北極基地/潜航作戦



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初公開日(参考)1973年01月
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長編小説

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北極基地潜航作戦 (1973年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)

1973年01月01日 北極基地潜航作戦 (1973年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)

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北極基地/潜航作戦の総合評価:8.25/10点レビュー 4件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

こんなマクリーンを待っていた!

極寒の地での冒険小説はもはやマクリーンお得意のシチュエーションであり、最も彼の筆致が生きる題材と云えよう。
本書は突然消息を絶った北極の気象観測基地の作業員たちを救うべく、アメリカ最新鋭の原子力潜水艦で極寒の地に赴くという、これぞマクリーン!とも云うべき作品だ。

しかし本書はそれに加え、ゼブラを、ドルフィン号を襲う謎の魔の手がいる。つまり本書には犯人捜しと云う謎解き興味も盛り込まれているのだ。

まずは過酷な状況下で不可能とされる任務を遂行しようとする主人公カーペンターと彼の協力者である潜水艦の乗組員の苦闘はいつもながら心胆寒からしめる迫真性に満ちており、10作目になってもマクリーンのアイデアは尽きることがない。

氷原の氷を切り刻み、針のように尖らせ、渦を巻いて荒れ狂う氷嵐は保護ゴーグルをしていながらもゴーグル自体を傷だらけにし、視界を奪っていく。そしてそれら氷の針は冷たい麻酔薬のように人間の体温を奪い、肌の感覚を麻痺させる。
そんな視界ゼロの世界で頼りとなる磁気コンパスは最北の地ではぐるぐると回るだけで正確な方位を指し示すことがない。そして瞬く間に全て凍てつかせる氷点下の世界では双眼鏡を使えば、目の周りに皮が剥けて痛々しい血の眼鏡をかたどらせる。

かといって当時の先端技術の粋を集めた最新鋭の原子力潜水艦も安息の場ではない。分厚い氷山の下を航行する間に火災が起これば、換気が出来ず、たちまち煙と一酸化炭素に包み込まれた漆黒の地獄と化す。

そんな死線上を彷徨うかの如き状況の中で泰然自若として常に冷静さを失わない艦長のスワンソン。彼の信奉者である副長のハンセンにザブリンスキーにローリングズの巨躯でお人よしのコンビがカーペンターを支える。

とこのように我々が想像できない世界で目の当たりにする最悪のケースをマクリーンは実に見事に物語に溶け込ませ、それらの危難に立ち向かう乗組員と主人公を極限状態の中でも諦めることの知らない漢たちの姿を読者の心に刻み込んでいくのだ。

極限状態の中にあって、一歩間違えば死の状況に幾度も遭い、満身創痍の状態になりながら軽口を叩いて、眼前の危難を乗り越えていく。
さらには本書には連続殺人を犯す犯人探しの興趣さえも盛り込まれている。
繰り返しになるが、本書は私が期待していた「これぞ、マクリーン!」と快哉を挙げたくなる作品だ。


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Tetchy
WHOKS60S
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No.3:
(4pt)

Ice Station Zebra and the real Arctic secret war.

The model of Ice Station Zebra existed, in early 60's at Arctic Icean.
USAF used first typ spy sattellites.
And their ice station was a wireless relay point of them.
Some time their spy photo capusule had a trouble ,and it wad landed at Arctic island Novaya Zemrya .
It was a territoy of Soviet and Noraway.
USAF acted top secret mission to get this capusule.
When this mission was classified ,military journalism applaused to Alistaire.
北極基地潜航作戦 (ハヤカワ文庫 NV 327)Amazon書評・レビュー:北極基地潜航作戦 (ハヤカワ文庫 NV 327)より
4150403279
No.2:
(5pt)

今度は読書だ

DVDを購入し観たので、今度はさらに原書というより邦訳版を読破しようと。
なんせ、この原作(翻訳版)が、映画の[北極の基地 潜航大作戦]のモトネタなのだから。
まだ、100ページほど読んだ段階なのだが、確かに映画の脚本とは大幅に異なる場面も。
即ち、映画化とはいかに面白く観客に観せるのかと。

映画の脚本からノベライズ化したならば、映画の内容と一致しているだろうが、
原作はアクマでも原作であって、映画とかTVドラマの脚本なんかじゃないと。
その点を理解出来なかったら..そりゃダメだろうと。

これまた、余談になってしまうが、007シリーズの『ムーンレイカー』なんか、完全なベツの内容
だったんだから。
なんせ、イアン・フレミングの原作版と脚本版の二種類の本になっていたりするんだから
北極基地潜航作戦 (ハヤカワ文庫 NV 327)Amazon書評・レビュー:北極基地潜航作戦 (ハヤカワ文庫 NV 327)より
4150403279
No.1:
(4pt)

謎とサスペンスが横溢する海洋冒険サスペンスの粋

20年前に読んだ本書の再読。ストーリーはすっかり忘れていたが・・・
 英国の北極気象観測基地ゼブラに大火災が発生。前半はその救出活動に立ちはだかる北極圏の厳戒な自然環境に立ち向かう主人公達、後半は続発する不可解な事故、そして殺人。謎説きの妙が発揮される。
最後の7、80ページは一気に読ませてもらった。
 問題は前半部分の北極圏の厳戒な自然描写でマクリーンならばもっと真に迫るような迫真の描写の数々を
期待してしまうが、それが少々希薄だったのが少々残念な気がする。それがあれば星★★★★★付けてのいいと思うほどの他の面では出来ではあったが・・・・しかし後半部分の謎解きはとても面白かったと思う。
北極基地潜航作戦 (ハヤカワ文庫 NV 327)Amazon書評・レビュー:北極基地潜航作戦 (ハヤカワ文庫 NV 327)より
4150403279



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