孤独の海



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初公開日(参考)1987年02月
分類

長編小説

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孤独の海 (ハヤカワ文庫NV)

1992年12月01日 孤独の海 (ハヤカワ文庫NV)

数多くの傑作を世に送り出し、冒険小説の王者と称されたマクリーン。彼の唯一の短篇集である本書は、『女王陛下のユリシーズ号』を生み出すきっかけとなった記念すべき処女短篇「ディリーズ号」や、ドイツ海軍の誇る巨艦が撃沈されるまでの数日間を克明に再現した「戦艦ビスマルクの最期」、軽妙なショート・ショート「金時計」など、さまざまな角度から海と人間のドラマを描いた珠玉の14篇を収録。冒険小説ファン必読。(「BOOK」データベースより)




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孤独の海の総合評価:8.00/10点レビュー 1件。-ランク


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No.1:
(4pt)

作家マクリーンの原点

アリステア・マクリーンの「女王陛下のユリシーズ号」は、冒険小説人気投票ではオールタイムベストワンに選出される傑作である。そのデビュー作であり代表作である「女王陛下のユリシーズ号」の前に書かれた短編にして、ある意味、以降のマクリーンの要素の原型が見られる短編「ディリーズ号」が本書には収録されている。
マクリーンはほとんど初めてであるこの短編で、以降のスタイルの原型をわずか数ペー ジながら見事に描き切っている。 マクリーンの作品の特色と言うと、自己犠牲という要素が不可欠かもしれない。自らの苦しみをかえりみることなく、あえて苦難に挑むこと事に屈しない男達のドラマである。
そして、マクリーンは常に読者を裏切ろうとする。それは凡百の作家が行う小細工ではなく、堂々たるプロットの転換によって行われる。
なぜこの人物は、こんな事をしたのか?なぜ、こんな状況に至り、こうした結果を出したのか?物語とは、それを知らせる手段に過ぎない。しかし、世の中にはそれを失った物語が あふれている。
「ディリーズ号」は、ヒネりがあるというだけの短編ではない。たった数ページのこの短編にはドラマがあり、人間の生き様が描かれている。老人の苦悩は手に取るようであり、この先の人生や、子供達との関わりを想像するだけで胸が詰まる。
マクリーンは少なくとも最初から「小説で何を語るべきか?」がわかっていたのである。
文章を読み進め、ドラマを知るという面白さを、真の意味で味わわせてくれる短編は、私にとって、この「ディリーズ号」である。
孤独の海 (ハヤカワ文庫NV)Amazon書評・レビュー:孤独の海 (ハヤカワ文庫NV)より
4150406804



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