある著者なので今後の著作には期待は持てる。
黒い海 船は突然、深海へ消えたAmazon書評・レビュー:黒い海 船は突然、深海へ消えたより
4065304954
No.1:
(3pt)

The item was good as described by the seller.

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4065304954

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