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女王陛下のユリシーズ号
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女王陛下のユリシーズ号の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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古典の有名作ですが、今読んでもユニークで面白かったです。が、同ジャンルの作品はいまだに無いのはわかる。好きな人も同形作は作りたくないと思われる独特な作風ですね。 冒険小説の人気フォーマットからは完全に外れた展開です。嫌がる男性も多いのでは。私も・・。後書きで訳者は吉村昭『戦艦武蔵』と対比していましたが。 第二次世界大戦下の切迫したUK。極寒の北極海での過酷な任務を続ける、最新鋭の巡洋艦で艦隊旗艦ユリシーズ号。同盟のソ連への物資補給の船団護衛の北極海での最後の任務が下る。乗員の心身の限界をとうに超えた状態。待ち受けるドイツの大軍。ユリシーズ号含む輸送艦隊はどうなるのか? | ||||
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大人気をとった劇画「沈黙の艦隊」はその連載中、ある作家(評論家だったか)に「面白い。だけど人間が出てこない」と評されたが、この「女王陛下のユリシーズ号」に出てくるのはひたすら「人間(ただし男ばかり)」である。ユリシーズには「沈黙の艦隊」のやまと艦長のような超人的天才は乗っていない。司令官も艦長も判断ミスを連発する「人間」である。そこが共感と臨場感を生む。古典的なエンタメ群像劇なので、昨今の群像劇にありがちな人物造形が定形的になりすぎているきらいもない。ラストの「凄まじい戦場現場と静かな中央最高指揮部とのコントラスト」などはちょっと定形的な気もするが・・。ユリシーズが猛攻をうけながらなかなか沈まないのはちょっと「宇宙戦艦ヤマト」っぽいかな・・。訳注がひとつ間違っている。ティルピッツが転覆座礁したのはアルタ・フィヨルドではなくトロムソである。 | ||||
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日本人には馴染みの薄い、バレンツ海、北極海、ノール岬、アルタフィヨルド、ムルマンスク等をネットで調べ冒頭にある地図を確認しながら英国対ドイツの戦いを画として想像し読み進んだ。 32隻の船団は補給物資を積んでロシアを目指すが過酷な環境と状況の中、辿り着いたのは最終的に5隻… 激甚な天候と酷寒、絶えず求められる緊張による疲労と衰弱、雲間から現れる爆撃機と姿の見えないUボートの波状攻撃。本土からの援軍は皆無で僚艦は一隻一隻やられ脱落してゆく。 詳細な乗員一人一人の個性よりも敵襲による轟沈、炎上、痛々しいまでの戦艦内部の破壊と損傷、俯瞰とクローズアップの両方で描写されている死屍累々の唯々悪くなって行く状況を延々と読まされると言う印象が強い。 長く苦しいこういった文章でこの作家が何を言いたかったのかは大変良く伝わって来る。ヒーローの存在もご都合主義の展開も無い。生還者が幕僚達にユリシーズの最後を報告する場面にも救いは得られず重く垂れこめたような雰囲気だけが残る。 | ||||
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むかしむかし子供の頃に漫画見て以来、もう一度見たいと忘れる事がありませんでした。 今回原作を見つけて読んでみた訳ですが、前半のまわりくどさにはいささか閉口したものの、 後半の臨場感溢れる戦闘シーンになると、子供の頃に味わった時の感動、悲しさがよみがえってきます。 買って良かったと思います。 | ||||
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面白い.しかし、が付く.極寒での戦い?だが、非常に解りづらかった.私にはこういう小説は苦手である.翻訳も、やや硬いように思われた. | ||||
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