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動く標的
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【この小説が収録されている参考書籍】
動く標的の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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私立探偵リュウ・アーチャー初登場作品。 失踪した石油王の捜査を夫人から依頼されたアーチャー。やがて石油王から、誘拐され身代金が必要な旨の手紙が届く…。 主人公のストイックさとアクションはハードボイルドだが、探偵としてのうっかり、ぽっかりさには違和感大。シリーズを読み続けると、アーチャーのファンになるのだろうか(「さむけ」は傑作!)。半世紀以上の作品で、家族の崩壊というテーマは現代でもアリ。登場人物たちか何がしか病んでいるのも今風だろう。ただし、事件の結末はあっさり目で、記憶にとどめ難くはある。 なお、本作品は、ポール・ニューマン主演で映画化されている。 | ||||
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リュー・アーチャー物の第1作目である。 本格的なハードボイルド推理小説である。 主人公リュー・アーチャーの一人称で語られていく物語は、全編にクールかつリアリイティに溢れており、ハードボイルドのお手本のような小説である。 本作の話の展開としては、金持ちの男が誘拐されるところから始まり、物語の前半は少しゆっくり気味であるが、一人目の殺人事件が発生する後半からスピーディーな展開を見せ、一気に最後まで読み進めさせられてしまった。 クライマックスのくだりは、少し平凡であったが、まずまずのエンディングであった。 総括としては、ハードボイルド推理小説の良作といえる出来であると思う。 | ||||
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シリーズ第1作だからか後の作品と比べると数段劣る。アーチャーがまだ若く血気盛んでやられてばかりで弱いんです。後の必殺質問人ぶりはまだありません。作中「・・・戦争の中で育ち、戦争で大人になった男の・・・」とありますが戦勝国でもいろいろあるんだなぁと妙な感心をしました。戦争は勝って大変、負けて大変、絶対にしてはいけません。 | ||||
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ロスマクのリュー・アーチャーシリーズは『象牙色の嘲笑』と『さむけ』の2冊だけ既読ですがを本書はさすがにアーチャー初登場作品だけあってかなり生真面目で硬質な印象が強く残りました。とにかく文章が若々しかったですね。といってもストーリーはシンプルどころかちょっと複雑で終盤にかなり意外な展開が待ち受けています。ちょっと凝りすぎの様相も(^▽^)/ それからナイスだったのはアーチャーのユーモアセンスあふれるセリフで(田口先生の翻訳の功績も大でしょう)切れ切れにさえわたっていて痛快でした。結局トータルで評価するとまずまずというところでしょうか。今後のアーチャーシリーズの新訳がどんどん出てくることを期待します。 | ||||
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