荒鷲の要塞



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初公開日(参考)1968年01月
分類

長編小説

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荒鷲の要塞 (ハヤカワ文庫 NV 162)

1977年11月30日 荒鷲の要塞 (ハヤカワ文庫 NV 162)

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書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

荒鷲の要塞の総合評価:8.43/10点レビュー 7件。Cランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

あの名作からの脱却

作戦チームの中に裏切者、いやもしくはナチのスパイがいる!疑心暗鬼の中、極寒の地での救出作戦は続いていく。

難攻不落の要塞への進入行と云えばやはり『ナヴァロンの要塞』を思い起こさずにはいられないだろう。再びマクリーンが極寒の地にある要塞を舞台にした物語は拉致されたアメリカ高官の救出劇。

作者も『ナヴァロンの要塞』との区別をつけるために色んな特色を出している。
まず物語の目的は『ナヴァロンの要塞』が巨大な砲台の破壊だったのに対し、本書は上に書いたような救出劇であり、しかも『ナヴァロンの要塞』が男ばかりのチームだったのに対し、本書は女性のメンバーも加えていることが目新しい。

さらに吹雪の中でケーブルカーの屋根に捕まって要塞に潜入したり、また同様に敵と戦かったり、さらにはバスで豪快に脱出したりとまあ、何とも映画化を意識した作りになっている。

さてそんな物語はとにかく瀕死の状況で頑なに愚直なまでに任務を遂行していく『ナヴァロンの要塞』のようなストイックさもあるのだが、それらは寧ろ色を潜めており、スミス少佐の謎めいた思惑が秘められたまま、進行する。

後期のマクリーン作品は評論家によればスパイ・冒険小説と謎解きの融合が特徴であるらしく、唐突に物語が始まり、主人公の意図、目的が示されないまま、進行し、中盤以降でようやく主人公の意図が見えてくるという趣向もまたミステリの様式を汲んだものとして捉えられるが、今まで書いてきたように、個人的には成功しているように思えず、手放しで評価できなかった。

しかし本書の前に読んだ『北極基地/潜航作戦』は特にその色合いが濃く、前半は極寒の地での潜入劇、後半は潜水艦内で起きる連続殺人の犯人を突き止めるという本格ミステリのテイストが盛り込まれていた。

本書はその流れに沿うような形で、極寒の山頂に聳え立つ難攻不落の要塞への潜入劇とその任務の中で起きる仲間の不審死の謎と構造は全く以て同じと云っていいだろう。

もはや第2期に差し掛かったと云えるマクリーン作品のそれぞれを一つのエンタテインメント作品としてまっさらな心で読むように心掛けていきたい。


▼以下、ネタバレ感想

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Tetchy
WHOKS60S
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

荒鷲の要塞の感想

本作は読者を楽しませるためのどんでん返しで最後まで楽しく読めます。映画にもなった有名作品ですが、アクションは控えめなほうだと思います。
absintheは、本書より先に映像作品を見てしまったので結末は知っていました……がそれでも興味の大半が失われるようなことは無かったです。
要塞からの脱出もハラハラの連続で最後まで飽きがこない作品です。

タイプとしてはabsintheの大好きなタイプの作品ですが、absintheは主人公がストーリーを引っ張っていく話が好きで、ストーリーが登場人物を引っ張りまわす話ではありません。本作は残念ながら後者に感じられました。
主人公の意図があまりに読者に隠されていると、主人公を応援するのが難しくなってしまいます。

absinthe
BZLMTCHK
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5:
(5pt)

最高でした。

映画も良かったですが、二転三転の展開、本も最高でした。 現在、廃盤になっているのが残念。 復刻を願います。
荒鷲の要塞 (ハヤカワ文庫 NV 162)Amazon書評・レビュー:荒鷲の要塞 (ハヤカワ文庫 NV 162)より
4150401624
No.4:
(5pt)

虚々実々のマクリーン節が炸裂

個人的には、ナヴァロンやユリシーズより好きかも知れない。
映画化脚本とほぼ同時にノベライズ化もされたようで、映画版とほぼ同じストーリー。
マクリーン物は当初、お色気不足と批判されたので、作者本人も意図的に 007 を
意識し、ボンドガールならぬ、マクリーンガール(笑)を2人も登場させてます。
さらにはこの女性2人が、W主役の英国スミス少佐、米国シェーファー中尉にあてがわれる
設定なのがほのぼのして、いい感じです。女性の描き方はメルヘンチックで、宮崎駿みたい。
どんでん返しのプロットの連続は、もしかすると現代コメディでマネされたかもと
思います。 日本ならクドカンとか三谷幸喜とか。
アクションはあるにはありますが、007 そっくりで付け足し風なので、推理小説だと
思った方がよいかもです。
荒鷲の要塞 (ハヤカワ文庫 NV 162)Amazon書評・レビュー:荒鷲の要塞 (ハヤカワ文庫 NV 162)より
4150401624
No.3:
(4pt)

アイデアの詰まった冒険小説

A.マクリーンの代表作と言って良い冒険小説の傑作。映画化もされた。"荒鷲の要塞"と呼ばれるドイツ軍の基地。そこに連合軍側の数名の精鋭部隊が乗り込む。イギリス兵が主力なのだが、何故かアメリカ人が一人。部隊が要塞の山の麓に降り立ったと思ったら、すぐさま犠牲者が...。
勿論、冒険小説としても出来が良いのだが、到る所で読者に謎を仕掛け、サスペンスと謎の両方で読者を引っ張る手腕が見事。冒険小説の中に巧みな謎を織り込んだアイデア一杯の傑作。
荒鷲の要塞 (ハヤカワ文庫 NV 162)Amazon書評・レビュー:荒鷲の要塞 (ハヤカワ文庫 NV 162)より
4150401624
No.2:
(4pt)

アイデアの詰まった冒険小説

A.マクリーンの代表作と言って良い冒険小説の傑作。映画化もされた。"荒鷲の要塞"と呼ばれるドイツ軍の基地。そこに連合軍側の数名の精鋭部隊が乗り込む。イギリス兵が主力なのだが、何故かアメリカ人が一人。部隊が要塞の山の麓に降り立ったと思ったら、すぐさま犠牲者が...。

勿論、冒険小説としても出来が良いのだが、到る所で読者に謎を仕掛け、サスペンスと謎の両方で読者を引っ張る手腕が見事。冒険小説の中に巧みな謎を織り込んだアイデア一杯の傑作。
荒鷲の要塞 (1977年) (ハヤカワ文庫―NV)Amazon書評・レビュー:荒鷲の要塞 (1977年) (ハヤカワ文庫―NV)より
B000J8SBRW
No.1:
(5pt)

興奮がぎっしり詰まった一冊

「私が読んだ最高の冒険小説」と映画化された時主人公を演じたリチャード・バートンが言ったそうだが、その通りであろう。これは幾重にもしくまれたどんでん返しと、映画を見るよりもはらはらするスリリングな描写を徹底的に楽しめるように書かれている。女性が登場するようになって、「ナヴァロンの要塞」に見られた重厚さがなくなったきらいはあるが、その点はストーリー展開の面白さが十分カヴァーしている。読み終わって本当にに面白かったといえる一冊。
荒鷲の要塞 (ハヤカワ文庫 NV 162)Amazon書評・レビュー:荒鷲の要塞 (ハヤカワ文庫 NV 162)より
4150401624



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